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「仕事での拒絶」を成功している人たちはどう乗り越えているか

「仕事での拒絶」を成功している人たちはどう乗り越えているか
Image: Kevin Winter/GettyImages

拒絶されるのはつらいことですが、誰もが避けては通れないものです。

人は拒絶する側にも、される側にもなりますが、この記事では、拒絶に遭ったときにしなやかに乗り越えるためのロードマップを提供します。

もちろん、米LHがお届けするこのアドバイスを拒絶するかどうかは、完全にあなた次第です。

成功している人びとは、拒絶を避ける方法を知っているのではありません。彼らは、拒絶を乗り越え、そこから学び、新しいチャンスに変える方法を知っているのです。

今回は、米LHのHow I Workに出てくれた著名ゲストの方々に、仕事で拒絶に遭ったときにどう乗り越えているかを伺いました。

Anjali Bhimaniさん(女優)

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あははは。女優の私にするなら、「仕事以外で遭遇する拒絶にどう対処していますか?」と質問したほうがいいでしょう。

だって、仕事では毎日のように、さまざまな形で拒絶にあっていますから。たいていは、とても思いやりがあるとはいえない形でね。

私の場合、拒絶を乗り越える最善の方法の1つは、(心から望んでいた仕事をもらえなかったときは、失望感を完全に拭い去ることは難しいですが、)自分まで自分を拒絶する側に回らないようにすることです。

とくにアーティストをしていると、仕事をもらえなかったときに、個人を否定されたような気分になります。

ですので、私はいつも自分をいたわり、有益な批判とは思えないフィードバックは心の中に取り込まないように気をつけています。

とくに、明らかに間違っているフィードバックは一切気にしないようにしています(たとえば、キャスティングディレクターから、オーディションに落ちたのは私の「インドなまり」のせいだと言われたことがあります(私は生まれも育ちもアメリカです)。

誰かから、君は何々すぎる、とか、何々がなさすぎる、と言われたとしても、それが絶対の真実ではありません。

実際、その裏で、私とは無関係の思惑や力関係や働いていることも多いのです。

ある仕事をもらえなくても、オーディションルームにいた誰かが私のことを気に入り、別の仕事で使ってくれることもときどきあります。

ですので、私が拒絶を乗り越えるために大切にしていることは、自分が自分の擁護者になり、自分にやさしくするということと、その役に私以外の人をキャスティングしたスタッフも自分のできることを一生懸命やろうとしているだけなのだと思いやりの心を持つということです。

外からやってくるものに心の中心を脅かされないようにするのです。

外からやってくるフィードバックは、人間としての私ではなく、私をその時々の買い手が求めている商品として見た場合のフィードバックなのです。

それでも傷つくことはありますが、駆け出しの頃のように、否定的なフィードバックが私の才能、キャリア、存在そのものへの否定だと捉えることはなくなりました。

Ben Hoさん(行動経済学者)

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学者である私のキャリアのかかりの部分は、論文が一流の学術雑誌にどれだけ受理されたかにかかっています。

経歴書を見るだけでは、その研究者がこれまでに何回、掲載拒否のレターを受け取ったのかまではわかりません。

大学の終身雇用資格を得るには、過去6年以内に、適切な学術雑誌から5〜6通の受理レターを受け取っている必要があります。一流の学術雑誌の論文受理率はわずか一桁にすぎません。

ですので、論文が1つ受理されるまでには、何十通もの掲載拒否レターを受け取っているのが普通です。

拒否されたときに学者がとりがちな反応は、目をそらすことです。

私たちの多くは、さまざまなプロジェクトに関わり、大学の授業も教えていますので、掲載拒否を伝えるメールを未読のまま放置したり、通知レターを書類の山の中に埋もれさせてしまうことがよくあります。

私が新人の学者に最も伝えたいアドバイスは、掲載拒否レターに書かれているフィードバックを参考に、論文にできるかぎりの修正をほどこし、できるだけ早く別の学術雑誌に応募しろということです。

