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「常に半歩先を考える」オーダーメイドスーツを民主化する取り組みの未来像とは?

Sponsored By 株式会社オンワードパーソナルスタイル

「常に半歩先を考える」オーダーメイドスーツを民主化する取り組みの未来像とは?
Photo: 千葉顕弥

近年、働き方改革を旗印に、クールビズを含めたオフィススタイルのカジュアル化が加速しています。

若い世代になればなるほどスーツ離れが進むといわれる今後、日本のビジネスパーソンのトレードマークであったスーツの未来はどうなっていくのでしょうか?

その鍵を解き明かすべく訪れたのは、『KASHIYAMA the Smart Tailor芝浦ショールーム

約90年の歴史を持ち、オーダーメイドを含め、年間数十万着のスーツを扱うオンワードグループの株式会社オンワードパーソナルスタイル関口猛代表取締役社長に、スーツを取り巻く未来のビジョンについてお話を伺いました。

日本人の “スーツ偏差値”が低いのはジャストサイズじゃないから

――日本の街行くビジネスパーソンの中には、体に合っていないスーツを着るなど、スーツをきちんと着こなせている人はまだまだ少ないように感じます。日本と海外のスーツを取り巻く状況にはどんな違いがありますか?

関口:僕は海外に行くとよく「君はなぜアジア人なのにちゃんとスーツを着ているの?」と聞かれることがあります。欧米の人からしてみると、そう言われるくらい日本人はスーツの偏差値が低いようです。

そもそも日本ではスーツの正しい着方を学校では教えてくれません。その点、欧米では日本人がお箸の持ち方を教わるように、スーツの着方を親が子に教える文化があるというバックボーンの違いはありますね。

日本人は人と同じスタイルに安心感を覚える人が多いですよね。日本では、高度成長期にスーツが通勤服として既製服化し、画一的なスタイルが広がりました。その際、スーツを着る上で重要なサイズ感をきちんと教わらないまま大衆化していったのだと思います。

一方でここ10年くらいは、若い人を中心に“ぴったりサイズの方がおしゃれ”という情報がどこかで刷り込まれて、やたらタイトにスーツを着る人もいますが、それもやはり間違いではないかと思われます。

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Photo: 千葉顕弥

―― スーツスタイルを褒められることが多いという関口さんですが、どんな思い入れがありますか?

関口:高くていいスーツを身につけることが重要ではありません。それよりも気をつけているのは、なるべくサイズが合ったものを着ること。たとえば体型が変わってしまったら、その都度修理に出しています。

それから重要なのは、手入れがきちんとされているかどうか。パンツにプレスがきちんとかかっているか、しわになっていないかということにはすごく気を遣っています。日曜の夕方はスーツと靴を手入れする時間に充てています。向こう3日分のコーディネートを揃えて、それを見ながらお酒を飲むのが癒しの時間になっています(笑)。

それから僕自身、スーツの着方で一番参考にしているのは映画です。特に欧米でスーツスタイルが定着した1940年代頃の洋画はとても勉強になります。おすすめは、スーツの本場であるイギリスの系譜をくむ映画「007」シリーズ。一点のぬかりもなくビシッと決めたスーツスタイルなので、とても参考になりますよ。

従来のクラシックスーツよりもオーダーメイドスーツが主流に

――スーツを着るハードルが一気に低くなりました(笑)。オムニチャネル進化系の事業として、オーダーメイドスーツブランド『KASHIYAMA the Smart Tailor』を始めたきっかけは?

関口:オンワードグループはもともと、紳士服をメインに扱う商店から創業しました。90年以上の歴史を持つ当社グループでは、オーダーメイド、既製服あわせて年間数十万着のスーツを製造するプラットフォームの活用ができると考えました。

その背景として、クラシックスーツの市場規模は右肩下がりですが、働き方改革が叫ばれる今の時代、コンフォータブルに日々を過ごしたいというニーズが高まっています。そもそもオーダーメイドといえば、就職祝いなどに数十万円かけて数カ月がかりで作ってもらうものでした。でも、ここ数年、オーダーメイドの価格が下がり、敷居も下がってきています。今の時流にあわせた新しいオーダーメイドスーツを提供したいということで事業をスタートしました。

クラシックスーツの市場規模は2200億円、オーダーメイドスーツは500億円といわれていますが、今後はクラシックスーツの市場をオーダーメイドが抜いて、主流になる日が来ると考えています。

オーダーメイドスーツ界のイノベーション『KASHIYAMA the Smart Tailor』

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『KASHIYAMA the Smart Tailor』の芝浦ショールーム。
Photo: 千葉顕弥

―― 『KASHIYAMA the Smart Tailor』は、サイトで予約し、店頭で採寸、最短1週間で納品、しかも3万円からオーダーできるというインパクトある商品サービスです。こんなスピーディーなオーダーメイドスーツは世界にも類を見ないと思いますが、この価格や納期を実現できた秘訣は?

関口:たとえば週末に採寸したら翌週末に納品されて、次の月曜日から着て行けるくらいのスピード感じゃないと、買ったときの高揚感も薄れてきますよね。

安く提供できるポイントは、工程や物流を含めた「入り口」「真ん中」「出口」の3つにあります。昔ながらのオーダーメイドの場合、まずは採寸して店から工場にFAXを送ったあと、工場の方で大量のオーダーの中からひとつずつ順番にデータを入力し直す工程だけで3〜4日かかります。その点、『KASHIYAMA the Smart Tailor』の場合、オンラインでそのまま工場にデータが転送されます。

実は、縫製期間はクオリティに関わる部分でもあるので、従来とあまり変わっていません。特に肩や襟の「いせ込み」のような着心地に影響する部分は職人の技術を要するからです。

さらに、通常の物流だと、検品を2〜3回経ることになりますが、その点、『KASHIYAMA the Smart Tailor』はグループ自社工場で作っているので、出荷の際に1回検品するだけで済みます。中間のムダを省き、効率化した物流改革が価格とスピードに影響しています。

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環境に配慮し、コンパクト化されたパッケージを採用。
Image: KASHIYAMA the Smart Tailor
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圧縮パック梱包「パックランナー」の採用により、スーツ業界初の工場から自宅へ直接配送が可能となった。
Image: KASHIYAMA the Smart Tailor

―― 『KASHIYAMA the Smart Tailor』の他社ブランドとの差別化ポイントは?

