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子どもが「なんで?」と何度も聞いてくる本当の理由

子どもが「なんで?」と何度も聞いてくる本当の理由
Photo: Rostislaff K (Reshot)

小さな子どもは、困ったことにひっきりなしに質問攻めをしてきます。

一番多いのはエンドレスな「なんで?」で、大人や親はそれに答えようとします。たいていの親は、「子どもの好奇心の芽を摘まない」と心に決めているからです。

しかし、5回も10回も「なんで?」が続くと、さすがに答え続けるのも困難になります

子どもの「なんで?」は「もっと教えて」

そこでたとえば、子どもが「なんで?」ではなく「もっと教えて」と言っていたら、と想像してみてください。医師であり作家でもあるAlan Greeneさんはこのように言っています。

子どもがしっかりとした文章で話せるようになるまでも、大人が話しているのと同じように受け取ってしまいがちです。これは、子どもの好奇心や想像力、創造性が急上昇するタイミングで起こります。

子どもは「なんで?」「どうして!?」「ママ、なんで、なんで〜??」と聞くようになるのです。

このような、何に対しても理由を求める発達段階にある子どもの質問に答えようとすると、かえって子どもは興味を失うことがわかりました。

何千人もの子どもと話した後で、子どもが本当に言いたいことがわかりました。

これに興味があるんだよ。このことについて一緒に話そうよ。もっと教えてよ」。

犬が4本足で歩くのはなぜかと聞いてきた時、子どもは実際には「犬に興味がある」「犬についてもっと話してほしい」と伝えているのです。

そのように考え、犬が人間や他の動物とどう違うのかなどを話せば、子どもの好奇心を鎮め、矢継ぎ早の質問を避けることもできます。

理解したいから、もっと話したい

最近、米ライフハッカーのヘルスケア担当編集者Beth Skwareckiさんが、自身の息子が「なんで僕たちのペットは死んじゃったの?」と聞いてきた時のことを教えてくれました。

そのことについてしばらく話した後、Skwareckiさんは、「息子は本当はペットが死んだ理由を知りたいのではない」と気づきました。

息子は、ペットの具体的な死因を聞きたかったのではなく、“ペットの死”というものをもっとよく理解したかったのです。

私の場合は、自分の養子を通して自分たちの身の回りのものについて話すことを学びました。車が走るスピード、ラジオから流れている曲の歌詞、遠くにある大きな雨雲など、いろいろなことについて話しました。

子どもが指をさして「あれは何!?」と聞いてくる前に、私は「ほら、見て! また橋が見えてきた。でも今度のは緑で、さっきのみたいに茶色じゃないよ」と話すようにしています。

子どもは話したいのであって、私がすべきことは、50回同じ質問に答えることではなかったのです。

新しい知識で子どもは満足する

ですから、今度子どもが「なんで芝生は緑なの?」「なんでちょうちょには大きな羽があるの?」「なんで雷の音はこんなに大きいの?」と聞いてきたら、Q&Aのセッションというよりも、自然野生動物天気などのトピックについて話す機会だと考えてみてください。

大量の知識(とあなたの関心が自分に向いていること)に子どもはとても喜び、それ以上「なんで?」と聞きたいとは思わなくなるはずです。

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Image: Rostislaff K (Reshot)

Source: Dr. Greene

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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