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1フライト約30kg出るという飛行機のゴミを減らす方法

1フライト約30kg出るという飛行機のゴミを減らす方法

飛行機に乗ると、大量のゴミが出ますよね。思い出してください。食事、ヘッドフォン、ブランケット、ストロー、ナプキン、砂糖セットなど、すべてがビニール袋に入っていませんか?

ユナイテッド航空を所有するUnited Continental Holdings Inc.社によると、1回のフライトにつき平均約30kgものゴミが出ているといいます。そしてその大半は、リサイクルされていないと思われます。

そんな中ユナイテッド航空は、6月5日の世界環境デーの認知を高める目的で、シカゴ発ロサンゼルス行きの「グリーン」フライトを運航しました。グリーンフライトではバイオ燃料を混合した燃料を使い、カーボンオフセットを購入し、リサイクル可能なカップを使用するなどしてゴミを削減しました。

しかしこの取り組みは1便だけの話であり、今後も継続して運航するわけではありません。

ゴミを出さないフライトはなかなか実現しそうにありませんが、乗客一人ひとりが習慣を変えるだけでもゴミを減らすことは可能です。たとえば、使い捨てのフォークを使わずに再利用可能なものを持ち込むなど、ちょっとした心がけでいいのです。

出発前:冷蔵庫を整理し電子機器の電源を切る

フライト前に自宅でしておくべきゴミ削減方法は、いくつかあります。まず、1週間の旅に出る前に、冷蔵庫に残っている食べ物を冷凍しておくこと。冷凍保存できないものは、誰かにあげてしまいましょう。

また、出発前には電子機器をコンセントから抜いておきましょう。外部電源、スリープモードやスタンバイモードになっている機器、小型家電(電子レンジやコーヒーマシン)、モデム、ルーターなどです。エアコンや温水器などの電源を切るのも忘れずに。これらはすべて、使っていないときでも電気を消費します。

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Photo: Shutterstock

ゴミゼロキットを用意する

ゴミゼロへの最短ルートは、再利用可能なアイテムを詰めた「ゴミゼロキット」を機内に持ち込むこと。ゴミゼロのエキスパートであるPolly Barks氏は、このようにアドバイスしてくれました。

旅行中に遭遇する使い捨てのプラスチック製品をひとつひとつ思い出しながら、再利用可能な代替品を用意してください

ペットボトルの水や使い捨てのコーヒーカップではなく、再利用可能な保温用水筒や、リアルなフォーク、布のナプキン、おやつを入れた容器などを用意しましょう。

ポイントは、再利用可能な水筒です。セキュリティ通過後に水を入れられるので、空港で高価なボトルウォーターを買う必要はありません(機内では使い捨てのカップではなく水筒に水を入れてもらうように頼みましょう)。おやつも自前で持ち込み、プレッツェルやクラッカーは断ってください。

もちろん、ストローやナプキンなど、ゴミになるものはすべて拒否してください。何も言われずにナプキンを渡されたら、少なくともゴミにならないように持ち帰り、何かのときに使うようにしましょう(炭酸飲料を缶ごともらったら、あとでリサイクルできるように持ち帰ってください)。

また、機内で提供されるヘッドフォンやブランケットを使わないよう、ヘッドフォンやセーターは持ち込むことです。

一方で、国際便の場合、ゴミを減らす目的で食事を断るのはやめてください。当該国の法律に従い、残った食べ物やゴミは焼却処分になるケースが多いからです。それに対し、国内便や格安航空会社の場合、残った食べ物や飲み物は次の便で使われることが多いでしょう。

カーボンオフセットを購入する

航空券を買うときに、カーボンオフセットを同時購入できる場合があります。これは環境団体への寄付であり、あなたの移動によって発生する炭素排出を相殺するために使われます。Barks氏はこう説明します。

団体があなたの炭素排出のコストを算出し、それに相当するお金を支払う仕組みです。

しかしこのビジネス、Afarの記事にもあるように、オフセットをお金ベースで計算する仕組みのため、問題を金で解決しようとしているとして批判を浴びています。

さらに、排出量のオフセットとして植樹をしているイニシアチブが多いため、大量の炭素を吸収するには非常に長い年月が必要です(言い換えると、あまり効率的ではありません)。

もちろん何もしないよりはマシですが、オフセットを購入するなら、その寄付先をきちんと検討してから決めてください。

決して理想的なソリューションではありません(長期的なソリューションであり、あなたの移動の影響をすぐに相殺してくれるわけではない)が、あなた自身環境保全に貢献している気持ちになれるというメリットもあるので、価値あるプログラムを選んで支援するようにしましょう。

たとえばユナイテッド航空では、Conservation Internationalとの提携のもと、フライトのカーボンフットプリントを金額に換算し、植樹だけでなく森林や野生生物を保護する世界的な取り組みに寄贈しています。

Barks氏は、移動によるカーボンフットプリントの計算にTerrapassというサイトを勧めています。ここで排出量を計算すれば、航空会社と提携している団体以外にも寄付を行うことができます。たとえば、Green-Eが発表しているカーボンオフセットの寄付先リストを見て、寄付に見合った団体を見つけてください。

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Source: Polly Barks ,TrashisforTossers,USA TODAY,thePOINTSGUY,Afar,ユナイテッド航空,Terrapass,Green-E

Josh Ocampo – Lifehacker US[原文

訳:堀込泰三

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