連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

今日のライフハックツール

ソリッドなデザイン×移動時のストレスが軽減。SONY 「WF1000X M3」レビュー【今日のライフハックツール】

  • カテゴリー:
  • TOOL
ソリッドなデザイン×移動時のストレスが軽減。SONY 「WF1000X M3」レビュー【今日のライフハックツール】
Photo: 中上翠

最新の完全ワイヤレス&ノイキャンイヤホンとして7月の発売以降、品薄状態が続いているSONYの「WF1000XM3」。他のワイヤレスイヤホンなどの発売も続く中、圧倒的な人気を博しています。

私は8月初旬に購入したのですが、約1ヶ月使用してみて、今まで使ってきたイヤホンとの違いがはっきりとしてきました。「WF1000XM3」の良い点や、気になる点などについてレビューしていきます。

音質の良さを支える性能の素晴らしさ

_1270239
Photo: 中上翠

これまでいくつかのワイヤレスイヤホンをiPhoneで使ってきましたが、音質については正直あまりこだわり無く選んできました。ワイヤードのイヤホンと比べて音質面ではアドバンテージのあるワイヤレスイヤホンに音質は求められないと考えていたからです。しかし、WF1000XM3を使うようになって、音質も気にするようになりました。

「WF1000XM3」では、SONY純正のアプリが用意され、諸々の設定をすることで、自分好みの音質にすることができます。今まで、サードパーティーのイコライジングアプリを使用したこともありましたが、純正を用意しているあたり「こだわって音を聴いて欲しい」というSONYからのメッセージを感じます。

中でも、「WF1000XM3」の音質の良さを支えているのは、mp3程度の圧縮音源であっても、ハイレゾ相当の音質へとアップスケーリングしてくれるDSEE HX(Digital Sound Enhancement Engine)です。

2013年以降、SONYのウォークマンやXperiaに搭載されてきた機能ですが、今回初めてワイヤレスイヤホン本体に搭載されました。これほど小型の筐体にそのような機能が搭載されていることに驚かされますが、SONY以外のiPhone等でもDSEE HXを利用できるようになったのは大きな進化です。

純正アプリによってDSEE HXのオンオフを切り替えるのですが、実際にオンにして使ってみて、その差を感じることができました。

「WF1000XM3」の前に使用していたBeats by Dr. Dre「Beats X」は、やや重低音が強めの音質で、比較的私の好みの音でした。前述したように、私は音質についてはあまりこだわりなく音楽を聴いてきたのですが、DSEE HXをオンにして、Beats Xのように、やや低音のイコライジングを強めにしてみると差が歴然。

無理矢理ブーストされたような重さでなく、繊細さを保ったまま厚みを増さされているような感覚を受けました。音の解像度が高さがあってこそ、イコライジングも活きてくるのでしょう。

大音量ストレスからの解放。最高のノイズキャンセリング性能

_1270245
Photo: 中上翠

私のイヤホンの使用環境は、移動時(電車内、歩行時)、カフェ等での作業時がメインです。

特に電車内でイヤホンを使用する時は、ガタンゴトンといった走行音や、車内放送などで聴こえづらくなるので、音量をかなり大きめにしていました。

20代前半までは、大きな音をズシンと感じる心地よさのようなものもありましたが、最近は健康やマナーを考えるようになり、聴力への影響や音漏れの心配などもあって、ややストレスを感じていました。

「WF1000XM3」のノイズキャンセル機能はこれらのストレスから解放してくれます

ノイズキャンセリング機能は、外音をどの程度取り込むか(外音コントロール)で、その効き方を設定できるようになっているのですが、私は外音取り込み量を「0」にしています。これでも、耳以外から届く音は感じてしまいますが、ノイズキャンセル機能が無い状態と比べると天と地ほどの差があります。

これによって、音楽を聴く時の音量は約半分にしても、聞き取ることができるようになりました。また、当然音量が小さくなった分、音漏れの心配もなくなりました。外出時に音楽を楽しむ時のストレスから完全に解放され、安心して楽しむことができます。

また、電車の乗り換えで歩く際にはアクティブサウンドコントロールの機能によって、外音を取り込んで安全面を担保してくれます。行動の状況を加速度センサーが把握するのに、3〜5秒程度は時間がかかりますが、自分で音量調整をする手間がかからないので便利です。

