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残業なし、ノルマなし。飲食店の「常識」に挑む佰食屋が考える「本当の豊かさ」とは

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残業なし、ノルマなし。飲食店の「常識」に挑む佰食屋が考える「本当の豊かさ」とは
Image: Mugendai(無限大)

どんなに売れても100食限定。従業員の残業なし。飲食業界の常識を覆す経営方針で、話題を集めているお店があります。その名も「佰食屋」。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)に、今メディアに引っ張りだこの経営者、中村朱美さんが登場していました。前例のない飲食店は、一体どのようにして生まれたのでしょうか。

お客様より「従業員ファースト」。働く人も幸せな環境に

国産牛ステーキ丼専門店として、京都に店を構える佰食屋。100食限定というユニークさだけでなく、その美味しさも評判となり、すぐに行列ができる人気店に。今では「すき焼き専科」「肉寿司専科」「佰食屋1/2」と店舗を拡大し、順調な成長をみせています。

佰食屋の特徴は何といっても「どんなに売れても100食限定」という点。お店で提供されるのはランチ100食のみのため、従業員の残業はなく、全員夕方には帰宅できるという労働環境を実現しています。

この「ホワイト」さが話題を集め、中村さんは「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019 最優秀賞」を受賞するなど、今最も注目される経営者の一人です。

残業なし。ノルマなし。飲食店の「常識」に挑む佰食屋が考える「本当の豊かさ」とは
Image: Mugendai(無限大)

そんなユニークな経営を可能にしたのが、ずばり「従業員ファースト」という考え方。「食べることが大好き」と語る中村さんは、客はおいしい食事をして幸せになるのに、労働者の環境が良くない飲食業界に違和感を覚えいたそう。自分が組織をつくるなら、従業員が働きやすく、モチベーションを上げやすい環境をつくるべきだと感じたといいます。

他にも、「早く売れば早く帰れる」というモチベーションが働くこと、売上を伸ばし続けなければというプレッシャーから解放されることなど、100食限定によって得られる効果は多くあるそうです。

開業のきっかけは不妊治療。収入半分でも変わった「豊かさ」の基準

元々会社員であった中村さんが佰食屋を開業したきっかけは、結婚後2年以上続けていたという不妊治療でした。残業や、朝から夜中までの出張など、肉体的な負担やストレスが不妊の原因ではないかと感じたからだといいます。

ちょうど「定年退職したらお店をやりたい」という夢を持っていた夫と共に、一念発起。「どうせやるなら自分達が納得する職場をつくろう」と考え、1年後にうまくいかなければやめるという前提で、開業したそうです。

残業なし。ノルマなし。飲食店の「常識」に挑む佰食屋が考える「本当の豊かさ」とは
Image: Mugendai(無限大)

佰食屋のユニークな経営方針には、中村さんが思う「人生の豊かさ」の基準があります。実際、世帯収入は以前の約半分になったそうですが、2人の子どもたちを含む家族全員で夕食を食べられる今の方が「絶対に幸せ」だと断言し、以下のように語っています。

「自分の時間を自分の意思で使うことができること」が豊かさだと思います。自己決定権にもつながりますが、家に花を飾りたい、子どもと時間を過ごしたい、ベッドのシーツをこまめに変えたいなど、何気ない日常をちゃんと過ごせる。そういうことができるのが私にとっての豊かさです。

残業なし。ノルマなし。飲食店の「常識」に挑む佰食屋が考える「本当の豊かさ」とは
Image: Mugendai(無限大)

飲食業界の常識に対し、「私にとっての当たり前」という考えで挑む中村さん。他にも、佰食屋のもう一つの大きな特徴であるフードロスゼロ、および「減収増益を目指す」というこれまたユニークな経営方針については、Mugendai(無限大)より続きをお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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