元Google幹部が開発! ザ・ミニマルなスマホ「Project Gem」の特徴・機能すべて
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先日、近日リリース予定のスマートフォン「Project Gem」がようやく公式に発表されました。
元Google幹部のAndy Rubin氏によって設立されたEssential社の最新作です。
その見た目はこれまでのスマートフォンとは一線を画しており、Essential社が一風変わったスマートフォンを開発している、という古くからある噂を裏付けるものとなりました。
公式発表された写真と、それ以前からあるリーク情報を見れば、Project Gemが、昨今のスマートフォンとは際立って異なるビジュアルデザインを採用していることがわかります。
リーク情報や噂によると、外見だけでなく、ユーザーエクスペリエンスも他製品とはかなり違っている模様。
現在のところ、Project Gemについてわかっていることは次の通り。
フォームファクタ
Project Gem(商標出願ではGem)が私たちの前に公式に姿を表したのは、Essential社の公式Twitterアカウントと、CEOのAndy Rubin氏のツイートによってでした。
最初に目に付くのは、Gemのユニークなフォームファクタです。スマートフォンというよりは、テレビやストリーミングボックスのリモコンみたいな形をしています。
新しいデザインを目指したスマートフォンは他にもありますが、Gemがここ最近で最も斬新なデザインであることは間違いありません。
Gemのもう1つの特徴は、表面に施されたメタリックカラーです。見る角度によって色が美しく移り変わります。
GEM Colorshift material pic.twitter.com/QJStoiDleH
— Andy Rubin (@Arubin) October 8, 2019
また、公表された写真を見ると、ボリュームコントロールボタンと、背面にある指紋センサー(XDAはここでGemのオンボード音声アシスタントを呼び出せると予想している)も確認できます。
また同じく背面には、少し盛り上がった形のリアカメラレンズも見られます。画面の左上隅には自撮り用カメラがあるように見えますが、今のところカメラの詳細仕様は未公開となっています。
仕様といえば、GemがクアルコムのミッドレンジSnapdragon 730チップセットを搭載していると考える人たちもいますが、まだ公式な発表はありません。
ユーザーインターフェース

また、同社がツイートした写真では、ユニークなカード型のUIを垣間見ることができます。画面上で複数のアプリやウィジェットが同時に開かれているように見えます。
もっとも、最終プロダクトが今回披露された写真の通りになるとは限りませんが、Gemの一風変わったフォームファクタとユニークなUIを見ると、さまざまな疑問を抱かずにはいられません。
とくに、Gemの画面とは異なったアスペクト比でデザインされたアプリをどのように処理するのか興味がつのります。
音声コントロールとAIアシスタント
XDA DevelopersとBloombergのレポートによると、Gemは他のどのスマートフォンよりもAIアシスタントに注力しているそうです。
Essential社の設計理念は、スマホ中毒を抑制するデバイスを開発することであり、同社の前作となるスマートフォン「PH-1」も、同じようなミニマリストの精神で設計されています。
こうした点を考慮すると、Gemも本質的な部分にフォーカスし、余計なものを削ぎ落としたスマートフォンになると予想されます。
おそらく音声コントロールと音声入力に大きな重点が置かれるものと思われますが、これはあくまで私の憶測にすぎません。
発売日や価格は?
Project Gemがついに公式発表されたとはいえ、発売日や、価格、最終的なカラーオプションについてはまだ明らかにされていません。
Essential社は近日中に詳しい情報を公開するとしていますが、それがいつのことかはわかりません。
Gemの仕様やユーザーエクスペリエンスに関する噂を信じるなら、Project Gemも前作のPH-1と同じように、ミドルレンジの価格帯になると思われます。
とはいえ、繰り返しになりますが、これはあくまでこれまでにわかった情報にもとづいた私の精一杯の推理にすぎません。
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Image: Essential/Twitter
Source: Essential, Twitter, XDA, XDA Developers, Bloomberg
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之