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猛獣や野生動物に出くわしたら、思い出してほしい3つの約束事

猛獣や野生動物に出くわしたら、思い出してほしい3つの約束事
Image: Ian Billennes/Getty Images

普段の私は、夜遅く歩いて帰宅するときは不審者に警戒するのですが、昨晩は道でコヨーテ(オオカミに近縁)に遭遇してしまい、途方に暮れました。

コヨーテはいったん遠ざかりましたが、私が後ずさりすると、また戻ってきて後をついてきました。私は走りたい衝動に駆られましたが、角を曲がってコヨーテの視界から外れるまで我慢しました。

野生動物と人間の接触が増えている

翌朝、Wildlife Way Stationのディレクターを務めるマーティン・コレットさんと話したところ、こうした野生動物との遭遇は「最近はかなりよくあること」だそうです。

在来の野生動物たちは街に出てくるしかなかったのです。野生動物が生息する地域まで人間が街を広げてしまったからです。それで、野生動物たちは、人間との共生の仕方を学ぶしかなくなりました。そういう意味では、かなり良くやっていると言えるでしょう。

コレットさんによれば、人間は野生動物の餌をたっぷり生み出しています。ドッグフードを放置したり、果樹を栽培したり、ゴミを撒き散らすので、ネズミやリスがやってきます。

そう考えると、野生動物との共生の仕方を学ぶべきなのはむしろ人間の方かもしれません。ですから、野生動物と出会ったとき、安全に玄関までたどり着く方法を知っていたほうが安心です。

1. 野生動物にエサをやらない

コヨーテが私を攻撃しなかったのは、「おそらく私の外見や匂いに興味があるだけだったからでしょう」とコレットさんは言います。私がエサをくれるかもしれないと思ったのかもしれません。

コヨーテにエサをやる人がいますが、これは非常に危険な行為です。動物は、人間が食べ物をくれると思うようになると、エサが欲しくて人間を待ち伏せするようになりるからです。

コヨーテが意図的に攻撃してこないにしても、食物をもらおうとして偶然噛んでしまうかもしれませんし、何も知らない人間に近づくかもしれません。

とにかく、野生動物にはエサを与えないようにしてください。

2. 小型犬は野生動物の視界に入らないようする

コヨーテから見ると私は殺すには「大きすぎる」し、そもそもコヨーテは人間を食べないとコレットさんは言います。でも、小型犬を連れているときにコヨーテが後をつけてくるなら、犬を獲物として狙っている可能性があります。

そのため、コヨーテがいる間は犬をジャケットの内側に隠して狙われないようにすることをコレットさんは推奨しています。

大型の肉食動物に遭遇したときは、その場でしっかり立ち、身体を大きく見せるようにして、相手に恐れを抱かせるようにすべきだとよく言われます。でも、それが本当に適切な対処法なのか疑問に思い、コレットさんに聞いてみました。

「動物が追いかけてくるときは、相手から視線を外さないようにしながら、身体を大きく見せたほうが良いでしょう。」とコレットさん。

ただし、ほとんどの場合、相手は人間に特に興味を持っているのではなく、単に脅威になる存在か、あるいは食べ物を持っているか確認しようとしているだけです。とは言え、動物の意図が何なのか認識する必要があります。

悪意のあるコヨーテが後をつけてくるときや、ハイキングをしているときにクマやマウンテンライオンに出くわしたときは、動作を止めてジャケットで頭を覆い、身体をできるだけ大きく見せ、威嚇的な声を発するようにしてください。

動物に近づかずにその場でしっかり仁王立ちしましょう。その上で、「一歩後退しては立ち止まる」を繰り返すと効果的かもしれません。

では、どうすればその動物に悪意があるかどうかわかるのでしょうか。コヨーテの場合は、頭を下げてこちらを見上げる姿勢で近づいてくるときは、怒っているか怯えている証拠です。

3. 絶対に走らない

さて、私が街角でコヨーテに遭遇した話に戻ると、私は角を曲がったとたんに走って逃げました。野生動物から走って逃げるのは、大きな間違いだとコレットさんから聞いた今となっては、コヨーテの目の前で走らなくて良かったと思います。

どんな状況であれ、野生動物の目の前では絶対に走ってはいけません。走ると、獲物を狙う捕食者のメカニズムを誘発します。あらゆる捕食動物は走るものを追いかけるメカニズムを持っているからです。

動物は本能をコントロールできないので、人間が自制しければなりません。

事前にできる対策

大型捕食動物に遭遇する可能性がある場所にハイキングに行くときは、ステッキを持つことをコレットさんは推奨しています。ステッキを持つ人の腕のリーチを延ばすことが目的です。

でも、私の経験からもわかる通り、ハイキングに限らず、夜間に小型犬を散歩させるときも、万が一に備えてステッキを持参したほうがいいでしょう。

「ステッキを持つことで安心感が持てますし、自信が出ると見た目も違ってきます」とコレットさんは言います。「野生動物は相手の恐怖心をとてもよく読む」ので、野生動物と遭遇したときは、人間が落ち着いた態度でいることがとても重要です。

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Image: Ian Billennes/Getty Images

Source: Wildlife Way Station

Aimée Lutkin – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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