ぐずぐずしているうちに半年、一年があっというまに過ぎてしまします。それは明らかな過ちです。

目をそらしても痛みが消えるわけではありません。

私はそんなとき、人生の成功の大半は運によって決まるという社会科学の研究を思い出すようにしています(私の2人の元同僚による研究成果をチェックしてください:Bob Frank氏の運についての新著と、Tom Gillovich氏の追い風と向かい風に関する素晴らしい論文)。

掲載拒否に遭うと、自分自身が否定されたような気持ちになるものです。私はなるべくそうならないように気をつけています。

そしてなによりも、私の子どもたちが私の経歴書を見ることはないだろうし、気にもしないだろうということを思い出すようにしています。

子どもたちこそが、私にとって一番重要なものであることは言うまでもありません。

あと、テイラー・スウィフトの「Shake It Off〜気にしてなんかいられないっ!!」も役に立ちます。

Morra Aarons-Meleさん(作家、ビジネスコンサルタント)

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私はプロフェッショナルサービスを売って生計を立てていますので、週に一度は拒絶にあっています

たとえば、見込み客が私のコンサルタントファームと契約しないと決めたり、ほかのファームを選んだり、契約を更新しないことを決断したり(一番最悪なのはこれ)、といったことです。

この仕事を20年以上しています。

契約をたくさん勝ち取ってきましたが、見込み客がほかの会社を選んだりすると、私自身が拒絶されたように感じるものです。

もっときついのが、案件を1つ断られるだけで、ビジネス全体に暗雲がたれこめてくるような感じがすることです。ちょっとしたことでも大げさにとってしまうのです。

ですので、欠乏ではなく、豊かさに目を向ける訓練をしています。おかげで心のバランスを保てるようになってきています。

「パイはいくらでもある」と自分に言い聞かせるのです。欠乏思考にとらわれると、たった1片の小さいパイをみんなが奪い合っているような感覚に陥ります。

もうそのパイしか残っていないかのように思えてしまうのです。そのパイを逃せば、お前の取り分はなしだぞ!

豊かさにフォーカスしている人たちは、たった1つの「ノー」で、心の中心をかき乱されることはありません。パイはほかにもあるんです! 彼らは「ノー」に遭遇しても、「イエス」がすぐそこまで来ていると考えます。

ですから、こんど「ノー」と出くわし、将来の経済的な不安にとらわれそうになったら、すっぱりと振り払ってください。

ノーの世界に閉じ込められるのではなく、腹を据えて、どっしりと大きく構えてください

頭のなかに美味しそうな焼き立てのパイを思い描いて、「大丈夫、パイはまだたくさんある」と自分言い聞かせましょう。

Jamia Wilsonさん(Feminist Pressディレクター)

資金調達競争が激しい非営利団体の理事として、雑誌やエージェント、編集者に売り込みをかける1人のライターとして、他社からも誘われている作家にサインをさせたい出版者として私はたくさんの拒絶にあい、それを乗り越えてきました

失意の底で自我の修復にいそしんでいる最中には、くだらない戯言に聞こえるかもしれませんが、拒絶は、その時のあなたの目的やプロセスに合っていないものからあなたを守る役割をしていると見ることもできます。

拒絶は、時間とエネルギーをどこに投じるべきなのかを明確にするのを助けてくれます。

拒絶のおかげで、自分の価値と強みを活かせる機会と関係に集中することができるのです。

Sam Reichさん(CollegeHumorチーフコンテンツオフィサー)

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CollegeHumorでは、スケッチ(シナリオ)の約50%が映像化されますが、残りの50%を却下するのは心苦しいものがあります。

単純に「あまりにR指定すぎる」という理由で却下することもありますが、さまざまな要因が複雑にからみあって却下に至ることもあります。

そこで、私たちは新規に開設したCollegeHumorのポッドキャストで、却下されたスケッチを読み上げるコーナーを始めました

このポッドキャストがスケッチに起死回生のチャンスを与えることになるとは思っていませんでした。

今週、Rekha Shankarさんの「Secret Meat」が朗読されるのを聞いて、私たちは全員一致でこのスケッチを制作に回すことを決定しました。

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Image: Kevin Winter/GettyImages

Source: How I WorkNick Douglas - Lifehacker US[原文

訳: 伊藤貴之

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