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会議やプレゼンで説得力のある「良い声」を出すためのセルフトレーニング法

会議やプレゼンで説得力のある「良い声」を出すためのセルフトレーニング法
Image: Shutterstock.com

営業トーク、プレゼン、会議など、ビジネスの現場では説得や説明をする機会が頻繁にあります

ここで重要なのは、話す内容や構成もさることながら、「良い声」を出せること。声量があり、滑舌良く話せれば、相手はあなたの発言にきちんと耳を傾けてくれ、説得力も増すでしょう。

逆に、声が小さく、滑舌も悪ければ、話の内容がいかに優れていても、説得力はがた落ち。ひいては、仕事への評価・成績にも暗い影を落とことになります。

そうした声の問題を、セルフトレーニングによって改善するというのが、今回紹介する書籍『超一流の人が秘密にしたがる「声と話し方の教科書」』(光文社)です。

著者の司拓也さんは、プロのボイストレーナーとして、著名な俳優、アナウンサー、政治家らの声の悩みを解決してきた第一人者。数あるレッスンの中から一人でできるものを、本書で公開しています。

ボイストレーニングといえば、発声練習が思い浮かびますが、本書に掲載されているメソッドの多くは、身体にアプローチするという意外な方法です。

姿勢を改善するだけでも声は良くなる

例えば、最初に出てくるのは「姿勢」の改善

「良い声はまず姿勢から」とのことで、日頃の悪い姿勢を改めるところから入っていきます。具体的には、以下のような方法です。

・足の裏全体で地面を感じながら立つ。

・太ももの前と脛骨に意識を向ける。ポイントは、足の前面で立っている感覚を持つこと。力は入れない。

・お尻の穴を軽く締める。それによって腸腰筋が働き、この筋肉とつながっている横隔膜が使いやすくなる。

・肋骨の位置を少し高くする。プラス5センチ上げるイメージで。

(本書64pより)

出版社が、この方法の動画をYouTubeで公開しているので、こちらも見ておきましょう。

この姿勢が、他者に好印象を与えるとともに、肺や声帯への負担をかけない発声しやすいものです。第1のステップは、この姿勢を身体に覚え込ませることとなります。

人前で話す前に「横隔膜マッサージ」

スポーツの前はストレッチをして筋肉をほぐすのと同様に、人前で話す大事な場面でもストレッチをしておくことで、本番で良い声を出せます。

それが「横隔膜マッサージ」

声の問題を抱えている人の多くは、「みぞおちあたりの筋肉がカチカチに固まって」いるそうです。ここは横隔膜周辺の筋肉がある箇所で、ここをほぐすと、発声が楽になります

やり方は、肋骨の下の部分に人差し指・中指・薬指を押し込んで肋骨をつまみながら、息を吸って吐き切るというのを、約30秒繰り返します。

これも、YouTubeに動画が公開されています。

プレゼン前の緊張を抑えるには

大勢の前でプレゼンする際は、よほど場慣れしていないと緊張するもの。ご存知のとおり、緊張感に支配されてしまうと、良い声は出せません

そこで、本書には緊張を抑えるコツがいくつか載っています。

その1つで、簡単にできるのが「あがりカミングアウト」

これはプレゼンが始まった時に、「すみません、みなさんの視線で胃袋が縮みあがっています。ちょっと視線をはずしてもらえますか?」などと、あがりやすい性分であることを打ち明けてしまうことです。

あがりカミングアウトには、「聞き手は親近感を覚えてくれて、場の緊張した空気が緩む」という効果があります。

逆に、「相手をカボチャと思え」というよく知られた方法は、すすめられていません。これは、話し手が聴衆の反応から目をそらすことになってしまうためです。これだと、緊張はかえって増幅してしまいます。

心身の不調で声が出ない時は「ため息デトックス」

心配事があったり、疲労や二日酔いなどで体調が思わしくない時は、良い声も出せません。

こんな場合に使えるのが、「ため息デトックス」

やり方は、まずため息をつきます。そして、「体の力を抜いてリラックスし、姿勢を正したうえで息を深く吸い込み、お腹から声を出す」。これだけです。

ネガティブなイメージがあるため息ですが、実は心と体のデトックス作用があり、その後でお腹から声を出すと良い声が出て、元気の回復へとつながると、著者は述べています。


上記で挙げた手法は、本書に掲載されている数々のトレーニングの一部にすぎません。自分が克服したい声の問題に対応したトレーニングを選んで、良い声を目指しましょう。

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Source:『超一流の人が秘密にしたがる「声と話し方の教科書」』 , YouTube(1, 2

鈴木拓也

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