その他にも、スタジオでバンド練習を行う時に利用することがあります。練習中に様々な楽器の鳴るスタジオ内で、ちょっとだけ練習音源を聴きたい時でも、ノイズキャンセリングが効いて充分に音を聞き取れました。音量こそ上げねばなりませんが、スタジオの重い扉を開けて外に出ることなく聴き取れるのは、バンドマンにとってはとてもありがたいです。

男女問わずに所有欲を満たすデザイン

_1270243
Photo: 中上翠

前機種の「WF1000X」では、そのノイキャン性能やバッテリー持続時間など性能面に対するネガティブなレビューが多く見受けられるのですが、私が購入に至らなかった理由のひとつは、その筐体デザインでした。ややテカリのある仕上げや色味、クリアパーツの使用などトータルで見て質感が高いとは言いがたい部分がありました。

今回の「WF1000XM3」では、質感が大きく向上。私が選んだブラックのカラーリングは、見た目通りに伝えると「ブラック×ゴールド」です。

イヤホンのSONYのロゴ部分と、ケースの蓋の部分のみがゴールドになっており高級感を感じさせてくれます。また、イヤホンからは物理ボタンを排除し、タッチセンサーによる操作に変更されました。

前機種よりも角や平面の感じられるデザインになったことと、タッチセンサー部分を除いて表面がマットな仕上げとなったことで、ソリッドな雰囲気が感じられます。

ケースの雰囲気は、まるでコスメのようです。

_1270204
Photo: 中上翠

女性がバックから取り出しても、イヤホンケースと気付かれないかもしれません。蓋の開閉時の「パタン」という音も気持ちよく響きます。

つい持って出掛けたくなってしまう。男女を問わず、所有欲を満たそうという、デザインへのこだわりが感じさせてくれます。

今後のアップデートにも期待

_8030021
Photo: 中上翠

正直充分なくらい満足感はあるのですが、気になる点もいくつかありました。

1つ目は、外音コントロールを使用している時のアナウンスです。

止まっている時、歩行時、走行時、乗り物での移動時と外音量の切り替えが行われる度に、アナウンスが流れ、音量が下がってしまうのが気になりました。外音取り込み量の変化はアナウンスが無くても感じ取れるので、ユーザーによってアナウンス有無の変更ができると、途切れることなく音楽を楽しめそうです。

2つ目は、音質優先時の音の途切れです。

音質モードとして、「音質優先モード」と「接続優先モード」があります。せっかくいい音で聴けるイヤホンなのでと「音質優先モード」で使用すると、渋谷、新宿など都内の人の多いところで使用する際に、途切れてしまうことがしばしばありました。

これはBeatsXの時には体験したことがなかったのですが、音質的に上がっているのであれば比較対象とは言えないでしょう。「接続優先モード」で使っても、音質はさほど変わらない気もしたのですが、最高のクオリティでもでも途切れないようにアップデートしてくれればと思います。

他にも耳元での音声認識は、外で電話として使用するにはやや厳しいことや、イヤーチップのフィット感向上などにも期待したいところですが、代替手段があるのでここでは割愛します。

音質もデザインも。現時点でのノイキャンイヤホンの最高峰

_1270241
Photo: 中上翠

使ってみて分かったのは、現時点で最高の性能を持った一番小さいイヤホンだということ。

デザインも含めて「全部入り」と言っても過言ではないかもしれません。

私のように「ちょっとだけ試してみよう」と購入したら最後。あなたもきっと気付けば「WF1000XM3」が手放せなくなってしまうはず。ちなみにご購入はソニーストア(税抜2万5880円)がオススメです。

最大5年間の保証と、イヤホンが片耳だけ紛失しても5000円で再購入できる保証などが付けられるので、安心して使用できますよ。

あわせて読みたい

スーツケースとの併用にも対応した、出張族必見の多機能バックパック【今日のライフハックツール】

かつてのMacBookの感覚を。USB Type-Cの充電器をマグネット式にするガジェット【今日のライフハックツール】

ToDoリストにも。常に視界に入るトラックパッド横に、メモスペースを作り出すパッド型メモ【今日のライフハックツール】

Source: SONY

gami

swiper-button-prev
swiper-button-next