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コスパの高い縦型マウス『MA-ERG9』の使い心地はいかに。実機レビュー【今日のライフハックツール】

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コスパの高い縦型マウス『MA-ERG9』の使い心地はいかに。実機レビュー【今日のライフハックツール】
Photo: 田中宏和

私は、いわゆるガジェットオタクに分類されるタイプだと自覚していますが、PCを使うのに切っても切れないキーボードには特にこだわらない一方、今まで色々と試してきた物があります。

それはポインティングデバイス。つまり画面上のポインター(カーソル)を操作するための、マウス等のことです。

トラックボール、トラックパッド、ペンタブレットも含め、良さそうなものは(比較的、安いものばかり選んでいますが)様々なタイプを使ってきました。

しかし結局は、またマウスに戻る…ということを繰り返してきましたので、マウスというのは実に理にかなったアイテムなんだなと、達観したつもりになったりしています。

傾いているというより、まるで転んだような縦型マウス

しかしそんな私の目の前に、また新たな挑戦者が登場してきたではありませんか。

一般的なマウスが約70度ほど傾いたようなデザインになっている、縦型マウスです。

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Photo: 田中宏和

当初のものは、それなりに高価だったこともあり、気になりつつも敬遠していたのですが、最近になって手が届きやすい製品が出揃ってきましたので、入手してみました。

選んだのは、リーズナブルな価格帯でちゃんと使える製品づくりに定評ある「サンワサプライ」製の『MA-ERG9』。

ワイヤレスで使える同型機もありますが、ケーブルをジャマに感じるほどマウスを振らないし、充電の煩わしさがない有線タイプが私の好みです。

エルゴノミクスデザインの真価

人間工学(エルゴノミクス)デザインと聞くと、眉に唾をつけたくなるほどには、そうした製品をたくさん使ってきた私ですが、この縦型マウスには今までとは異なる特徴があります

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Photo: 田中宏和

単に造形が手の自然な形に沿っているというだけではなく、手首をひねらなくて済むというのが縦型マウスの肝心なところ。

立ったとき、腕の力を抜いてダランとすると、手のひらは親指側を前方にして、体の側面と平行になります。そのままの状態で机の上にヒジを置くと、手は親指を上にして机に立てるような形になるのですが、キーボードやマウスを操作するためには、この手を90度ひねらなくてはいけないのです。

この不自然な形を解消すれば、長時間の操作で肩こりなどの症状が出るのを軽減してくれるんじゃないかということ。実際に使ってみると、その趣旨を感じ取ることができます。

マウスを包み込むように持つ派はもちろん、2本の指で挟んで持つ派にも

エルゴノミクスデザインを謳うだけあって、手のひら全体でマウスを包み込むようにして持つタイプの人にとっては、『MA-ERG9』を持った瞬間に感動すら覚えるフィット感があります。

後述する欠点もありますが、親指と薬指で挟むように持つ私でも、たまに手のひら全体で持って操作したくなるほど、秀逸な持ち心地になっているのです。

では、私のように2本指で挟んで持つ派の人は、このマウスの心地よさが目減りしてしまうのかというと、そんな事はありません。

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Photo: 田中宏和

一般的なマウスを2本指で挟んで持つ場合、マウスを振る動作をするときには、左クリックをするための人差し指は、マウスからかなり離れたところに位置する人が多いと思います。

前述した理由で、その方がより自然な姿勢に近いからだと思いますが、縦型マウスはこの位置関係に合わせてデザインされているために、手に余分な動きをさせる必要がなくなるのです。

「MA-ERG9」の弱点

画面上の端から端までカーソルを動かすとき、マウスも同様に、四角いマウスパッドを画面に見立たようにして、まったく同じ動きをさせるという人なら、ここで述べる弱点は気にならないはずです。

しかし、手の移動距離を最小限にしたい私のようなタイプの人は、マウスをちょこちょこと持ち上げて、2~3平方センチメートルくらいの移動範囲内でしかマウスを動かさず、何度かに分けてカーソルを目的の場所まで運んでいるでしょう。

このタイプの人にとっては、『MA-ERG9』の感動的な持ち心地は、実用性においては諸刃の剣だったのかと気付かされることになります。

スベスベとして心地よい表面は、つまりそのまんま滑りやすいわけですが、上に向かって先細りのデザインなので、本当に笑えるくらい、マウスを持ち上げようとしても持ち上がらないのです。

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Photo: 田中宏和

そんな人にとっては、滑り止め加工をDIYすることが必須となります。

また、サンワサプライもそれを自覚しているのかどうか、この価格帯のマウスにしては珍しく、カーソルの移動速度をワンタッチで切り替えられるボタンが用意されています。

最小限の振りでカーソルを一気に動かしたいときと、細かい操作をしたいときで切り替えができますので、私のように極端なくらいちょこちょこと持ち上げるクセがない人なら、この機能が弱点をカバーしてくれることでしょう。

ブラウジングを快適にしてくれるボタン

ブラウジング中にリンクを開くとき、基本的にタブで開く人にとっては、あまり使う機会がない「進む・戻る」ボタンですが、これもあれば便利な機能です。

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Photo: 田中宏和

個人的には、他の機能を割り当てできれば嬉しいとは思いますが、あってジャマなわけでもありませんし、これはこれでアリでしょう。

使ってみた評価

なんだかんだと言いながら、また私は一般的なマウスの元に帰ってしまうのかどうか、使い始めて約1ヶ月たった現時点での評価としては...自宅用に買い足してもいいなと考えています。ただし滑り止めテープと一緒に(笑)。

他メーカーも含め、もっと高価格帯で探せば、上で述べた弱点のない物もあるんじゃないかと思いますが、入力デバイスに大金を叩くつもりがない人なら、コストパフォーマンスの高い『MA-ERG9』は捨てがたい選択肢に違いありません。

もしあなたが、マウスをちょこちょこ持ち上げて使うことがなく、手のひら全体で包み込むように持つタイプの人なら、迷うことはありません。今すぐ近くの量販店で使ってみて、好感触ならそのまま買って帰るべき逸品だと、オススメできます。

実勢価格を考慮すれば、通販で買っても大差ない価格差ですから、まずは店舗で触ってみましょう。

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Source: MA-ERG9

Photo: 田中宏和

田中宏和

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