
私はここ10年余り、もっぱら自宅で仕事をしています。
そんなわけで、自宅オフィスの生産性向上に関していえば、ありとあらゆる記事を読んできました。それどころか、職場の生産性を高める方法について本まで書いてしまいました。
一般によく言われるハック。
たとえば、「仕事中なのだと子どもに言い聞かせる」「オフィスに出勤するのと同じ服装をする」「ポモドーロ・テクニックで大きなタスクを分割する」などを教えられても、「そんなこともうわかってるよ」という気持ちになります(みなさんも同じでしょう)。
ですので今回は、少し違うハックを紹介したいと思います。それは「観葉植物を置く」というものです。
オフィスに緑があると生産性が高まる
基本的にこのハックは、自宅オフィスを居心地の良い場所にする、というカテゴリーに入ります。
私は、清潔でよく整理された快適な仕事環境を構築して、まるでどこかのオフォスにでかけていくような気分になるのが大好きです。観葉植物のアイデアもこの路線の1つです。
エクセター大学の研究者たちが、植物が置いてあるオフィスは、置いていないオフィスに比べて、仕事がしやすく、生産性が高まることを発見しました。
研究者らは、「リーン:無駄がない」と「グリーン:緑のある」オフィスが、従業員の職場の満足感、空気の質、集中力などの感覚に、どのような影響を与えるかを調べました。また、数カ月、両タイプのオフィスの生産性レベルをモニターしました。
結果、植物が置いてあるオフィスは、職場の満足感が高く、従業員のエンゲージメントも高いことがわかりました。
では、デスクに鉢植えを置くだけで、報告書が早く仕上がるのでしょうか?
おそらく、そんなことはないでしょう。
とはいえ、経験上、無味乾燥な環境より、心地よい環境で仕事をしているときのほうが、明らかに生産性が高くなると感じます。
植物を置くのは、職場を簡単に快適にできる方法の1つであり、無機質になりがちなデスクにささやかな活気と彩りをもたらしてくれます。
数年前から、私のデスクの上で植物が欠かせない主役となっています。また、ここ数年の生産性は過去最高となっています。偶然でしょうか? あるいはそうかもしれません。
とはいえ、もしあなたが現在、あまり快適でない環境で仕事をしているなら、小さな観葉植物を置くだけで、心地よさが増し、生産性が高まるかる可能性は間違いなくあります。
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Image: Lifehacker US
Source: Science Daily
Emily Price - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之
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