関口:『KASHIYAMA the Smart Tailor』は、熟練工と最新のIT技術をほどよく組み合わせたハイブリット型の工程により、価格とクオリティのバランスのよさが特徴です。

20年以上のベテランの熟練工が在籍し、働く人のモチベーションも高い優良なグループ自社工場で作られているので、それが品質にも反映できていると自負しています。今年の4月には、中国・大連に縫製技術とデジタル技術が融合した最新鋭のスマートファクトリー(第2工場)が開業しました。ただしその一方で、「いせ込み」のような着心地に影響する部分は職人の手作業で仕上げています。

これまで中国などの最新鋭のIT化された工場を数多く見てきましたが、そこでは人の手よりもオートメーション化されている比重が高いので、『KASHIYAMA the Smart Tailor』のような新しいテクノロジーと熟練の技術が絶妙にフィットしたハイブリット型はかなり珍しいと思います。

―― 顧客からの反響はいかがですか?

関口:おかげさまで、価格とクオリティのバランスがいいということで、ご好評をいただいています。それからやはり、忙しいビジネスパーソンの方には特に最短1週間で納品できるのはかなり喜ばれていますね。一般の方だけでなく、意外とスタイリストさんからのオーダーも多く、役者さんが役作りのために体型が変わって手持ちのスーツが着られなくなり、収録に間に合うように急ぎでスーツを作りたいというときにもご利用いただいているようです。

―― 日本人のスーツに対する意識を変えたいという思いが強いのでしょうか?

関口:『KASHIYAMA the Smart Tailor』によって、ビジネスパーソンの戦闘服であるスーツをサポートしていきたいという思いが根底にはあって、“オーダースーツの民主化”を掲げています。と言いますのも、日本のように満員電車から大勢のスーツを着た人が出てくる光景は、世界的に見ても珍しいのです。ただ、スーツ人口が多い割には、今ひとつスーツの着方がわかっていない人が多いのが現状だと思います。

それは今後、国内外でビジネスをする上でもマイナス要素。別に高いスーツを着る必要はなく、最低限のルールさえ守っていただければ、それだけで三段階はレベルアップできると思います。近年は企業や学校からのオファーで、スーツの着方をレクチャーさせていただく「着こなしセミナー」の機会も増えていて、ご好評をいただいています。

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関口社長が取材当日に着用していたのは次世代ビジネスマンに向けた高機能セットアップ「MODERN TAILORED」ラインのもの
Photo: 千葉顕弥

―― 最後に、普段はスーツを着る機会が少なめで、ある意味、“スーツ音痴”ともいえるビジネスパーソンに、今後主流となっていくオーダースーツを利用することのメリットについて教えてください。

関口: シェアオフィス「WeWork」でもコラボレーションさせていただいていますが、そこで働くIT系の方は特にタイドアップされたスーツスタイルでいる方が不自然ですよね。それならば、まずは「MODERN TAILORED」ラインというセットアップあたりから試していただくとちょうどいいかと思います。きっかけとして、たとえば、1週間後に控えたプレゼンなどでビシッと決めたいというようなときに気軽にオーダーしていただきご利用いただければと思います。

先週、アメリカ本国の「WeWork」のトップとも話をしたのですが、彼らが提唱する「いいオフィス環境をいつでもどこでも自分にカスタマイズされた空間で」という理念と、「常にコンフォータブルでいたい」というニーズにお応えする「MODERN TAILORED」ラインは理念が近いと感じました。親和性が高いこともあって、オフィスに移動式販売機を持ち込んで気軽に試着・採寸できる試みを考えています。ぜひ今後の展開にもご期待ください。

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この春からスタートした、次世代ビジネスマンに向けた高機能セットアップライン「MODERN TAILORED」では、シャープで上質感がありながら、快適で動きやすいコンフォータブルセットアップ“TRAVELLER”、オンオフ兼用で清涼感あるスポーティーなセットアップ“ACTIVE”の2スタイルをラインアップ。価格は、3万円(税別)と4万円(税別)で、最短1週間でお手元に届く。
Image: KASHIYAMA the Smart Tailor
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パンツには、収納性抜群の隠しジップポケットが付いている。
Image: KASHIYAMA the Smart Tailor
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持ち運びに便利なポケッタブルポーチ付き。そのまま洗濯ネットとしても活用できる。
Image: KASHIYAMA the Smart Tailor

業界大手のオンワードグループが手がける、最短1週間で高品質なオーダーメイドスーツが3万円からできる『KASHIYAMA the Smart Tailor』とセットアップの「MODERN TAILORED」ライン。その取り組みの背景には働き方改革がありますが、同時にスーツを取り巻く環境も大きく進化していることが理解できました。

ここまでオーダーメイドスーツの敷居が低くなれば、将来的にはわざわざ店舗に足を運ばなくても、快適かつカラダにフィットしたオーダーメイドスーツが手に入る日もそう遠くはなさそうです。


Photo: 千葉顕弥

Image: KASHIYAMA the Smart Tailor

Source: KASHIYAMA the Smart Tailor , MODERN TAILORED

(庄司真美)

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