
「もうやらなくていい家事を1つ選んでいいよ」と言われたら、まず間違いなく掃除を選びます。
なによりも面倒だし、またすぐ汚くなるし、これを一手に引き受けてくれるものがあったらどんなに楽かと切実に思います。
そんな悩みを解決してくれる家電といえば、ロボット掃除機が主流ですが、「床拭きロボット」なるものをご存知ですか?
「そもそも床拭きロボットって何?」「ロボット掃除機と何が違うのよ?」と思われる方もいることでしょう。
そこで本日、iRobotから最新型床拭きロボット「ブラーバ ジェットm6」が発表されたのでご紹介します。
床拭きロボット「ブラーバ」シリーズとは

ロボット掃除機「ルンバ」でおなじみのiRobotが出している床拭きロボット「ブラーバ」シリーズ。「ルンバ」と大きく違うところは、床拭き機能に特化していること。
空拭き・水拭きの2種類が選べるので、ホコリや髪の毛はもちろん、普通の掃除ではとりきれない皮脂汚れや油汚れなども拭き取ることができます。
特にキッチンは、料理の際の油ハネで床がベタベタしていることがあるので、水拭きできるのは助かりますよね。
水拭きモードの際は、ジェットスプレーで水を噴きつけて汚れを浮かせてから拭きとってくれるのですが、障害物を感知して動くので、家具やラグに水を噴きかける心配はありません。
最新型の「ブラーバ ジェットm6」はここがすごい!

今回発表されたのは、ブラーバシリーズとしては3つ目となる「ブラーバ ジェットm6」(奥行き25.2×幅27.0×高さ9.0cm)。これまでと大きく変わったところは次の4つ。
- Wi-Fi機能の搭載
- 正確なマッピング
- 自動充電・自動再開
- 最大60畳まで対応可能
それぞれの機能を1つずつ詳しくご紹介しましょう。
Wi-Fi機能の搭載
ブラーバ本体と連動したアプリ「iRobot HOME」があれば、スマートフォンを使っていつでもどこからでも掃除できるようになりました!
正直、家にいない間に部屋がきれいになっているのが理想なので、この機能は嬉しい。しかも掃除が終わると、ちゃんとスマホに通知が来るのだそう。
アプリからは、掃除したい部屋やスケジュールなどの細かいカスタマイズもできるほか、ブラーバに名前もつけられるのだとか。
また、GoogleアシスタントやAmazon Alexaを使えば、話しかけるだけでブラーバを操作できるので、「ポチ、掃除して」と言えばブラーバが部屋をきれいにしてくれることも可能ということ。
もうこれは「お掃除ロボット」というより、「お掃除ペット」なのでは…。
また、これは「ルンバi7」シリーズを持っている方向けの機能ですが、ルンバでの掃除が終わった後に、自動的に「ブラーバジェットm6」が起動できるようにする設定もあるそうですよ。
正確なマッピング

ブラーバシリーズとしては初めてセンサーカメラが搭載されて、高性能なマッピングが実現しました。
部屋の形状や、家具の配置などを正確に記憶して、最も効率的なルートで床をふきふきしてくれます。
完全にマッピングを完了させるには、4~5回部屋全体を掃除させればいいそう。しかも家の間取り図のように、リビング・キッチン・寝室など部屋の種類ごとに記憶できるのだとか!コイツ、賢いぞ。
さらに、掃除する曜日や時間ごとの設定もできるそうなので、「今日はリビングだけ」とか「火曜日と木曜日はキッチン」とか、使い方はいくらでもありそうです。
自動充電・自動再開
このシリーズから、バッテリー残量が少なくなると自分でホームベースに戻って充電できるようになりました。
「じゃあ掃除が中途半端なまま終わっちゃうってこと?」と思ったあなた。これで終わりじゃないんです。
充電が完了したら、きちんと掃除を再開してくれます。この「かゆいところに手が届く」感がありがたい…。
最大60畳まで対応可能
これまでの「ブラーバ」シリーズは、最大でも水拭きは20畳、空拭きは56畳までしかできませんでしたが、「ブラーバ ジェットm6」なら、最大60畳まで対応可能になりました。
これならファミリータイプのマンションに住んでいる人でも、満足感は得られそうですよね。
ライフハッカーの編集部員からも、「もっと範囲が広かったらいいのに…」という声があがっていたので、実はこの機能をみんな待ち望んでいたかもしれません。
ルンバとの連携ができる最新モデルですが、ロボット掃除機デビューにも十分おすすめできる製品です。
正直、床拭きロボットがここまで便利とは知りませんでした。だけどロボット掃除機系で悩ましいのは、やっぱり値段が高いところですよね。
「ブラーバジェットm6」は、公式オンラインストア価格69,880円(税別)で7月26日から販売開始です。
従来の機種はいずれも4万円前後なので、差額は約3万円。
その差を安いととるか高いととるかは、「Wi-Fi対応」「マッピング機能」「自動充電&自動再開」「範囲の拡大」という4つの新しい機能と天秤にかけてみる価値はあるかも。
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Photo: アイロボットジャパン
Source: アイロボットジャパン
ライフハッカー[日本版]編集部 水野