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思春期や反抗期の子どもを持つ親がすべきこと・してはいけないこと

思春期や反抗期の子どもを持つ親がすべきこと・してはいけないこと
Photo: Shutterstock

良し悪しは別として、10代の子どもはどこか気難しいところがあります。

概して不機嫌で口答えもしますし、親の存在自体をうっとうしく思っているのでしょう。

もちろん、常にそうとは限りませんが、子どもが10代の間はぎくしゃくした親子関係になることがあります。でも、それは必ずしも子どものせいではありません。

子どもと家族を専門に扱う心理学者のBarbara Greenbergさんは、むしろ親の方が10代の子どもとの関係を損なう原因をつくっていることがあると説明しています。

親は、ある面では頑張り過ぎる一方で、努力が足りない面もあるようです。

若者ぶった行動を取らない

10代の子どもとの関係を損なう原因となってしまう最も恥ずかしい行為の1つは、若者ぶった振る舞いをすることです。

そうした振る舞いはいろいろあるのですが、以下にいくつか具体例をあげます。

  • 子どもと同じような服装をしたり、不適切な身なりをする
  • 若者言葉を使う(わざわざ若者の間で流行っている言葉を勉強して使おうとするのはやめましょう)
  • 子どもの友人や学校でのできごとについて子どもと一緒に噂話をする
  • 子どもの友人が家に遊びに来ているときに、子どもが好きな音楽を大音量で流したり、その曲に合わせて踊ったりする

また、Greenbergさんは次のようにも話しています。

親は、子どもにも子どもの友人にも好かれたいと思っています。

しかし、若者の真似をして若者ぶった振る舞いをしても、その願いはかないません

子どもは親が友人のように振る舞うことを望んでいないどころか、そんなことをされると、むしろ不愉快になります。

親は親らしく振る舞って欲しいと思っているからです。

子どもが打ち明けた秘密を守る

10代の子どもが何かを打ち明けてきたら、親はそれを自分の胸にしまっておかなければなりません。

娘が悩んでいる姿が可愛くてたまらないと思ったとしても、電話で自分の妹や親友にその話をするのは避けましょう。娘にとって大切なことを、親であるあなたが軽んじているように聞こえてしまいます。

そうした行為は本当に信頼を損ないます。

子どもは、自分はそこまで重要ではないのだと感じたり、大人が子どもの抱えている秘密をおもしろがっているように感じてしまいます。

(Greenbergさん)

もう1つ別の例をあげましょう。たとえば、娘が母親に初潮が来たことや、学校で起こった恥ずかしいこと、友人とのもめ事について打ち明けたとします。

そんなときは、親に対する子どもの信頼を真剣に受け止めて、誰かに危害が及ばない限りは、秘密を守りましょう。

子どもの友人と比較しない

親が子どもの友人と比較してしまうことについて、Greenbergさんはこう話します。

親は、常に子どもを子どもの友人と比較しています。

そんなときの常とう句は“どうしてもっと○○できないの”です。

“あなたのお友達はお母さんにとっても優しいのに”“お友だちは良い成績を取っているのに”。

親はたいてい学校の成績のことで比較しています。

どうして友人と同じようにできないのかと子どもに尋ねても、それで子どものモチベーションが魔法のように上がることもなければ、家で子どもの勉強量が増えたり態度が変わることもありません。

Greenbergさんによると、そんなことを言われた子どもは、「何でそんなことを言うんだろう」と思い、その友人に敵対心を抱き競争相手として見るようになるだけだそう。

友人と比較するよりもむしろ、子どもの長所を褒めることに専念しましょう

話を中断せずに耳を傾ける

親は子どもにたくさんアドバイスをしたいと思っています。親にも若者だった時代があるので、10代である子どもがこれからどんな体験をするかを理解しているからです。

でも、スマホがまだ存在していない時代の若者と今の若者では、状況が全く異なります

ですから、親が子どもの話を中断しても、子どもは親の言うことをよく聞くようになるわけではありません。むしろ、親を追い払うでしょう。

子どもに親の言うことを聞かせようとするより、親が子どもの話をよく聞く方が大切です。子どもは、自分の言葉や気持ちを親が大事に思っていると感じたいのです。

ですから、親が子どもの話を中断してしまうと、「子どもの話は聞くに値しないと思っている」という実際とは真逆のメッセージを送ることになります。

それから、子どもの話を聞くときは、感情を表に出さないように気をつけた方が良いとGreenbergさんは言います。

子どもが親にどう接するかで親の機嫌が左右されることがわかると、親子関係を損なう可能性があります。

親が子どもの話を寛大な心で聞けない印象を子どもに与えると、子どもは心を開いて話をしないでしょう。

親にとっては実際に行なうのは難しいことですが、重要なことです。

(Greenbergさん)

小さいことで口うるさくしない

子どもの服装に関して、着ていいものといけないものの線引きをするのはもちろん必要なことです。

でも、なるべくなら、ワードローブやヘアスタイルの類は放っておきましょう。

子どもが全然似合わない服装をしていても、「髪を後ろに流して顔を出した方がずっと見栄えが良くなるのに」と思っても、それは黙っていましょう。

それ以上に重要なのは、親子関係のクオリティです。何よりも、それを大事にしてください。

“そのパンツ、パツパツ過ぎるよ”などと言う前に、本当にそれを言う必要があるのか、それを言うことで親子関係が良くなるのか考えてみましょう。

(Greenbergさん)

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Photo: Shutterstock

Source: Dr. Barbara Greenberg

Meghan Moravcik Walbert – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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