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一人暮らし初心者にもできる「ベアーズ式」自炊時短作り置きのコツ・レシピ

一人暮らし初心者にもできる「ベアーズ式」自炊時短作り置きのコツ・レシピ
Photo: 鈴木拓也

自炊派なのに、毎日忙しいと、思うように実行できない人は少なくないと思います。

たまにできたとしても、似たような料理が続いたり、惣菜はデパ地下のもので済ませたり、毎日続けるのは難しいもの。

そうした方に、やっぱりおすすめなのが休日の「作り置き」

数年前からブームになっていますが、これも時短調理のコツを知っているのと知らないのとでは、大違い。知らないでチャレンジすると、せっかくの休日の大半を料理に費やしてしまい、とても続けられません。

今回は、時短を実現しながら作り置きをするコツを、『No.1家事代行「ベアーズ」式 楽ラクうちごはん』(世界文化社)などの著書がある、(株)ベアーズに教えていただきました。


一度に何種類も作るベアーズ式作り置きのコツ

ベアーズ社は、日本における家事代行サービスの先駆けで、この分野のリーディングカンパニー。

家事代行と聞くと、掃除のイメージが大きいかもしれませんが、最近は料理の作り置きの依頼が増えているそう。

需要の高まりに応えて、1週間分の夕食を1度にまとめて調理し、保存容器などに詰め冷蔵庫や冷凍庫に保存までする「楽ラクうちごはん【スポット】」というサービスを提供しています。

先日、そのサービスの概要を知るため、ベアーズ本社そばの研修施設で、どのように作り置き料理が作られるのか見せていただきました。

そこで使用する食材(2人分)は、以下のとおり。

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ベアーズの楽ラクうちごはんの食材(調味料等除く)
Photo: 鈴木拓也

