人前で話す時の緊張とストレスを和らげる2つのテクニック
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人前で話すことに苦労している人は多いです。特に、大勢の人前でステージに上がるのは、どんなに経験豊富で話すことに自信がある人でもストレスを感じます。
ハーバード・ビジネス・レビューの最近の記事で、このような不安やストレスに打ち克つ方法として、おもしろい提案がありました。
それは「聴衆を助けるという視点で話す」というものです。
意識を「自分自身」から「聴衆」へ
緊張するのは、人前で話す時はスポットライトを浴び、多くの人の注目が集まるからです。その状況を、目の前の人たちを助けているのだと捉え直すと、自分自身のことを意識しないようになります。
親切に、寛大にしようとすることで、人間の“闘争・逃走反応(ストレスのかかる事態に対処するための自律神経系の働き)”が鎮まることが証明されています。
「自分が今から話す情報が、どれほど目の前の人たちの助けになるか」と考えると、体は落ち着き、ストレス下にあると感じにくくなり、最終的に緊張や不安が軽減されます。
ポイント:「助ける」意識と目を合わせること
このプロセスは、スピーチの準備をするところから始まります。
最初に、何を言うかではなく、会場にいるであろう人たちと、なぜその人たちがそこにいるのか、について考えます。
聴衆のことを考えることから始めると、自分が言おうとしていることが、どのように聴衆を助けられるかを意識するようになります。
スピーチをする時間になったら、ステージに上がる直前にもう一度聴衆のことを考え、その人たちを助けようとしているのだと考えましょう。
また、話している間は、会場全体ではなく、聴衆の中の特定の数人と目を合わせるようにします。
目を合わせると、その人たちは会話の一部になったように感じ、自分も大衆ではなく個人と話しているような気分になりやすいです。
これを組み合わせることで、人前で話す前に落ち着くことができ、かなりスムーズにスピーチやプレゼンテーションができます。
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Image: Getty
Source: Harvard Business Review
Emily Price - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子
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