転職先が決まってから退職した方がいいのか?
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ブランクは本当に転職に不利なのか?
履歴書の職歴に長いブランク(空白期間)があると、企業から連絡が来る確率が半分以下に減ってしまうことが、履歴書作成アプリを提供するResumeGoの調査で明らかになりました。
ブランクが1〜2年なら連絡が来る確率は少し減るぐらいですが、ブランクが3年以上になると、半分にまで減ってしまいます。
しかし、ブランクの理由をきちんと説明できれば、連絡をもらえる確率を高めることができます。
ブランクの説明があれば、確率は2倍に
最近の6カ月間で、ResumeGoは、36,000件を超える求人にフェイクの履歴書(本物の履歴書に手を加えたもの)を送信する実験を行いました。
この時、職歴にブランクがない履歴書と、1〜5年のブランクがある履歴書を準備しました。
結果、ブランクのない履歴書に企業から連絡があった確率は11.3%、ブランクが1〜2年の履歴書が連絡をもらえた確率は約10%でした。一方、3年以上のブランクがある履歴書は、わずか4.3%となりました。
もっとも、良いニュースもありました。職歴に長いブランクがある場合は、履歴書やカバーレターのなかでブランクの理由をきちんと説明することで、企業から連絡をもらえる確率を高められるということです。
先ほどのResumeGoの実験で、職歴のブランクにトレーニングや教育を受けていたと説明したケースでは、とくに説明をしなかった同内容の履歴書に比べて、連絡をもらえる確率が約2倍に高まりました。
「子育て」や「家族のサポート」「健康上の問題」を理由に挙げた場合でも、トレーニングや教育を理由に挙げた場合ほどではないにせよ、連絡をもらえる確率は高まっていました。
ポイントはブランクをどう過ごすか・どう書くか
この実験結果をあなたのキャリアにも活かすことができます。もしも今無職なら、何らかのトレーニングを受けることで、トレーニングそのものから得られる成果とは別に、将来の履歴書を有利にすることができます。
また、希望に合った就職先が見つかるまで無職でいるつもりだという人は、長いブランクをつくってしまう前に、無職期間が2年を超えないうちに、要求水準の引き下げを検討すべきだと言えます。
そして、長いブランクの後で求人に応募するときは、無職期間を自己向上に使っていたことを忘れずにアピールしてください。
以前ライフハッカーで紹介したこちらの記事も参考にしてみてください。
履歴書でブランクに注意が向かないようにする方法はたくさんあります。たとえば、職歴を時系列ではなく専門性やスキルでまとめてしまうことだってできます。
とはいえ、くれぐれも真実だけを書くようにしてください。履歴書でウソをついてはいけません。あとあとウソがばれたら、また長いブランクに突入することになるでしょう。
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Image: Shutetrstock.com
Source: ResumeGo
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之
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