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「コンフォートゾーン」から踏み出して新しい自分を見つけるためのガイドライン

「コンフォートゾーン」から踏み出して新しい自分を見つけるためのガイドライン
Image: Shutterstock.com

安定したルーティンに従って生きるのは、居心地がよいもの。

でも、いつかマンネリとなり、行動が制限されるようになります。

そんなとき、「コンフォートゾーンを飛び出そう」という、心の声が聞こえてきませんか?

少し怖くても、新しいことにチャレンジすれば、マンネリからの脱出だけでなく、脳にもいい影響があります。

もちろん、長い間続けてきた習慣から抜け出すのは簡単ではありません。

でも、そうすべきたくさんの理由が、科学によって証明されているのです。

この記事では、コンフォートゾーンを飛び出すべき理由と、その具体的な方法について考えてみましょう。

ここで重要なのは、コンフォートゾーンの境界線を押し広げること。

やってみるとこれが結構大変です。それに、次のような疑問が生じるでしょう。

  • 「コンフォートゾーン」ってそもそも何なの?
  • 慣れた日常を快適と感じているのに、新しくて面白いことに直面すると、その光がスッとなくなってしまうのはなぜ?
  • コンフォートゾーンから踏み出すとどんないいことがあるの? どうやったら一歩を踏み出せるの?

これらの疑問に答えるのは難しいことですが、やれないことはありません。さあ、始めましょう!

「コンフォートゾーン」とは?

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コンフォートゾーンとは、あなたの行動がルーティンやパターンにぴったりはまり、ストレスやリスクを最小限に抑えてくれる行動領域です。

その中にいれば快適な状態でいられるので、いつもと同じ幸せを感じることができ、不安やストレスが軽減します。

コンフォートゾーンの考え方は、心理学の古い実験に端を発します。

1908年、心理学者のロバート・M・ヤーキーズ氏とジョン・D・ドットソン氏は、「相対的に快適な状態によって一定レベルのパフォーマンスを発揮できる」ことを明らかにしました。

その一方で、「パフォーマンスを最大限に発揮するには、相対的に不安な状態、つまりいつもより少しストレスが高い状態が必要である」ことがわかったのです。

このようなストレスレベルは「適度な不安」と呼ばれ、コンフォートゾーンから少しだけ離れたところにあります。

これを越えて不安やストレスがさらに大きくなると、パフォーマンスは急降下します。

適度な不安という考え方は、特に新しいわけではありません。

何かをやり遂げるために自分を鼓舞した経験がある人なら、身をもって実感しているでしょう。

そのことを示す研究結果も少なくありません。

ただし、やり過ぎは逆効果。挑戦することは悪いことだという考えが助長されてしまいます。

私たちが不安のない快適な状態に戻ろうとするのは、言わば自然なことなのです。

コンフォートゾーンから踏み出すことの難しさは、理解していただけたでしょうか。

コンフォートゾーンは良し悪しの問題ではなく、多くの人にとってそれが自然の状態です。

そこから踏み出すためにはリスクと不安がつきまとい、これが良い結果も悪い結果ももたらすのです。

だからといって、コンフォートゾーンを悪者扱いしないでください。

踏み出したときに利益を得るためには、不安もストレスも少ないこの領域が必要なのですから。

コンフォートゾーンとは何か? そこから抜けだし成長するための近道は

新たな挑戦によって得られるもの

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適度な不安とは、心理面での生産性パフォーマンスがピークに達する領域です。

でも、「パフォーマンス向上」や「生産性向上」と聞くと、「もっとたくさんのことをやれ」という風にも聞こえてしまいます。

実際のところ、コンフォートゾーンから踏み出そうとしたときには、何が得られるのでしょうか。

生産性が高まる

快適さは、生産性を妨げます

なぜなら私たちは、締切や他人からの期待という不安感がないと、必要最低限のことしかやろうとしないから。もっとやろうという野心や、新しいことを学ぼうという意欲が損なわれるのです。

また私たちは、「ワークトラップ」というワナにも陥りがちです。コンフォートゾーンから出たくないがために、「忙しいふり」をして、新しいことを始めたがらないという状態です。そうならないよう、自分の境界線を押し広げることで大きな一歩を踏み出すことができ、より多くのことをやり遂げられるスマートな働き方を見つけられるでしょう。

予期せぬ変化に対処できるようになる

ヒューストン大学のブレネー・ブラウン教授は、New York Timesの記事において、「私たちは恐怖と不確かさを見て見ぬふりをしてはいけない」と記しています。

管理された方法でリスクを取り、普段はやらないようなことに挑戦することで、その不確かさを管理できるようになります。選択肢があるうちにコンフォートゾーンの外で生きる術を学んでおくことで、コンフォートゾーンの外に出ざるを得ないような人生の変化に備えることができるのです。

後々境界線を広げることが簡単になる

コンフォートゾーンから何度も踏み出しているうちに、だんだん楽になってきます。

ブラウン教授は、前述の記事において、「コンフォートゾーンから踏み出すたびに、適度な不安の状態に慣れていく」と記しています。「生産的な不快」と呼ばれる状態がだんだんあたりまえになり、パフォーマンスを落とさずにさらに境界を広げることができるようになります。

ブレインストーミングがしやすくなり、創造力を発揮できるようになる

よく言われていることですが、新しい経験を求め、新しいスキルを習得し、新しいアイデアにドアを開くことで、自身を鼓舞し、洗練させることができます。

新しいことに挑戦すると、自分の中の古い考え方を見直すことができます。そしてそれが新しい知識と矛盾する場合、もっと多くのことを学ぼうという気になり、自分に都合のいい情報だけを求めてしまう「確証バイアス」を乗り越えられます。

短期間であっても、ポジティブな不快感を経験することで、ブレインストーミングが促され、問題を新しい視点から見つめ直したり、課題に取り組む新たなエネルギーを得られたりするものです。

コンフォートゾーンから踏み出すことで得られる効果は、長く持続させることができます。

スキルを習得する、食べたことのない食べ物を食べてみる、行ったことのない国に行ってみる、新しい仕事の面接に臨む。

これらはどれも、自分を全体的に改善してくれます。

また、心理面での恩恵も得られるでしょう。

コンフォートゾーンから踏み出すには

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遠くに行きすぎない限り、コンフォートゾーンの外もいいものです。

忘れないでほしいのは、ここで紹介している管理された不安と、多くの人が日々戦っているリアルな不安は異なるものであること。

人それぞれコンフォートゾーンは異なり、あなたにとっては適度な不安でも、ほかの人にとっては麻痺してしまうものかもしれません。

適度な不安で最高の自分を引き出すことはできますが、やり過ぎは逆効果であると肝に銘じてください。

以下に、コンフォートゾーンから踏み出しつつ、遠くに行きすぎない方法を紹介します。

日常に変化をもたらす

仕事に向かう道を変えてみる。

ネット検索をせずに新しいレストランに行ってみる。

1週間か1カ月、ベジタリアンの食事をとってみる。

新しいOSを試してみる

日常のバランスを考え直してみる など

大なり小なり、日常に何らかの変化をもたらしてみましょう。

変化によって、新しい物の見方ができるようになるはず。物事が計画通りに進まなくても、先延ばしにしてはいけません。

時間をかけて判断する

時には、歩みを緩めることでコンフォートゾーンから踏み出せることもあります。これは特に、スピードや素早い思考が尊重されるような環境でよくあります。

スピードを緩め、事態をよく観察し、時間をかけて目に見えるものを解釈してから、介入するのです。知識に基づいた判断を下すという自分の権利を守るだけで、コンフォートゾーンから踏み出せることもあります。

ただ反応するのではなく、考えることが大切です。

自分を信じて即断する

上の項目と矛盾しているようですが、間違いではありません。

即断でうまくやっていける人がいるように、想定されるすべての選択肢を何度も何度も熟考することが快適という人もいます。しかし、時には即断即決がふさわしい場面もあります

そうすることで、あなたのプロジェクトに弾みをつけ、自分の判断に自信を持てるようになるでしょう。また、即断には、ゆっくりとした判断と同じように、副次的な効果が存在することもわかるようになるでしょう。

スモールステップで

コンフォートゾーンから踏み出すには勇気が必要です。

ゆっくり始めても熱心に進めても、同じ効果が得られます。だから、ゆっくり始めることを恐れないでください。

人付き合いに不安があるのであれば、いきなり勇気を出して片思いの人をデートに誘う必要はありません。まずは、ただ挨拶をするだけでいいのです。それから、次の一手を考えましょう。

自分の恐怖を特定し、ひとつずつ対処するようにしてください。

新しいスキル・語学学習、旅行もいい

ほかにも、境界線を広げる方法はたくさんあります。

新しい言語やスキルを学ぶのもいいでしょう。言語学習にはたくさんの効果があり、その多くが新しいスキルの学習にも共通します。

あなたにとって刺激になる人とつながる。

素晴らしい仕事をしている組織でボランティアをする。

近所にせよ地球一周にせよ、旅をする。

玄関から外の世界を眺めるような人生を送ってきた人は、チャンスを逃しているかもしれません。

今までとは違う新しい場所を訪れることは、視野を広げるためのベストな手段のひとつ。それは、高価であったり難しかったりする必要はありません。

過去の経験には、衝撃的なものも悔やまれるものもあるでしょう。でも、そんなことは関係ありません。

大事なのは、何もするなと言う心の壁を押しのけて、挑戦することにあるのですから。

新しいことへの挑戦には、困難が伴います。そうでなければ、コンフォートゾーンから踏み出すことが簡単になってしまいますからね。

習慣を確立する方法や打破する方法の理解は、特定のことをしてコンフォートゾーンから踏み出すことと同じぐらい重要です。

今すぐコンフォートゾーンから飛び出す、たった1つの方法

コンフォートゾーンに戻ることも重要

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ずっとコンフォートゾーンの外にいることはできません。

時にはコンフォートゾーンに戻って、経験を処理することも必要です。

もっとも避けたい事態は、新しくて面白いことが、すぐにあたりまえで退屈なものになってしまうこと。

この現象は「快楽順応」と呼ばれるもので、新しいことによる印象が短期間で当たり前になってしまうという、人として自然な傾向です。

人類史上最大の知識の宝庫であるインターネットにスマートフォンで手軽にアクセスできるようになったのに、その状態にすぐに飽きてしまい、もっと新しくて速いアクセスを期待してしまうのは、このためなのです。

それがさらなる成長をもたらすという一面もありますが、些細な日常への感謝を忘れさせてしまうという側面もあります。

これに対処するには、新しくて小さいことに挑戦するのがいいでしょう。

例えば、毎回同じものを注文するレストランで、新しいメニューを注文する。

それだけで、新しい国に訪問するのと同じくらい目を見張るような体験ができ、コンフォートゾーンから踏み出せることもあります。

いろいろな挑戦を受け入れ、あらゆる方向の境界線を押し広げるようにしましょう。

例えばずっと続けているラテン系言語の学習に飽きてきたら、まったく異なる文字を持つ言語に切り替えてみる。

ランニングを続けているのであれば、距離を延ばすことだけを考えるのではなく、いつもと違う地形を走ってみる。

そうすることで、挑戦を続けながら、異なる方向に境界線を広げられるでしょう。

境界線を広げることを習慣にする

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コンフォートゾーンから踏み出すポイントは、新しい経験を受け入れ、神経をすり減らさないよう管理された方法で、適度な不安の状態に到達することです。

その後コンフォートゾーンに戻ったら、ゆっくりと経験を振り返り、得られた成果を日常に適用してみるといいでしょう。

それが済んだら、また新しくて面白いことに挑戦してみてください。

できるだけ、これを習慣にしましょう。

毎週もしくは毎月1つずつ、新しいことに挑戦するのがオススメです。

ただし、大きな経験にこだわりすぎないで。

瞑想だけでも、バンジージャンプと同じぐらいの効果が得られることもあります。後者を経験済みであれば、前者に挑戦してみてください。

目的は、アドレナリン中毒になることではありません。それよりも、自分のできることを知る方法を学ぶことが大事なのです。

そのためにも、時々コンフォートゾーンに戻ってリラックスすることが必要です。

刺激的でクリエイティブで生産的だけどちょっとだけ不快な瞬間」から、コンフォートゾーンにできるだけ多くのものを持ち帰ることを忘れないでください。


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Source: Lifehacker US(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11,), psychclassics, WGJ, psychologytoday, ny times, psychcentral, unclutterer, Wikipedia

Alan Henry and Rebecca Fishbein - Lifehacker US[原文:The Science of Breaking Out of Your Comfort Zone (and Why You Should)

訳:堀込泰三

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