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わが子が友達から拒絶された。 親としてベストな声のかけ方は?

わが子が友達から拒絶された。 親としてベストな声のかけ方は?
Image: Rido/Shutterstock.com

我が子が「ノー」を突きつけられる場面を目撃することは、親にとって最もつらい体験の1つです。特に、同年代の子から拒絶されていると、見ていてハラハラすることでしょう。

でも、こうした目に遭わないよう、子どもを守り続けるのは無理な話です。拒否されるのを止めることはできませんし、程度の差はあれ、人生のどこかで誰でも体験することだからです。

それでも、私たち親は、子どもを支えることはできます。拒絶されたという心の痛みを乗り超え、回復力のある心を育めるよう、支えることができるはずです。

つらい気持ちを肯定してあげよう

まずは親のあなたが、人生で助けが欲しくなった時に、頼りにしている人を思い浮かべてみてください。その人は、「ああ、気の毒に。本当にひどい話だね」と共感してくれるタイプと、「でも、少なくとも○○○は起きなかったでしょ」と慰めてくれるタイプ、どちらでしょうか?

どう考えても最悪の話なのに、無理して明るい面を見るようにと言われても、かえって落ち込んでしまう、というのが本音ではないですか?

拒絶されるのはつらいものですが、大好きな人から「そんなの大したことじゃない」と言われたら、さらにつらさが増すものです。

そうではなく、傷ついた我が子には、自分の気持ちが受け入れられ、理解されているという実感を与えることが大事だと、カウンセラーのKatherine Prudente氏は「Child Mood Institute」への寄稿でアドバイスしています。

(認められていると思うことで)子どもたちは平常心を取り戻し、「心の筋肉」が鍛えられます。エクササイズでも、より重いウエイトを持ち上げられるようになれば、身体が強くなり、運動がやりやすくなりますが、それと同じです。

不快な感情をきちんと感じ、受け止める能力がアップすれば、心が強くなり、次に同じ目に遭った時も、対処しやすくなります。

私は、我が子を心の強い子に育てたいと思っています。息子には、逆境から立ち直れる人になってほしいです。

しかし、つらい気持ちを感じることを避けたり、ただやり過ごしたりするだけでは、心は鍛えられません。強い心はむしろ、そうした感情に向かい合い、克服する過程の中で育まれるものです。

子育てコーチの資格を持つMeghan Leahy氏は、『ワシントン・ポスト』の記事で、以下のようなアドバイスを親に対して送っています。

人が一番求めるのは、「自分には居場所がある、無条件に愛されている」という実感です。

我が子にこうした無条件の愛を示す、最も簡単で効果的な方法は、その子の話を聞いてあげることです。

こちらの判断を押しつけたり、訂正したり、批判したり、ただオロオロしたり、話を遮ったりするのではなく、子どもには素直な感情を吐き出させる場を与えてあげましょう。

気の合う仲間を見つけられるよう促そう

人は誰でも、相性の悪い人がいるものです(私の親戚には、自己主張が強い年長の女性がいるのですが、その人も、折り合いの悪い知人を評して「私は彼女とは合わないだけ」と言っていました)。

あらゆる人に好かれるのが理想ですが、そうはならないのが現実です。これは子どもにとってはなかなか受け入れがたい教訓でしょうが、いずれ大人になれば身をもって知ることでもあります。

とはいえ、そりが合わない人がいるのと同じくらい、心から気にかけてくれる人もいるはずです。

子どもが属することができるグループを見つけられるよう、親は後押しをしましょう。スポーツチームでも、学童保育でも、一緒に遊んでいる近所の子どもたちのグループでも、何でもかまいません。

親戚や友達と、前向きで意味のある人間関係を育むことができれば、長い目で見て、子どもが自己肯定感を築くのに役立ちます。

親は介入せずに見守ろう

あなたのお子さんが学校で友達に拒絶されたのは、ひょっとすると、その友達に、お子さん自身が何かを言ったりしたりしたからかもしれません。

あるいは、ほとんど知らない子どもから、何の前触れもなく拒絶されることもあります。こうした場合、親はより大局的な目線でヒントを与えることはできるはずです。

「この間も友達と言い争いになったけれど、仲直りできたよね」と以前の事例を話す。あるいは、「自分が子どもの時も同じような目に遭ったよ」といった体験を話して同情してあげるといったやり方が考えられます。

ただし、拒絶がいじめの領域に入るほどひどいものでない限り、子どもは親の介入は望まないでしょう。それでも介入してしまうと、親は子どもに対し、「お前にはこの問題を自分で解決する能力がない」というメッセージを送ってしまうことになります。

とはいえ、子どもが拒絶された体験について隠さず話してくれるのなら、親に打てる手が1つあります(ただし、ちