職場や学校にいる「嫌な奴」への対処法。相手を言い負かすにはどうしたらいい?
- カテゴリー:
- SKILL

嫌な奴との議論に確実に勝てる方法は、相手を完全に無視することです。とはいえ、いつでもそれが可能とはかぎりません。
ときには、もう言い争うのは止めようとなだめたり、その場から物理的に立ち去ったり、第三者に仲裁に入ってもらう必要があるケースもあるでしょう。
また、悪い噂を広げられる前に、疑惑を打ち消しておかなければならないときもあります。
自分も嫌な奴になる必要がある?
弁護士のRyann Meer氏は、嫌な奴との議論がどうしても避けられないときは、自分も嫌な奴になる必要があると言っています。
最近、Meer氏が書いたあるブログ記事が、Twitterで話題となっていました。
Meer氏は、悪意を持って議論する相手に対して、善意を持って議論しても太刀打ちできないと言っています。
相手は2つの対立する考えを比較検討するために議論しているのではなく、自分に異を唱えるあなたを言い負かしたいだけなのです。
つまり、テザーボールをしている人とチェスをすることは不可能だということです。
嫌な奴を打ち負かしたいなら、相手にあなたの正しさを納得させるのはあきらめるように、とMeer氏は言っています。
「人間の愚かさの1つでもありますが、確信は事実とは無関係です。自分は正しいのだと確信しているとき、人は嫌な奴になります」と同氏は説明しています。
そんな相手に事実を伝えても、さらに嫌な奴になるための材料を与えるだけです。
嫌な奴には「同じやり方」で応戦する
そうするかわりに、相手のやり方をこちらも真似ることで、相手を自滅させることができます。
Meer氏は、嫌な奴が使う戦術をいくつか紹介しています。相手がこうした戦術を仕掛けてきたら(あるいは仕掛けられる前に)、あなたもやり返してください。
- 相手が使う言葉の定義を逐一確認し、その定義を突き崩す
- 質問されたら、同じ質問を相手に先に答えさせる。答えない場合は卑怯者と糾弾する
- 感情的になりすぎていると非難する
- 相手が嫌味な冗談を言ったり、婉曲的な表現を使ったら、わからないフリをする。相手がはっきりと言ってくるまでそれを続ける
- 相手の言葉を笑い飛ばす
- 相手が立ち去るままにさせる
Meer氏のブログでは、こうした戦術が詳しく解説されています。
Meer氏が指摘するように、このやり方が嫌な奴に対して有効なのは、それが相手自身が使っている戦術だからです。くれぐれも、そうでない人にまで用いないようにしてください。
あわせて読みたい
Photo: Getty Images
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之
ランキング
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5