
夏の暑い時期に食べたくなるものというと、冷たいものや、辛いものなどがあると思います。旬を迎えた野菜も美味しく、「ゴーヤ」もまた食べたくなる食材のひとつではないでしょうか。
栄養価が高く、ビタミンCや食物繊維、鉄分など、暑さでダメージを負ったカラダに必要な成分をたくさん含んでいます。独特の食感と苦みがクセになるという人も多いはず。暑さで食欲があまりないという時にもぴったりの野菜です。
そこで今回は、ゴーヤが好きな人もそうでない人も、いくらでも食べたくなってしまうような苦さ控えめで食べやすい「無限ゴーヤ」の作り方/レシピをご紹介します。
お弁当のおかずやお酒のおつまみに!
「無限ゴーヤ」の作り方/レシピ

▼材料(1〜2人分)
- ゴーヤ……1本
- 塩……小さじ1/2
- サラダ油……大さじ1
- ツナ缶(小・オイル漬け)……1缶
- 醤油……小さじ1
- 卵……1個
▼作り方
STEP1.
ゴーヤは半分に切り、わたを取ってごく薄くスライスし、ボウルに入れて塩でよくもむ。

STEP2.
そのまま10分置いて出てきた水分を捨てる。

STEP3.
フライパンに油を入れて熱し、STEP2.のゴーヤを入れて炒める。

STEP4.
火が通ってきたらツナ缶を油ごと加え、さらに炒め、醤油を回しかける。

STEP5.
卵を割り入れ、白身と黄身がしっかり混ざるように炒め、火が通ったら出来上がり。

「無限ゴーヤ」がほどよい苦味で美味しいわけ
ゴーヤは、塩もみすることで苦みが軽減されます。
これは、苦みの元とされる「モモルデシン」という成分が、水分と一緒に抜け出るため。ですから、苦みが苦手という方は、ぜひ塩もみをきっちりしてみてください。
ゴーヤの緑と、卵の黄色が鮮やかな、夏らしい一品。
ゴーヤの苦みが、卵でまろやかに緩和されて、とても食べやすくなっています。さらにツナの旨みが効いていて、食べるほどにもっともっと欲しくなる。半永久的に食べ続けたくなる、まさに無限ゴーヤの称号に相応しいメニューです。
ごはんのおかずにして食べれば、お替わりは必至。お弁当に入れれば、お昼が待ち遠しくなるでしょう。お酒にも合い、ビールのおつまみにすると、つい飲みすぎて自分の許容量を上回ってしまうかも…。
いくら食べても飽きが来ず、クセになる「無限ゴーヤ」の魅力をどうぞご堪能ください。
あわせて読みたい
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)『スティックオープンサンドの本』などがある。
Photo: 大崎えりや
オガワチエコ
ランキング
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5