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教育格差への挑戦から見える、改革者であるリーダーに求められる3つの資質とは

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教育格差への挑戦から見える、改革者であるリーダーに求められる3つの資質とは
Image: Mugendai(無限大)

先進国で進んでいるといわれる、格差社会。経済的な面がフォーカスされがちですが、社会や子どもたちにとって重要な教育の機会でも格差は広がっています。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)では、教育改革に情熱を捧げるNPO法人が取り上げられていました。現在の日本に広がる教育格差、それを解消するための道のりとは、どのようなものなのでしょうか。

環境で未来が左右される子どもを救いたい。恩師との出会いで変わった人生

ロングインタビューに登場していたのは、認定NPO法人Teach For Japanの創設者である松田悠介さん。国内に存在する教育格差を顕在化し、改革しようと日々活動しています。

松田さんがこの活動を始めたきっかけは、中学生時代にいじめられた経験からでした。

苦しい日々を過ごしていた松田さんを救ってくれた恩師との出会いを通じ、「真剣に向き合ってくれる先生がいれば子どもの人生は変わる」と実感したといい、以下のように語っています。

いじめにしろ、貧困にしろ、置かれた環境によって子どもたちの未来が左右されることがあってはなりません。私は大人になったら困難な状況にある子どもたちを救いたいと、強く思うようになりました。

その後、恩師の後を追うかのように教員への道へと進んだ松田さん。奮闘する日々でしたが、一つの大きな疑問が頭をもたげます。それは、どんなに頑張っても自分が受け持つ教室以上には影響力を与えられないこと。

煩悶した松田さんは一念発起し、学校という現場を離れて教育委員会の分析官ハーバード大学への留学を経験します。

その留学の際アメリカの地で出会ったのが、後に松田さんの人生を変えることとなるTeach For Americaでした。

教員免許を持たない人間も教師に。外の視点から教育現場の課題を解決

日本に潜む「教育格差」に挑め。元いじめられっ子がハーバード大で出会った教育改革とは
Image: Mugendai(無限大)

Teach For Americaは、大学卒業後の2年間、教員免許の有無に関わらず国内各地の教育困難地域講師として赴任するプログラム。

派遣された教員は、子どもたちと接することで教育現場の課題を発見していくそうで、そのまま教員を続ける者、政治家になる者、ビジネスマンに転身する者などそれぞれの場に進むといいます。

その大きなやりがいも相まって、2010年の全米文系学生の就職先人気ランキングにて、GoogleやAppleを抑えて1位になるほどだそう。

松田さんがつくったTeach For Japanは、まさにその日本版。厳しい状況に置かれているのに放置されている子どもたちの現状を変えるという、壮大な目的を持っています。

そんな松田さんですが、教育の変革に取り組む「リーダーに求められる資質」は、大きく分けて3つあるといいます。

まず大前提として、教育に対する情熱です。何事もそうですが、課題解決に対する当事者意識を持ち、情熱を持って課題と対峙する姿勢です。2つ目は、学び続ける力。大人が学習し続けることで、いろんなフィードバックを吸収して自ら改善していくからこそ、子どもたちが学べる環境をつくることができます。(中略)3つ目がコミュニケーション力。関係性を構築する力です。1人の教員にできることは限られており、周りの人たちのサポートが絶対に必要です。

自分の「境界」を超えていけ。異なる価値観に触れ、視野を広げることの重要さ

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Image: Mugendai(無限大)

Teach For JapanというNPO法人を運営しながら、松田さんはCrimson Education日本法人の代表取締役社長もつとめています。その主な事業は将来のリーダーの育成を見据えた留学支援で、海外留学希望者へのコンサルティングなどを行っています。

たとえば、世界的な難関校として名高いハーバード大学。日本ではあまり知られてないものの、世帯年収が1500万円以下の家庭は学費が無料になるケースがあります。

また、有名校でなくともやりたいことや自分の可能性を最大化できる進学先を探すサポートをしているそうです。能力と熱意がある人に、教育機会という門戸は広く開かれています。

松田さんは、留学によって経験できる異なる価値観に触れ視野を広げることの重要さを以下のように語っています。

海外に飛び出して、自分の思いや、自分の考えを見つめ直す。さまざまな環境や文化で育った多くの優秀な同級生との出会いは、圧倒的な視野の広さを得るとともに人生を変えるきっかけとなります。(中略)また、客観的に外から日本を見つめることで、日本の良いところも再発見できます。(中略)視座が高い状態で、日本の可能性社会課題に気が付く経験をしているからこそ、社会起業家が生まれてくると思うのです。

型にはまらず、自分の「境界線」を超えて行くことこそ重要だと語る松田さん。境界を超え、新しい価値の創造に挑戦する人たちを支援し続けていきたいといいます。

その他にも、松田さんが「大人の改革」と名付ける事業や、「人生を変える結婚式」の話など、ロングインタビューの続きはMugendai(無限大)よりお楽しみください。


Image: Mugendai(無限大)

Source: Mugendai(無限大)

渡邊徹則

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