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家計の見直し

QRコードなどのスマホ決済を、家計管理に役立てる方法

QRコードなどのスマホ決済を、家計管理に役立てる方法
Image: TarikVision/Shutterstock.com

こんにちは。家計再生コンサルタントの横山光昭です。

最近は、スマホ決済サービスについて見聞きしたり、実際に利用しはじめたという人も多いでしょう。家計相談の場面でも、スマホ決済の使い方や、その管理の仕方を聞かれることも多くなりました。

お得なキャンペーンや、クレジットカードとの連携でポイント還元率が上がるなど、顧客獲得競争が行われていますが、では、スマホ決済は家計管理に役立つのでしょうか。

横山光昭(よこやま・みつあき)

yokoyama

家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー 代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、これまで1万人以上の赤字家計を再生。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は55万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計270万部となる。また、お金の悩みが相談できる店舗を展開するmirai talk株式会社の取締役共同代表も務める。

家計簿アプリは、スマホ決済管理の強い味方になる?

家計簿アプリは、スマホ決済でも使えるのか
Image: TarikVision/Shutterstock.com

スマホ決済では、支払いなどの利用履歴が、アプリで確認できます。

そうなると「管理がしやすい」と思いがちですが、今、そのスマホ決済の種類がすごく増え、ユーザーは、スマホ決済サービスの特徴や特典に合わせて、少しでもお得に使えるようにと使い分けを考えています。

そのため、利用履歴はアプリごとに散らばり、全体像が見えにくくなっているのです。

また、お金が見えない支払いであり、支出額がつかみにくいため、クレジットカード決済のように支出が増えることが起こりやすくなります。過去には、クレジットカードを使うと支出が2割ほど増えると言われていました。それと同じになる可能性が高いということです。

すでに、スマホ決済を利用している人は、「コンビニでの利用が多くなった」「口座の残高が予定以上に少なくなっている」ということがないでしょうか。どの期間に、どこの店で使うと還元率がアップ! などという情報が入ることで、お財布代わりとして無意識に利用しているという可能性もあります。

そういった気の緩みを無くすためにも、支出の把握ができるという状況をつくることが大切です。

ただ、家計簿アプリに支出を集約することもできますが、家計簿アプリによってスマホ決済を自動で記録できるもの、できないものがあります。また、日本はいまだに現金払いしかできないお店がたくさんあります。

つまり、自動入力で家計簿を記録しても、正しく支出を把握しようと思えば、現金払いの入力が不可欠ということです。

現金払い以外の支出を自動管理したいなら、家計簿アプリが自動入力に対応しているスマホ決済サービスを使い続けるなど、工夫が必要です。

スマホ決済をデビットカードのように使う

スマホ決済を、デビットカードのように使う方法
Image: Pretty Vectors/Shutterstock.com

スマホ決済は、口座からアプリにチャージする、クレジットカードに紐付けて、カード払いにするなどが主流ですが、10月に実施される予定の消費税増税に向け、各銀行が口座から決済できるサービスを提供するようです。

すでに「ゆうちょペイ」がありますが、これはアプリで決済するときに、ゆうちょ銀行の残高から直接支払うものです。まるでデビットカードのような利用の仕方です。こうしたアプリを、今後、銀行が出そうという動きがあるのです。

また、現状では銀行口座から直接払う方式は少ないですが、プリペイドカードを使ってデビットカードのように支払う使い方もできます。

たとえば、スマホ決済アプリKyash(口座からチャージもしくはクレジットカードと紐付けて支払うクレジットカードブランドがついたプリペイドカード)→VISAデビットカードというように連携して利用すると、スマホ決済アプリであってもデビットカードとして使うことが可能なのです。

そして、支払いの利用履歴は、Kyashにも、VISAデビットカードにも残っているので、どちらでも見てもわかりやすい。そんな仕組みもつくることができます。

スマホ決済の管理は、紐付けるカードを1枚にすること

スマホ決済管理の方法は、1枚のカードと連携する
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現在、スマホ決済の種類は20〜30種類とも言われており、どんどん増えています。

代表的なものは、LINE Pay、PayPay、OrigamiPay、楽天ペイなどがあります。前者2つは、キャッシュバックやポイント還元が主。origamiPayは割引が主です。楽天ペイは、楽天ユーザーにとってはポイントがたまりやすいメリットがあります。こういった視点からも、利用の仕方が場面によって異なります。

また、最近ではメルペイの注目度が高いですし、d払いなどもなじみが深いと思えます。こういった複数のスマホ決済を使い分けていく環境にあると、前述の通り、支出を1つに集約して把握することが難しくなります。

スマホ決済の支出を管理するのであれば、どのスマホ決済も同じデビットカードに紐付けて利用履歴を一元管理するということが良いように思います。

現金は別に管理すべきですが、支出い元を2つにするだけなら、集約はしやすいと思えます。また、それも大変だと感じるのであれば、手書きによる従来の家計管理が必要でしょう。

現金での家計管理も、スマホ決済での家計管理も、基本的な考え方は同じです。

管理の方法に、多少の工夫が必要であるということです。これから、スマホ決済をはじめとして、キャッシュレス決済が進むと思います。早く慣れていくことも求められます。家計管理がおかしくならないよう、今のうちから少しずつ自分に合ったやり方を考えておくことをおすすめします。


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Image: TarikVision(1 ,2) , Pretty Vectors(1 ,2)/Shutterstock.com

横山光昭

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