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元航空会社社員が解説!「この人できる!」と思わせる、国際線の乗り継ぎ術8選

元航空会社社員が解説!「この人できる!」と思わせる、国際線の乗り継ぎ術8選
Image: Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com

私は、外国の航空会社の社員として、アメリカの大空港で勤務していました。その経験から、「この人できる!」と思わせる、日本とアメリカ間の国際線の乗り方と豆知識を紹介します。

1. 航空券と搭乗券は別物です

では、成田空港からダラス・フォートワース空港を経由して、メキシコのカンクンへ行った場合を例に説明します。

まずフライトを予約して購入すると発行されるのがeチケット、つまり航空券です。

フライトに乗るためにチェックインすると発券されるのが、搭乗券。英語ではboarding pass、boarding cardと言います。搭乗券は紛失しても再発行ができます。

2. 搭乗券には何が書いてある?

まちがって他人の搭乗券が発券されることはほとんどありませんが、スムーズな旅はチェックインから。搭乗券をもらったら、以下の6つをチェックしましょう。

  1. 乗客名
  2. 航空会社名
  3. 便名(flight number)
  4. 到着地(destination)
  5. 搭乗時刻(boarding time)
  6. 出発時刻(departure time)

通常、成田では「成田ーダラス便」と「ダラスーカンクン便」の2枚の搭乗券が発券されます。まずはダラス便の搭乗券が必要なので、カンクン便の搭乗券はしまっておいてよし。

搭乗券によっては、到着地がアルファベット3文字からなる空港コードでのみ表示されているタイプと、搭乗時刻だけしか表記されていないタイプもあるので、あらかじめ到着地の空港コードをチェックしておくと安心です。

この場合は、ダラス・フォートワースはDFW、カンクンはCUNです。

3. 預け入れ荷物のタグも読めると心強い

バックのタグ
バックのタグの例。一番上の「YYC」が最終目的地
Image: Dave Butler/Flickr

出発空港で預け入れ荷物につけられるタグ。この読み方もわかっていると鬼に金棒です。タグには乗客名、航空会社名、便名、経由地や最終目的地の空港コードなどが記されています。

成田からダラス・フォートワースを経由してカンクンへ行くタグの表示は次のようになり、下から読みます。

  • CUN (カンクン行き。最終目的地へのフライトが上に表示される)
  • DFW (ダラス行き。最初のフライトが一番下にくる)

乗り継ぎ空港に到着してタグを外してしまう人に遭遇したことがありますが、タグは最終目的地に到着するまで外さないが鉄則。不要な場合には、地上係員が外してくれます。

今後、経由空港も含めて預け入れ荷物の自動化がますます進むことが予想されるので、自分でタグを確認できるようにしておくことをおすすめします。

4. アメリカの空港の掲示板はこう読む

さて、乗り継ぎ空港であるダラス・フォートワース国際空港に到着しました。

カンクン便の搭乗口(departure gate)を確認するには、空港にあるフライトの掲示板、英語で「Flight Information Display System」、略して「FIDS(フィッズ)」を探してください。

経由空港のFIDSが出発時刻順である場合と、到着地のアルファベット順の表記のところがあります。ちなみにダラス・フォートワース空港は後者です。

注意したいのは、共同運航(コードシェア)便。

異なる航空会社名と便名も表示されるので、自分のフライトが見つからなくてもあせらないで。自分の航空会社名と便名も表示されるので、それで確認すると安心です。

5. 「行き先は?」と聞かれたら

乗り継ぎの際、地上係員に目的地を聞かれたら、「カンクン」と都市名で答えます。

ただ、都市名だけでは足りないこともあります。それは一都市で複数の空港があるニューヨーク市などへ行く場合。

これには次のような都市と空港が当てはまります。かっこ内は空港コードです。

  • ニューヨーク市:ジョン・F・ケネディ(JFK) 、ラガーディア(LGA)、ニューアーク(EWR)
  • ヒューストン:ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル(IAH)、ホビー(HOU)
  • ワシントンDC:ロナルド・レーガン・ナショナル(DCA)、ダレス(IAD)
  • シカゴ:オヘア(ORD)、ミッドウェー(MDW)
  • ダラス:ダラス・フォートワース(DFW)、ラブフィールド(DAL)

この場合には空港名も含めて、「ニューヨーク、JFK」「ワシントンDCのレーガン空港」「シカゴのオヘア」のように答えると完璧です。

東京には成田(NRT)と羽田(HND)、大阪には伊丹(ITM)と関空(KIX)があるのと同じですね。

6. 間違えやすい都市名には州名も加えると確実

テキサス州ダラスとワシントンDCのダレスは日本人には発音し分けにくいので、英語で伝える場合には「ダラス、テキサス」、「ダレス、ワシントンDC」と州名まで入れると勘違いを防げます。

ポートランドはオレゴン州なのか、メイン州なのか。

ワシントンは、ワシントン州なのかワシントンDCなのか。目的地によっても州名を入れたほうが確実な場合もあります。

7. 経由空港では、出発地(日本)で預けた荷物はどうなるの?

日本からアメリカ経由でメキシコへ行くというような、国際線から国際線の経由の場合、預け入れの荷物をアメリカ入国時に税関で一度受け取らなければならない空港と、その必要がない空港があります。

これは航空会社ではなく空港によるので、事前に航空会社のサイトなどで確認するか、乗り継ぎ空港に到着してから現地の地上係員に確認するのがベストです。

8. 大空港では搭乗口の変更はありと心得る

さて、乗り継ぎ便をFIDSで確認し、搭乗口に到着。なのに、待っているうちに搭乗口の変更がアナウンスされるではないですか。

1日に何百というフライトが行き来するアメリカの大空港では、搭乗口の変更は日常茶飯事。どの便にも搭乗口の変更の可能性はあるのだ(実際にそうなんです)と心得ておくと、イライラが防げます。

では、皆さん良い旅を!

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Image: Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com, Flickr

ぬえよしこ

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