ゴマもアレルギーになる?
- カテゴリー:
- TOOL

食品表示ラベルには、牛乳、大豆、卵、ツリーナッツ(クルミ、アーモンド、ハシバミ、カカオ、ココナッツ、ブラジルナッツ、カシューナッツなど)、ピーナッツ、小麦、魚、貝類の8種類のアレルギー物質の記載が義務付けられています(米国の場合)。
しかし、最近の研究により、ツリーナッツに対するアレルギーよりも、ゴマに対するアレルギーのほうが、より広く見られることがわかりました。ゴマの記載は義務ずけられていないというのにです。
ゴマアレルギーを持つアメリカ人は全国で100万人程度
Center for Food Allergy and Asthma ResearchのChristopher氏による新しい研究では、5万世帯以上を対象とした、全国レベルの代表性をもつ調査を行ない、ゴマアレルギーがあるか、ある場合はどのような症状が見られるかをアンケートしました(申告された症状がアレルギー症状であれば、ゴマアレルギーとみなすことができるが、研究者によるアレルギー検査が行われたわけではなく、あくまでアンケートに解答させただけなので、当然ながら不確かさは残される)。
研究者らは、この調査結果から、ゴマアレルギーを持つアメリカ人は全国で100万人程度であると推定しています。
アメリカではゴマの含有を記載する義務はない
ゴマは食品表示ラベルに記載する義務はありません。そのため、原材料にゴマが含まれていても、成分リストには表示されないことがあります。
また 「ナチュラルフレーバー」や「スパイス」の一部にゴマが使われている場合も、記載する義務はありません(米国アレルギーぜんそく免疫学会によると、マスタードシードもアレルギー物質だということです)。
ですので、ゴマを使った食べ物を食べたあとに、アレルギーのような症状が出たら、医師に相談することをお勧めします。
食物アレルギーの症状には、嘔吐または胃のけいれん、じんましん、喘鳴、喉の締め付け、唇または舌の腫れなどのほか、アナフィラキシーなどの致命的なものもあります。
さらに詳しく知りたい人は、米国アレルギーぜんそく免疫学会が提供する「食物アレルギーに関するファクトシート」をご覧ください。
あわせて読みたい
Image: LookerStudio/Shutterstock.com
Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之