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「笑う = 楽しい」は勘違い? 子どもをくすぐる前には確認を

「笑う = 楽しい」は勘違い? 子どもをくすぐる前には確認を
Image: skynesher/Getty Images

子どもと楽しく仲良くなるには、くすぐるのもひとつの手です。

しかし、ちょっと待ってください。それは親であるあなたの勘違いかも。

笑っていても、同意しているわけではない

くすぐられて笑うのは、体のやむを得ない反応です。

私もくすぐられたら毎回笑ってしまいます。ですが、私はくすぐられるのが猛烈に嫌いです。ライターのClaire Gillespieは、ワシントンポスト紙の記事で、そのことを科学的に噛み砕いて説明していました。

くすぐられた時の体の反応は、軽く触れることで、体性感覚皮質と前帯状皮質という、脳の2つの領域にある経路を刺激したことによる無意識の反射だと、カリフォルニア州サンタモニカにある「Saint John's Health Center」の神経科医であり神経科学者であるSantosh Kesari博士は言っています。

体性感覚皮質は感触を分析し、前帯状皮質は楽しいということを認識します。

しかし、くすぐられたことによる人間の反応は、どれくらい気づいていて、どれくらい気づいていなかったかというレベルだけでなく、精神状態による影響も受けるので、全員がそれを楽しいを思うわけではないということです。

では、子どもがくすぐられるのを本当に楽しんで喜んでいるかを伝えるにはどうすればいいのでしょうか?

まず子どもに聞いてみましょう。しかも、1度だけでなく、毎回です。

常に許可を求める

子どもには、他人との身体的な境界を尊重する人間に育ってほしいと思うものです。「嫌だ」と言えば「嫌だ」という意味です。「やめて」と言えば「やめて」という意味です。「いいよ」と言えば「今はもう少し続けていい」という意味でしょう。

したがって、愛情と信用のある大人である私たちが、許可なく子どもに触って、子どもがやめてと騒いでもくすぐり続けたとしたら(よくないことですが)、少し意味合いが違うこともあります。

子どもが「やめて」と言っているのは、当然ながら本当はくすぐり続けてほしいけれどそう言っているという、遊びの一部である可能性があります。他の人が本当にやめてと言った場合はどうしますか?

そこはなかなか微妙なところです。

子どもには、自分の体に対して自主性があることを教えることから始めましょう。ですから、最初にくすぐっていいかどうかを聞き、子どもがやめてと言ったらやめます。

子どもが本当はくすぐり続けて欲しそうだと思った場合は、ただ「もっとくすぐって欲しい?」と聞きます。それだけで十分です。

他の人には自分の子どもをくすぐらせない

中には、子どもと仲良くなろうとしてくすぐる人がいます(年上の親戚など)。

親戚とのバーベキューで、恥ずかしかったり、困惑したり、単に不機嫌な顔をしていたりする子どもがいて、おじいしゃんが子どもを笑わせたいと思ったのかもしれません。

それは愛情があるからというのはわかりますが(それにくすぐる以外の方法で子どもと仲良くなる方法がわからないのかもしれません)、それでもよくありません。

そういう時は、子どもを助けに行き、くすぐる前に許可を求めるよう家族や親戚に伝え、それから仲良くなる別の方法を提案しましょう。

たとえば「今くすぐってほしい? 嫌なのね? わかった。じゃあおじいちゃんに、さっき車の中で教えてくれたノックノック・ジョークを教えてあげたら?」というような感じです。

こちらの記事では、他にも子どもとのいい会話のきっかけを紹介しています。

子どもの中には(私の息子もこのタイプですが)、実際にくすぐられるよりも、くすぐられている気がするのが好きな子もいます。そういう子どもには、単純に“エアくすぐり”をするだけで、身体的に押し付けるようなことをせずに、爆笑させることができます。

最後に、子どもに聞いてみて、夢中になって「うん!」と言った場合は、もちろんくすぐってあげましょう。ただし、時々確認するのをお忘れなく。

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Image: skynesher/Getty Images

Source: The Washington Post, Pacific Neuroscience Institute

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:的野裕子

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