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そのお金、本当に使っていいの?「あればあるだけ使う」を卒業すべき理由

そのお金、本当に使っていいの?「あればあるだけ使う」を卒業すべき理由
Image: Jp Valery (Unsplash)

「お金の心配はいらない」は危険なサイン?

苦心の末にようやく望んでいた仕事に就いた(あるいは昇給を勝ち取った)場合、「これでもうお金の心配はしなくて済む」と安心してしまいがちです。

安定したお給料がもらえるようになったわけですから、これはある意味当然とも言えます。

ですが、今がどれだけ安定していても、収入というのは常に不安定になるリスクをはらんでいます。

いつまでも同じ収入があるとは限らない

収入に関して人が陥りがちな最大の過ちは、いつまでも今と同じ水準の収入を得られると考えてしまうことです。この傾向は、収入がある程度のレベルに達し、毎日の出費に気をもまなくても良くなった場合に、特に顕著になります。

個人マネーに関する情報サイトKiplingerの記事で、ファイナンシャルプランナーの資格を持つJoseph C. Conroy氏は、こうしたありがちな傾向について、次のように解説しています。

高収入の専門職に就く人々にとって、これは大きな問題になります。頭が良く、稼ぎが多い人であったとしても、稼いだお金の使い方を心得ているとは限りません

そもそも、こうした専門的な職業は、より専門度が低いほかの仕事と比べて、収入が得られるようになるまで余計に時間がかかります。

そのため、高度な専門職に就いた人は、お金に関する目標を達成するにあたって、そもそもスタートから出遅れている状態です。

それだけに、ひとたび収入を得られるようになったなら、できるだけ賢くお金を貯める必要性がより一層高くなります

言い換えると、こういうことです。

努力の末に、ようやく「かなりの額」を稼げるようになった人は、つい生活レベルを上げて贅沢な暮らしをしたくなる誘惑に駆られがちです。

けれども、長い目で見てお金の面で安定した生活を送れるよう、手にした収入の使い方について慎重に考えるほうが得策だということです。

情報収集は怠らない

また、個人の資産形成に関して、自分がどんな点に疎いのかをあらかじめ確認しておきましょう。Conroy氏も次のように注意を促しています。

医療・法律・工学など、ある分野の専門家であれば、それとは全く無関係の分野、すなわちお金に関しても専門知識があると思われがちですが、これは誤りです。

幸い、お金の管理に関しては、知識を身につけるのに役立つリソースが大量に出回っています。米ライフハッカーでも、日々の出費の管理方法から投資を始める際のノウハウまで、さまざまなテーマを取り上げてきました。

また、著名な投資家を誰か1人選んで、その人の著書を読んだり、インタビューを聞いたりして参考にする手もあります。

米国の有名どころなら、デイヴ・ラムジー、スージー・オーマン、ウォーレン・バフェット、ジョン・ボーグルといった人々でしょう。

(実は、どの投資家を選んでも変わりはありません。というのも基本的なアドバイスはどの人も同じだからです。)

いつ、何が起きるかわからないから貯蓄が必要

肝心なのは、今どれだけ稼いでいるとしても、仕事をしている間、同じだけの収入を得られると決めてかからないことです。

人のキャリアというのは、上り坂の時期もあれば下り坂の時期もあるものです。産業も、新たに生まれるものもあれば、消えるものもあります。

また、リストラや健康問題、子育てや介護などの個人的な事情で、収入が上下することもあり得ます。

ですから、今の賃金や給料がどれだけ高くても、「これはあくまでも一時的なものだ」と肝に銘じてください

そして、今得ている収入を、将来お金に不自由しないための基盤を築く足がかかりにするよう、ベストを尽くすことが大事です。

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Image: Jp Valery (Unsplash)

Source: Kiplinger

Nicole Dieker - Lifehacker US[原文

訳:長谷 睦/ガリレオ

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