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「リモートワーク」の問題点とその対処法

「リモートワーク」の問題点とその対処法
Image: TDway/shutterstock

私が自宅で仕事をしていると言うと、人からよく羨ましがられます。何年ものオフィス勤務を経て、この環境を手に入れました。

とはいえ、リモートワークにも嫌になってしまうような問題点がいくつかあります。

もちろん、リモートワークには「通勤しなくていい」「好きな時間に食事ができる」「パジャマを来たまま仕事ができる」「誰からも監視されない」「自分専用のトイレが使える(ルームメイトは除く)」などの、さまざまな魅力があるのは事実です。

とは言いつつも私自身、このライフスタイルを完全に自分の意志で選び取ったというわけではありません。コンピューター関係の仕事、とくにフリーランスの場合、オフィスに通うという選択肢がそもそも選べないケースもあります。

そして、オフィス勤務にもいくつものメリットがあります。エディトリアル・ディレクターをしているSean Blanda氏がTwitterで、リモートワークの問題点をオフィス勤務と比較しながら簡潔にまとめていました。

以下に、挙げられている問題点のうちのいくつかと、その対処法を紹介します。

世間話をする機会を見つける

Blanda氏が言う通り、通常、仕事中のおしゃべりはあまり良いものとはされていません。それでも、オフィス勤務なら、昼休みや休憩時など、同僚たちと世間話をする機会が必ずあるものです。うわさ話をすることを「ウォータークーラー・トーク」と呼ぶことからもそれは明らかです。

みんな、一緒に働いている人たちのことを知りたがっているのです。一方、ウォータークーラーがない場所で仕事をしている人(すなわちリモートワーカー)にとっては、こうした何気ない「おしゃべり」もままなりません。

私は、人の輪から離れてしまったような寂しさに対処するために、「Slack」(ビジネスチャット)でたくさん世間話をするようにしています。上司はいい顔をしないかもしれませんが、リモートで働くあなたの同僚たちは、喜んで話し相手になってくれるでしょう。

仕事で使うコミュニケーションツールを活用して、疎外感を解消してください。個人的なチャットルームを開設すれば、重要な仕事のやりとりの邪魔になることもありません。

私自身、会社のSlackで、美容品からテレビ番組までありとあらゆる雑談を楽しんでいます。

臆せず「知りたがり」になる

もしあなたがリモートワークをしていて、管理職の立場ではないとしたら、ほかの同僚がいまどんな仕事をしているのか把握しずらくなっていることでしょう。

オフィス勤務なら自然と伝わってくる、手がかりや文脈といった情報が得られなくなるからです。Blanda氏が言うとおり、気軽なミーティングや、ブレインストーミングに参加する機会も減ってしまいます。ではどうすれば?

臆せずに「知りたがり」になりましょう!

職場で何が起きているのか、信頼できる同僚や上司に尋ねてください。部内のニュースを逃さないように、近況を尋ねたり、個人的な会話を求めるのは、おかしなことではありません。

Blanda氏がアドバイスするように、チーム全員が参加するチャットチャンネルを徘徊して情報を集め、より掘り下げるべき話題は何なのかを把握するようにしましょう。

自分自身のチアリーダーになる

大きな失敗でもしないかぎり、誰からも声をかけられないオフィスはたくさんあります。また、私たちはもう大人です。上司からお尻を叩かれなくても自分の仕事はきちんとできて当然だといえます。

ただ、リモートワークの環境だと、オフィス勤務ならありえる、たまたま通りがかった上司から激励の言葉をかけてもらったり、気軽に「グッドジョブ」と言ってもらえる機会がなくなってしまうのは事実。

ときどき、上司からのダメ出しがテキストメールで届く程度です。テキストではニュアンスが読みとりづらく、自分は上司に嫌われているのだと思い込んでしまったりします。そうなると当然、やる気はそがれていきます。

また、こうした状況は、昇進や昇給のチャンスが減ることにもつながります。人は「見えないものは忘れてしまう」ものだからです。ひとつの解決策は、どんな指標でもいいので、自分の業績を示せる数値を記録し続けておくことです。

そうすれば、オフィス勤務の同僚たちと同じくらい自分は重要な人物なのだという自信を持つことができます。もちろん、ときどき上司にフィードバックを求めるのもまったくおかしなことではありません。

迷惑になるほどやりすぎてはいけませんが、定期的に上司に確認を求めるのは、自分が順調に前進できているのかを確かめる良い方法です。もちろん、上司にあなたのことを思い出させる効果があるのは言うまでもありません。

勤務時間の終わりを明確にする

リモートワークでは、仕事と私生活の境界線があいまいになりがちです。同僚たちとタイムゾーンが異なる場所でリモートワークをしているならなおさら。

Blanda氏は、こうした環境ではメールやSlackを常に見張っていないと「落ち着かず、軽いストレスを感じ続ける」ことになると言っています。

「重要な情報を見逃しているのでは?」という感覚に襲われてしまうからです。私も、通常の勤務時間外に仕事をしているとよく、いつ仕事を終えればいいかわからなくなるときがあります。

ですので、自分で境界線を引き、「勤務時間の終わり」を明確にするようにしてください。私はいつも、仕事が終わったら近所を散歩してからコーヒーを飲み、パソコンを閉じることにしています。

時間に関係なくメールを送ってくる上司がいる人は、仕事を終えるときに、以降のメールには翌日、あるいは次の勤務時間にチェックする旨を伝えるメールを送っておきましょう。

他者と関わる

リモートワークをしていると、激しい孤独感に襲われることがあります。もともと社交的ではない人にとってはそれでもいいのかもしれません。

私自身は、一日中自宅にこもって仕事をしていると気分が落ち込んでくるので、無理にでも外に出て人と話すようにしています。友人と会ったり、グループのエクササイズクラスを受講したり、人と関わるような趣味の世界を探求してください。

コワーキングスペースへ通うのもよいでしょう。どこでもいいので、自宅の寝室以外の場所で働く機会をつくるのです。自宅の寝室で働いているからといって、隠者のように引きこもっている必要はありません。

もっとも、ラッシュアワーの電車に1時間揺られた後なら、人の顔はもう見たくないと思うのはまったく理解できることです。

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Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文

訳:伊藤貴之

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