凝り固まった思考をほぐしましょう。 異なる職業の目線を集めた「25の思考ツール」
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「頭が硬くなっているかも」と感じる瞬間はありませんか?
そんなときは、さまざまな職業のプロフェッショナルから集めた25の思考ツール(英語)を試してみましょう。
異なる職業からの目線を持とう
モチベーショナル・ライターの Scott H. Young氏が、25の異なる専門職に関連するメンタルモデルをリストアップしていました。彼らがどのように物事を見ているのか参考になりますよ。
25の職業の一部
- アーティスト:予算関係なく、クリエイティビティが優先事項だったら?
- 経済学者:人々はインセンティブにどう反応するか?
- 起業家:小さな挑戦を山のように。その中から効果的なものを見つけよう
- 医者:病気(問題)の根本的な原因は?
- ジャーナリスト:根拠はあるか? 根拠は正しいか?
- 科学者:仮説を作って、テストしよう
- 数学者:証明するまで、わからない
- プログラマー:自動化できるパターンはないか?
- 建築者:未来を見越して動こう
- 営業:カスタマーよりもカスタマーの心理を把握しよう
- 兵士:規律と日課で致命的なミスを防ぐ
たとえば、経済学者は、人びとがインセンティブにどう反応するのかという観点から考えます。哲学者は、「直観の意図せざる結果」について考えをめぐらします。
優れた教師は、自分にとっては当たり前のことを相手は知らないという状況を熟知しています。優れたジャーナリストは、結論を出す前に、その根拠となる事実を入念にチェックします。
もっとも、職業ごとの特徴を理解することが重要なのではありません。重要なのは、これらのメンタルモデルを理解し、自分の課題の解決に活用することです。
もしあなたが創造の壁に阻まれ行き詰まっているなら、参考にすべきなのはアーティストのメンタルモデルではなく、不慣れな文化に身を浸してそこから学ぼうとする文化人類学者のメンタルモデルなのかもしれません。
あるいは、起業家が使うラピッド・プロトタイピング(たくさんのアイデアを短期間に試し、どれがうまくいくかを確かめる手法)が役に立つかもしれません。
一度に多くのことをやろうとする人は、プログラマーのアプローチを参考に、タスクの自動化などを検討するのもよいでしょう。
グループをまとめるのに苦労しているならセールスパーソンのように考える必要があるのかもしれません。人びとが何を求めているのかを理解し、それを自分の導きたい方向にいかにマッチさせられるかを考えてみましょう。
メンタルモデルは参考程度に
Young氏のリストは厳格なものではないので、使いたいメンタルモデルを好きに使ってかまいません。意外なメンタルモデルが、驚くほどの効果を発揮することもあるでしょう。
私自身、いま取り組んでいるクリエイティブプロジェクトの1つで、どうやら兵士のアプローチ「日課と規律が、悲惨なミスを防ぐ」の適用が必要であることに気づいたところです。
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Image: Jacob Lund/Shutterstock.com
Source: Scott H
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]
訳:伊藤貴之
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