連載
特集
カテゴリー
タグ
メディア

何ペイ使う?キャッシュレス、スマホ決済のお得な選び方・使い方【2019年版】

何ペイ使う?キャッシュレス、スマホ決済のお得な選び方・使い方【2019年版】
Image: Zentangle/shutterstock

2019年10月の消費税10%引き上げと同時に予定されている、キャッシュレス決済でのポイント還元。

キャッシュレス決済には、クレジットカードやプリペイドカード、Suicaほかの交通系ICカードなどがありますが、なかでも話題となっているのが、スマホを活用したQRコード決済

そこで、徐々に浸透しつつあるQRコード決済の現況や選び方、お得な使い方などについて紹介しましょう。


岩田昭男(いわた・あきお)/消費生活ジャーナリスト

card_iwata

早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。公式サイト

2019年は「ペイ乱立時代」を迎える

qrcode_01
Image: RRice/shutterstock

現在、続々と登場しているのが、主に〇〇ペイと名前がついている「QRコード、バーコード」で支払う決済方法。すでに、「楽天ペイ」「LINE Pay」「PayPay」「d払い」といった通信・ネット企業系と「Origami Pay」などのベンチャー企業系があります。

特に、「PayPay」による「100億円キャンペーン」がマスコミで取り上げられ話題となったので、これをきっかけにQRコード決済に関心を持った人も多かったのではないかと思います。

実際、どれぐらいの人が、このQRコード決済を利用しているのか気になるところです。

MMD研究所が、20歳〜69歳の男女2,001人を対象に実施した「2019年1月 QRコード決済サービ スのキャンペーンに関する調査」によると、普段の支払い方法として、携帯端末でタッチする方法とQRコード式を合算したモバイル決済の利用率は13.4%。

また、同研究所の「2019年2月 QRコード決済サービスの 利用に関する調査」では、QRコード決済を利用する理由として「ポイントがたくさん貯まるから」(39.4%)、「会計がスピーディーに終わるから」(31.9%)、「キャンペーンを知って興味を持ったから」(26.6%)が上位を占めていました。

新たに、みずほ銀行の「J-Coin Pay」、メルカリの「メルペイ」がサービスを開始。

今後は、ゆうちょ銀行の「ゆうちょペイ」、KDDIの「au Pay」、ファミリーマートの「ファミペイ」と、多業種が「ペイ」事業に新規参入する予定です。

2019年のQRコード決済は群雄割拠、まさに「ペイ乱立時代」が到来することになるでしょう。

どれを選ぶ? 自分に合った本命ペイの見極め方

qrcode_02
Image: : Julia Tim/shutterstock

それでは、私たちはどのペイを選べばいいのでしょうか。PayPayが100億円キャンペーン第2弾を開始していることもあり、PayPayに飛びつけばいいのか、あるいは違うものにすべきか悩ましいところです。

〇〇ペイと一口に言っても、当然のことながらそれぞれ特徴があり、利用できるところ、お金のチャージ方法利用できるクレジットカードが異なります。

その違いを見極めれば、自然と自分にぴったりのペイを見つけることができそうです。

・よく利用する場所で選ぶ

まず、利用できるところですが、たとえば、ローソンやファミリマートといったコンビニをよく利用する人は選択肢も広いので、どのペイをメインにするか迷うところです。

ローソンは、「楽天ペイ」「LINE Pay」「d払い」「Origami Pay」「メルペイ」「PayPay」に対応済み

ファミリマートは、「Origami Pay」以外すでに対応しています。

しかし、利用頻度の高い店が限定される場合もあるでしょう。

たとえば、ビックカメラを利用する人は「PayPay」「LINE Pay」「d払い」「メルペイ」、髙島屋は「d払い」、ケンタッキーフライドチキンなら「Origami Pay」と、利用できるQRコード決済が異なります。

自分が普段利用しているところでどのペイが利用できるのか確認しましょう。

・クレジットカードで選ぶ

次に、利用できるクレジットカードを確認します。

ちなみに、「楽天ペイ」「LINE Pay」「Origami Pay」は多くの国際ブランドに対応していますが、「d払い」はdカードと、VISA、MasterCard、「PayPay」はYahoo! JAPANカード、VISA、Mastercardと限定されているので注意してください。

QRコード決済をお得にする、クレジットカードの選び方

qrcode_03
Image: VectorKnight/shutterstock

そして、一番気になるのはQRコード決済を利用することで、どのくらい得するかということです。

というのも、クレジットカード以上の特典がなければ利用する意味がないからです。

そこでカギとなるのは、自社グループのクレジットカードを紐づけて得られる、ポイント還元の特典です。

・楽天ペイのお得なポイント還元

たとえば、「楽天ペイ」なら、クレジットカードを楽天カードに紐づけて決済します。これで楽天ペイの0.5%と楽天カードの1%、計1.5%の楽天スーパーポイントが利用金額に応じて得られます。

加えて、楽天カードの加盟店で利用すれば加盟店ポイントとして最大2%が上乗せされるほか、楽天カードを提示するだけでもらえる1%のポイントもあるので、結果、ポイントの四重取りができ、還元率は最大で4.5%となります。

・PayPayのお得なポイント還元

「PayPay」はどうでしょうか。カギとなるのはYahoo! JAPANカードでした。

PayPayは、クレジットカードによる後払いとチャージ式の前払いの両方ができるのですが、どちらにも対応しているクレジットカードはYahoo! JAPANカードのみだからです。

Yahoo! JAPANカードでチャージすると、チャージした金額の1%相当のTポイントが付与され、PayPayを使うことで0.5%のPayPayボーナスがもらえます。

2019年5月31日まで、利用決済金額の最大20%が戻ってくる「第2弾100億円キャンペーン」をしていますが、銀行やYahoo! JAPANカードからチャージされたPayPay残高などが20%還元の対象なので、やはり「PayPay」を利用しようと思っている人は、Yahoo! JAPANカードも同時に利用した方が得することは間違いありません。

あるいは、「PayPay」にプリペイドカードの「Kyash」を紐づけて、そのKyashへのチャージをSony Bank WALLETで行う方法もあります。この組み合わせにすることで、利用額に応じて合計3.0%が還元されるのも見逃せません。

とりあえずは、自分が利用しているお店のレジ脇で、QRコードを見かけたら、何のペイが利用できるのかを確認し、クレジットカードやSuicaなどの電子マネーで支払った場合よりも得するかどうか? を見極めることが大切となりそうです。


あわせて読みたい

どれが便利でお得なの? キャッシュレス決済の選び方

QRコード決済が、キャッシュレス社会の主役になるかも?


Image: Zentangle , RRice , Julia Tim , VectorKnight/shutterstock

Source: 楽天ペイ , LINE Pay , PayPay , d払い , Origami Pay , J-Coin Pay, メルペイ , ゆうちょペイ , au Pay , ファミペイ , Kyash , MMD研究所(1 ,2

岩田昭男

swiper-button-prev
swiper-button-next