これらの食材を用い、制限時間内に6品の夕食向けおかずを作るのが、今回の研修のミッションです。

2時間20分後、以下のとおり6品が出来上がりました。

完成した作りおき用料理
完成した作り置き用料理
Photo: 鈴木拓也

楽ラクうちごはんのレシピは、一般的な家庭料理が主ですが、中にはロールキャベツのように、失敗すると取り返しのつかない難易度の高いものもあります。

これを、初めてうかがう家庭の使い慣れない料理器具を使いながら、テキパキと作ってしまうさまは、感動もの。

ですが、依頼主の家庭に派遣されるスタッフ(ベアーズレディ)は、レストランのシェフではありません。

つまり、料理のプロでなくとも、コツを把握することで、何品もの料理をさほど時間をかけずに作り置くことができるわけです。

では具体的に、どういったコツがあるのか説明していきましょう。

1. 作り置く分の材料のトータルを把握する

来週のためにどんな料理を作り置くか献立を決めたら、すべてのレシピから各材料のトータル量をまず計算します。

たとえば、牛肉すき煮、ハンバーグ、魚介のマリネがレシピにあって、それぞれの玉ねぎの使用量が、1個、1/2個、1/2個であるなら、合計2個になります。

在庫の有無を確認し、足りなければ買い物リストに記入します。

また、調味料など頻繁な買い出しが必要ないものは、あらかじめ在庫チェック表を作成しておけばラクです。

以下は、買い物リストと在庫チェック表の例です。

買い物リスト
買い物リスト例
Image: 『楽ラクうちごはん』
在庫チェックリスト例
在庫チェックリスト例
Image: 『楽ラクうちごはん』

2. 下準備:すべての食材を一気に切る

買い出しが終わったら、食材を切ったり戻したりする下準備をします。

実は、下準備が全工程のなかでも、予想外に時間がかかるところです。ここを甘く見て、なんとなくやってしまうと、時短は絵に描いた餅になってしまいます。

下準備の第一の原則は、ほぼすべての食材を「一気に切る」こと。

・切る順番

まな板の色付き汚れをミニマムに抑えるため、切る順番は、白い野菜を先に切り、にんじんのような色のある野菜や脂のある肉・魚介類は後に回します。

「まな板洗いは、1回あたり1分で済んでも、それが10回あると10分もロスしてしまいます」と指摘するのは、ベアーズレディ教育担当教官の前川千恵子さんです。

まずは、この原則を覚えておきましょう。

まな板の上で、玉ねぎを切る
切るのは白い野菜から色つき野菜、最後に肉や魚介類を
Photo: 鈴木拓也

・材料は小さめに切る

もう1つの時短のコツが、「材料は小さめに切る」。

できるだけ同じ大きさにそろえ、なおかつ少し小さく切っておきます。これで加熱の時間が短縮できます。

3. 電子レンジをフル活用する

電子レンジは、冷めた食事を温め直すだけでなく、下準備にも力を発揮します。

じゃがいもやかぼちゃといった、火が通りにくい食材は、電子レンジで加熱してから調理すれば時短になります。どんどん活用しましょう。

電子レンジで加熱する
火の通りにくい食材は電子レンジで加熱しておく
Photo: 鈴木拓也

・調味料は合わせておく

調味料は計量に時間がかかります。

そこで、調理を開始する前に軽量し、調理中にすぐ加えられるようにしておきます。これだけでだいぶ時短につながります。

ちなみに、ベアーズには和・洋・中の基本のたれというものがあり、書籍『楽ラクうちごはん』には、それらのレシピが公開されています。

たとえば、和風だれの作り方は以下のとおり。

ベアーズ基本の和風だれの作り方・レシピ

【材料(できあがり225ml)】

酒:大さじ5

みりん:大さじ5

しょうゆ:大さじ5

【作り方】

鍋に材料を入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせる。

冷蔵庫で1カ月ほど保存できるので、時短化に活用しましょう。

フライパンと鍋1つずつで、時短調理をする手順

作り置き料理の時短化には、複数のフライパンや鍋を使うのがベターです。

ですが、特に一人暮らしや夫婦だけの家族だと、フライパンと鍋は各1つしか所有していないことも多いでしょう。

ベアーズ式では、そうした場合にも対応したレシピや手順があります。

『楽ラクうちごはん』で紹介されている例が、「ブロッコリーとえびのサラダ」、「ステーキ」、「ガーリックきのこのチャーハン」の3品。

これらが、1つのフライパンで途中洗うことなくできてしまいます。

そのためには段取りの工夫が必要ですが、この例では以下のようになります。

・ステップ1(35分前):それぞれの下準備をまとめて行う。

・ステップ2(25分前):フライパンでブロッコリーと卵を同時にゆでてサラダを作る。

・ステップ3(15分前):フライパンで肉を焼いて取り出し、10分休ませる。

・ステップ4(10分前):休ませている間に、(肉から出た旨みが残っている)フライパンでチャーハンを作る。

ガーリックきのこのチャーハン
直前に作ったステーキの肉汁が旨みに活かせる「ガーリックきのこのチャーハン」
Image: 『楽ラクうちごはん』

単品野菜の作り置きレシピ2品

食事をする段になって、「ちょっとつけ合わせが欲しい」、「あと1品、何か欲しい」という気持ちになるのは、よくあること。

そのためだけに、キッチンで食材を準備して作るのは面倒だし、時間もかかってしまいます。

ベアーズが提案するのは、「身近な野菜ですぐに使える作り置き」。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎといった野菜を、ほぼ単品で調理し作りおくというものです。

冷蔵・冷凍保存できるので、いざという時のために作っておくと大活躍してくれます。

「塩ガレット」(2人分)

塩ガレット
塩ガレット
Image: 『楽ラクうちごはん』
  1. じゃがいも2個は、皮をむいてせん切りにする。
  2. フライパンにバター15gを熱し、じゃがいもを丸く平らにおく。塩・こしょう各適量ふり、カリっとするまで中火で両面を焼く。

「玉ねぎみそ」(2人分)

玉ねぎみそ
玉ねぎみそ
Image: 『楽ラクうちごはん』
  1. 玉ねぎ1個は皮をむいて薄切りにする。
  2. 保存袋に入れてみそ100gを加え、よくもんで冷蔵庫で一晩休ませる。みそ汁や野菜炒めの具に活用しても。

以上、ベアーズ式の作り置き時短化のエッセンスをまとめてみました。

最初のトライは、日頃作り慣れた我が家の定番メニューでもよいですし、『楽ラクうちごはん』に収載のレシピから始めてもよいでしょう。

転勤・進学などでの一人暮らし初心者や新生活で自炊が初めてという方は、本書にある5日分にトライしてみるのがおすすめ。

これは、下準備30分+調理2時間半で10品もできるので、作り置き初心者には始めやすいと思います。

そこから徐々にレパートリーを増やしていけば、たとえ多忙な日々であっても充実した食生活が実現できるはずです。

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Photo: 鈴木拓也

Source: 『No.1家事代行「ベアーズ」式 楽ラクうちごはん

鈴木拓也

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