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Google Docsがいじめの温床になるなんて。親はどう対処すべき?

Google Docsがいじめの温床になるなんて。親はどう対処すべき?
Image: Andree Frischkorn / EyeEm/Getty Images

子ども部屋の前を通ると、我が子がGoogle Docsを使って何やら嬉しそうにタイプしています。

親はそれを見て、「よしよし。きっと科学のレポートか作文を書いているんだね」と思うかもしれません。

でも、お子さんはもしかしたら秘密のチャットルームでチャット中かもしれませんよ。

インターネットに関して子どもの一歩先を行くにはどうしたらいいのでしょうか。相当難しそうです。

Google Docsで会話する子どもたち

Google Docsはネットベースのワープロで、一見何の害も無いように見えますが、親が子どもに課したテクノロジー使用制限の網の目をくぐるためにGoogle Docsを使用している子どもたちがいます。

実に巧妙な手です。

Google文書を開いて友人たちを招待してつるむと、たちまちプライベートな空間のできあがり、そこで、チャットしたり、絵を描いたり、リンクや写真やネット情報をシェアしています。

Google Docsを子どもに使わせないようにブロックしようと考える親はほとんどいません(現に、ハイテク掲示板で、Google Docsを除くすべてをブロックする方法を質問している親御さんを何人も見たことがあります)。

それに、学校用のアカウントを既に持っている子どももたくさんいます。Google Docsを使ってチャットを楽しんだ後は、その文書を削除してゴミ箱を空にするだけで、何の痕跡も残らなくなります。

Google Docsを使ったいじめのやり口

Redditのあるユーザーが共有した話ですが、子どもがスマホを親に没収されないよう、チャットをGoogle Docsに移していたということです。

作家のIjeoma Oluoさんは、「息子は母親から押し付けられた規制の網の目をくぐるために、Google Docsを使いました。感心するほどハイテクオタクっぽいやり口です」とツイートしています。

Oluoさんのツイートに対して、多くの親が「うちの子も同じことをした」と返しています。

なかには、「友人間で誰が話しているかわかりやすくするために、1人1人の色を決めた」と言う人もいれば、「うちの娘は時間の90%をGoogle Docsで『ユニコーンのGIFの共有』に使っている」と書いた人もいます。

Google Docsがいじめに使われたケースは6万件以上

どれも害の無い話に聞こえるかもしれませんが(私が中学生だったら、やっぱりこういうことが大好きだったと思います)、親が子どものテクノロジーの使用をコントロールするためのアプリBarkの運営に携わるチームは、子どもたちがGoogle Docsをいじめにも使っており、Google Docs で他の子を寄ってたかって攻撃しているケースを6万件以上も見てきたと警告しています

BarkはAI技術を使用して、サイバーいじめ、オンラインを使用した犯罪者、麻薬の使用、自殺願望を示唆する活動を見つるサービスを提供しています。

同社のブログによれば、

子どもたちはつるんで共有Google Docに意地悪なことや人を傷つけるようなことを書いています。あるいは、プライベートな「他人を貶めるページ」をデジタルで作成して、そこで餌食にした子を仲間外れにしながら、他の子どもたちにそのページへの書き込みをすすめています。

ブログのコメント欄がチャット掲示板になるケースも

親にしてみれば、話は複雑です。子どもは常に仲間とつながる方法を見つけるものです。

昔、学校の体育館で秘密の交換ノートをしたことがあったけれど、これはその現代版なのかもしれないと思う親御さんもいるかもしれません。

何年も前に、編集者のMitch Wagnerさんが、自分の古いブログ記事のコメント欄で複数の少女たちが噂話をチャットをしていることに気づいたと話したことがありました

学校がソーシャルメディアをブロックしたので、少女たちは無作為にブログ記事を選んで仲間内のチャット掲示板として使っていたのです。

子どもがオンラインでいじめをしていた時の対処法

親は我が子のデジタル使用状況から目を離さないようにしていればいいのかもしれませんが、そうしたところで、子どもに嫌われるのが関の山かもしれません

親ができる最善のことは何でしょう。

ネットで投稿するときは、後悔しないように何度もよく考えてからにすること(Google文書を破棄しても、誰かがスクリーンショットを撮っていないとは限りません)、サイバーいじめや嫌がらせの疑いがあるときは大人に知らせること、知らない人からの招待を受け入れないことなど、子どもにどうしたら安全でいられるか教えることです

また、子どもには、居間などの家族の共有エリアでしかテクノロジーを使用させないようにしたほうがいいでしょう。

そうすれば、子どもが宿題をしているのか、ユニコーンのGIFを共有しているのか、それとも何かもっと悪いことをしているのか、親は把握できます。

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Image: Andree Frischkorn / EyeEm/Getty Images

Source: Bark(1, 2), Gizmodo, Boing Boing

Michelle Woo – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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