新入社員の君へ。貯金したいなら、金額より目的を意識すべし
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あなたはどのようなマネープラン(財務目標)を立てていますか?
学校を卒業して働き始めたばかりの人なら、たとえば、次のような目標を立てているのかもしれません。
貯金の目標設定
- いざというときのために3カ月分の生活費を貯金する。
- 学生ローンを返済する。
- 給料の10%を401(k)に拠出する。
- 年末までにIRA(個人退職勘定/アメリカの個人年金積立て制度)に6000ドル拠出する。
上記のような目標を立てると、1つ達成するごとに、同じようなコンセプトの目標を新しく設定することになりがちです。
「3カ月分の生活費を貯金する」を達成したら、次は「貯金額を6桁にする」を目標にするという感じですね。
しかし、お金に関する情報サイトThe Financial Dietは、個人の財務に関しては、金額で目標を設定するより良い方法があると指摘しています。
金額よりも目的を
これについて、Financial Diet共同設立者のチェルシア・ファガンさんがBusiness Insiderで詳しく説明しています。
お金は、貯めるものでなく、安全、快適性、自由、選択肢に恵まれた幸福な生活をしやすくする手段だと考えるべきで、たまにはリスクも伴います。
貯金の額より、そのお金が貯まったら何をするか考える方が大切だということです。その理由は2つあります。
1つ目の理由:老後のために貯金する、住宅購入などの手付金にする、一世一代の休暇を楽しむ、など、お金の使い道を具体的に計画できますし、今している倹約と投資が将来の選択肢を増やすと考えることもできます。
2つ目の理由:金額でなく目的を意識して貯金目標を立てると、その目的を達成する方法を見つけやすくなります。
「住宅購入の手付金として75000ドル貯金する」と考えることと「自分にも買える家を見つけて購入する」と考えることでは大差があります。
「5000ドル貯めたらパリに行ける」より、単に「パリに行く」という目標にすると、安く旅をする方法を見つけることも視野に入るので、エッフェル塔の前に立てる日が早くやってくるでしょう。
「クレジットカードで支払った3000ドルを返済しなくちゃ」と考えるより「借金の無い身分になりたい」と考える方が倹約できて、借金も早く完済できるはずです。
貯金目標を立てるときは、金額を設定するより、「何をしたいからその貯金をするのか」というスタンスで考えてみることをお勧めします。
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Image: Unsplash
Source: The Financial Diet, Business Insider
Nicole Dieker – Lifehacker US[原文:Tie Your Financial Goals to Results, Not Numbers]
訳:春野ユリ
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