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兄弟間にも「いじめ」は存在する!? その見分け方と対処法7つ

兄弟間にも「いじめ」は存在する!? その見分け方と対処法7つ

兄弟姉妹とは、喧嘩(ケンカ)をするもの。

長時間のドライブではお互いをののしり合い、ドアがあればわれ先にと通り、テレビのチャンネルをめぐって格闘する。

子どもが複数いる家庭では、そんな光景はあたりまえ。もはや、バックグラウンドノイズのようになっていることでしょう。

でも、それが本格的ないじめに発展してしまったら…。親である私たちは、その違いを見逃してはいけません。

喧嘩といじめの違い

きょうだい間の争いは、ある程度は避けられません。

だって彼らは、空間を、両親を、ペットを、おもちゃを、そして電子機器をシェアしているのですから。

生活の中で互いにぶつかることは、ある意味では普通で、想定内といえるでしょう。

でも、故意に相手を傷つけたり恥をかかせたりするようなら、それは「喧嘩」の域を越えています。すぐに「いじめ」と認識し、介入が必要です。

Very Well Familyの記事では、喧嘩といじめの違いをこう解説しています。

きょうだい間の「いじめ」を見つけるために、『いじめの3要素』を知っておきましょう。

いじめの3要素とは、力の不均衡意図的行為反復行動です。つまり、中傷、侮辱、脅迫、暴力、その他何らかのいじめ行為を定期的に繰り返しているなら、それはきょうだいいじめといえます。

物理的ないじめだけでなく、無慈悲な侮辱や中傷といった心理的・感情的ないじめもあります。

どちらのいじめも、学校だけでなく、きょうだい間でも起こりうるのです。

実際、米国で実施された「National Survey of Children's Exposure to Violence」によると、きょうだい間のいじめは被害者に精神的苦痛を与え、それにより怒り、抑うつ、不安が生じる可能性が高まると指摘されています。

たんなる口論といじめの判断が付きかねるときは、子どもの反応を見ることです。

双方が腹を立てて反対意見を言い合っているうちは、通常のきょうだい喧嘩と見てよさそうです。

ところが、お互いの立ち位置が違って、一方が動揺して議論から外れ、他方がその苦痛を見て喜んでいるようなときは、いじめと判断してください。

火に油を注がない

介入するにも注意が必要です。さもないと、事態を悪化させることになりかねません。

心理療法士のSusan Swensonさんは、GoodTherapyの記事において、親はついいじめられた側にアドバイスしてしまいがちだが、それは違うと指摘しています。

善意から、いじめられたら無視または抵抗するようにと被害者にアドバイスしてしまう親が多くいます。でも、被害者の多くは、どちらのアプローチもできるタイプではありません。

何より、どちらのアプローチも無意味です。無視は相手をあおっているのと同義だし、もともと好戦的でない子どもにとって、抵抗などとても現実的とはいえません。

さらに、親が子どもにレッテルを貼ることで、いじめに加担しているケースもあります。

あの子は賢いから、たくましいから、社交的だから。

このようなレッテルは、きょうだい間に不健全なライバル心を生み、それがいじめに発展することがあるのです。

家庭内のいじめをなくす対策7つ

学校でのいじめと同様の対策が必要です。

学校では教員が介入してくれますが、家庭では親である自分しか対処できません

Very Well Familyでは、家庭内のいじめをなくすプロセスとして、下記7つのステップを紹介しています。

1. 攻撃的な行為にはその場で介入

身体的な暴力はもちろん、中傷など精神的な攻撃にも即時の対応が必要です。

2. いじめた側に責任を取らせる

いじめた側には、自分のしたことが間違いであったと振り返らせる必要があります。そして、相応の罰則が必要です。謝罪から特権のはく奪まで、状況に応じた罰則を科しましょう。

3. 嫉妬を取り除く

子ども一人ひとりに、同じだけの注目、愛、受容を注がなければなりません。決して、比べることをしないでください。

4. お手本になる

口で何と言おうと、子どもは親の行動を真似します。他人を支え、尊重し、愛する環境は、親から始まるのです。

5. 共感を植え付ける

いじめられる側の気持ちを考えられたら、そんな行為をしようという気持ちが失せるはずです。

6. 問題解決の手段を教える

一緒に何かを成し遂げる機会を見つけることで、きょうだい同士で協力しあえる環境を作りましょう。

7. 今後のいじめを防ぐ

1つのいじめに対処しても、それで終わるとは限りません。

引き続き子どもたちのやり取りに注意を払い、何が正しくて何が間違っているのかについては、一貫した厳しい態度を貫いてください。


でも、忘れないで。子どもたちはまだ学びの途中です。

いじめをしたからといって、悪い子どもと決めつけないでください。彼らは、心の中のストレスと戦っているのかもしれないのです。

学校でいじめられているのかもしれないし、家庭でないがしろにされていると感じているのかも…。

家庭での問題行動に介入することで、その子の心の奥底にある真の不安や苦痛にたどり着けるかもしれません。


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Image: Shutterstock.com

Source: Very Well Family(1, 2

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文:Don't Let Your Kid Bully Their Sibling

訳:堀込泰三

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