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完璧な育児なんてない! 理想的な親になろうとする必要はありません

完璧な育児なんてない! 理想的な親になろうとする必要はありません
Brett Sayles (Pexels)

10年前、ママブログの人気が出始めた頃、母として生きていくために団結しなければならないような気になっており、「ママ戦争」的な現象が起こっていました。

メディアが『ママ』を分断した?

戦争というのは、親としてどのような選択をしたかによって立場が分かれるもので、「主婦ママ対ワーキングママ」「母乳ママ対ミルクママ」「抱っこママ対ベビーカーママ」「添い寝派対ベビーベッド派」などがあります。

辛辣な言葉の多くは、メディアが生み出したり、脚色したりしたものですが、実生活でも同じようなことを言っている人を見ました。

親は(主に母親は)、自分たち独自の子育て理論を正しいと認めたり、支援してくれると感じられる、小さなグループに分かれます。

親になるという、人生を変えるような変化に直面すると、人間そうなるのは当たり前です。

しかし、互いに同情したり、サポートしたり、アドバイスしたりしながら、自分はそういうタイプの親なのだと自分自身にレッテルを貼るようにもなります。

当時、息子は赤ちゃんでしたが、息子の赤ちゃん友だちが母乳で育てられているかだけでなく、何ヶ月(何歳)なのかも正確に知っていました。

どの子が布おむつで、どの子が紙オムツなのか知っていました。どの子が眠くなるとグズって、どの子は全然そうではないかを知っていました。

自分と同じグループにいるママが、突然自分よりもうまくやっているように思えるという人は多いです。子育てが(特にオンライン上では)人と比べるものになってしまいました。

インフルエンサーがもたらした『完璧な生活』

これをさらに悪化させているのが、自分がいかに完璧に子育てをしているかを見せ始めた、Instagramの“インフルエンサー”です。

ライターの Kathryn Jezer-Mortonは「The Cut」でこのように説明しています。

インフルエンサー世代は、誰もが苦心して用意したとわかっているのに、フォローせずにはいられない(そして批判して壊す)インスタ上の完璧な生活をもたらしました。

すぐに、その人たちの家だって四六時中そんなにきれいなわけがないとわかり、誰もがもう十分だと思いました。

そして、“本物の”母親は、新しいやり方で自分たちを定義するようになりました。

私はよくやってると思う。だけど、これすごく大変だから!」という心情がにじみ出ているような言葉です。

『完全に不完全』でいい!

そして「完全に不完全」というムーブメントが生まれました。

Jezer-Mortonはこのように書いています

「完全に不完全」という言葉は、完璧主義に陥らないようにと主張しています。

また、自分を受け入れたり、困難を乗り越えたりする“道のり”に関する物語と共に、語られることが多いです。

人生全体に対する向き合い方を説明するのによく使われる言葉です。

幸せな主婦の生活を忘れて、自分の家庭にすでにある混乱と愛を受け入れてください。

自分のことを「完全に不完全」な親だとラベリングするのは、自分を受け入れているわけですが、それでもまだ正しくないような響きがあります。

現在、私の息子は8歳で、別の州で暮らしていますが、息子の友だちのMatthew(マシュー)が母乳で育ったのか、もう一人の友だちのMatthewが託児所に行っていたのか、さらに別の友だちのMatthewが赤ちゃん主導の離乳方法で離乳食に移行したのか、まったく何も知らないと報告できるのがうれしいです。(それにしても、Matthewと言う名前の多い地域です)

さらにうれしいのは、彼らの親がいい人たちかどうかを判断しようとする以前に、彼らがどのように育ったのかあまり気にせずに済むことです。

「どんなタイプの親か」なんて決めなくていい

自分に対しても、他人に対しても、自分がどういうタイプの親なのかを決める必要はありません。ずっと同じタイプの親でいる人はいません。

あらゆるタイプの親を少しずつ混ぜたような親になることもあれば、しばらくの間は完全にこういうタイプの親で、その後は完全に別のタイプの親になることもあります。

子どもにとって必要に思える日は、過干渉な親になるかもしれないし、それ以外の日は子どもを放任する親になるかもしれません。

自分の子どもや家族に対してそれでうまくいっているのであれば、小さな型やキャッチーなハッシュタグにはまる必要はありません。

私の息子は、赤ちゃんの時に何カ月間も、オーガニックのフルーツや野菜の自家製ピューレとプロテインしか食べていませんでした。

幼児になると、電子レンジでできる恐竜型のチキンナゲットを大量に食べました。

息子がどのようなメディアを見ているのか、どのように見ているのかという点については、私はイライラするほど厳格です。ですが、パソコンやスマホを見る時間はまったく制限しません。

息子が家にいる時は、複数人でやるオンラインゲームをさせませんが、息子が外で友だちと遊ぶ時は、まったく監視しません。

子育てをしている時に、大声で怒ることもあります。

私の基準は曜日やその日の風向き、そして私の気分によって変わります。

望ましいきちんとした親に比べて、私がどんなタイプの親になるのまったくわかりません。

完璧な親が100点だとして、自分が何点くらいなのかを測る方法もわかりません。

測る必要もありませんけど。

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Image: Pexels

Meghan Moravcik Walbert - [原文:You Don't Have to Define What Type of Parent You Are

訳:的野裕子

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