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GDP世界2位目前のインドと日本は相性抜群。チャンスは今、ビジネスに乗り遅れるな

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GDP世界2位目前のインドと日本は相性抜群。チャンスは今、ビジネスに乗り遅れるな
Image: Mugendai(無限大)

世界経済は絶えず変化しています。日本が長年定位置としてきたGDP世界第2位を、中国が抜いたのは記憶に新しいところですが、わずかあと30年ほどで別の国がその地位に躍り出ようとしています。それこそがインド

IBMのWebメディアMugendai(無限大)では、インド経済の可能性にいち早く目をつけ、業績を伸ばしている企業が紹介されていました。「日本のハードとインドのデジタルが組めば最強」という真意と、グローバルビジネスにおいて日本人に必要なものとは。

旅行でインドの虜に。成長力と「デジタル人材」こそがインド市場の魅力

ロングインタビューに登場していたのは、株式会社インフォブリッジ・ホールディングス・グループ代表取締役の繁田奈歩さん

同社はインドのデリーに拠点を置き、2006年にインドの市場調査を開始。現在では、日本のみならず、アジア諸国の企業のインド進出をサポートしており、いまだ階層構造が残る独特の商習慣に関するノウハウや、人材の育成などに強みを持ちます。

それにしても、なぜインドなのでしょう。繁田さんは、実は東京大学在学中からインドをバックパッカーとして放浪し、現地で旅行会社を設立したという経歴の持ち主。

ご本人いわく「海外志向はなかった」そうですが、学割につられて行ったインドでその魅力に取り憑かれたとのこと。何とも運命的な出会いを感じます。

日本との相性は抜群。インドビジネスの先駆者が語る、経済力と「デジタル人材」
Image: Mugendai(無限大)

そんなインドビジネス約20年のインドのプロ、繁田さんから見る同国の魅力は、人口が13億人という大きな市場と、平均年齢25歳という成長性だけではありません。「インド式かけ算」に代表されるように、インドには数学に強い人が多く、特にデジタル人材の宝庫だというのです。

実際、グーグル、マイクロソフト、ペプシコといった世界に名だたる企業のトップはインド人で、シリコンバレーのスタートアップにはインド人が必ず1人は加わっているといいます。英国では外科医の4割、NASAでも研究者の4割と、理系が得意なインド人は、世界中で活躍しているのです。

そして繁田さんは、それこそが日本との相性の良さだと指摘し、以下のように語っています。

モノづくりのデジタル化を進めたい日本はインドのデジタル化の人材を活用すべきなのです。もしインドで人材を採れなかったら、今後のデジタル化の進展は期待できません。

一方、インドはすり合わせのようなモノづくりのノウハウが乏しい。そこでハードに強い日本と、デジタルに強いインドを融合させればともに強みを発揮できるようになります。

また、多様性の塊であるインドで育った人は、立場が異なる人たちとのコミュニケーションも得意で、物事を円滑に進めることに長けているのも魅力とのこと。

爆発的な成長に乗り遅れるな。日本企業の「ここがダメ」

そんな魅力あふれるインド市場ですが、繁田さんは日本企業の対応にはじれったさを感じているといいます。何より「意思決定の遅さ」が問題だと、以下のように指摘しています。

インドビジネスで失敗する企業に共通するのは、「本社にお伺いを立てないといけない」という姿勢です。本社に聞いても、インドの事情など分かりません。本社から海外子会社の数字の未達成をとがめるような管理を何度もされると、現場で必死に戦っている社員はやる気を失ってしまうのです。

繁田さんの目から見ると、経営トップが強くコミットしている会社は成功しているといい、例えばユニ・チャームのトップは「インドは重点市場なのでやり切るしかない。全社を挙げてインドを応援しなさい」と部下に檄を飛ばしているそうです。

それに何よりも、多くのインド企業は日本とタッグを組みたがっていると繁田さんはいいます。彼らは、敗戦から経済大国に成長した日本に尊敬の念を抱いているそうで、8月の原爆投下の日にその話題を出す人もいるほどとのこと。

繁田さんが提唱する「日本のハードとインドのデジタルが組めば最強」とは、こんなところにも理由があったのです。

インドから学ぶ失敗を恐れずチャレンジする精神

日本との相性は抜群。インドビジネスの先駆者が語る、経済力と「デジタル人材」
Image: Mugendai(無限大)

日本人は失敗を気にしすぎる」と指摘する繁田さん。グローバルビジネスでは何が起きるか予測できず、「正解」などありません。でも、修正すればいいだけだし、少しくらいの失敗なら、どんどんやったほうがいいと語ります。

日本人とは対照的に、インドの人は「人生を楽しめ」と言うそう。長年のインドとの関わりから、チャレンジを恐れる人に以下のようなメッセージを送っています。

小さなことでも「これは面白い」と思ったら、まずやってみる。たった1度しかない自分の人生です。チャレンジしながら面白がって生きていきたいですね。

異国文化の中で着実にビジネスを大きくする繁田さんのバイタリティに、学ぶことは多そうです。インド好きな方もそうでない方も、ロングインタビューの続きはMugendai(無限大)からお楽しみください。


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Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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