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誰でも科学が好きになる。子どもに伝えるたった1つのこと

誰でも科学が好きになる。子どもに伝えるたった1つのこと
Photo: Pexels

米国の若い女性は、「理系」に属するSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)分野で活躍する女性のイメージに触れる機会が増えています。

たとえば、いま筆者が見ている「Women You Should Know」のポスターには、生物薬学者で人権活動家のMaria da Penhaさん、アフリカ系米国人女性として初めて宇宙に行ったMae C. Jemisonさん、DNA構造の発見に大きく貢献したRosalind Franklinさんなどのイラストが描かれています。娘の部屋に貼ったら、「不可能なことはない」と思うようになってくれるかもしれませんね。

「あなたもこうなれる」では子どもの可能性を引き出せない

でも、科学に興味を持たせるという意味では、それだけでは不十分なようです。「あなたもこんな風になれる」という言い方は、逆に抑制になりかねないとする研究結果が出ているのです。

The Hechinger Reportに掲載された認知科学者のSian Beilockさんの記事によると、新しい研究で、女の子に「あなたは科学者になれる」という言い方は、「科学をしよう」と言うよりも興味やモチベーションを削ぐ可能性があることがわかりました(男の子の結果は異なるものでした)。

教室や博物館で未就学児に科学を教えるとき、「科学で問題を解決できる」「科学者は新しい発見をする」「科学者は探求者である」などという言葉を使いがちです。

一見無垢なこれらの言葉ですが、実際は、科学者が非常に特別なスキルや興味を持った人たちであるという印象を与えてしまいます。

科学は楽しい「遊び」だと思わせよう

Beilockさん自身は、7歳の娘に対して、「科学とは参加できる遊びである」と思わせるような言い方を心がけているそう。

私は、たとえば夕飯の魚を分けるときやパンケーキの材料を計量するとき、「科学する」というとらえ方をするようにしています。すると娘は、身を乗り出して参加したがります。

筆者の6歳の娘は、スライム作りが大好き。私はいつも、キッチンに残された虹色の汚れを片付けながら、「あなたが科学好きでよかった!」と笑って語り掛けています。

小さな女の子が将来白衣を着てSTEMキャリアを追求するかどうか。そんなことは最終目標ではありません。

それよりも、疑問に対する答えを見出そうとする姿勢、自ら考え学ぶこと、よく観察し、実験すること。そんな人生を送ることが大切ではないでしょうか。まさに、科学者がそうしているように。

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Source: Women You Should Know, The Hechinger Report, SAGE Journals

Photo: Pexels

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

訳:堀込泰三

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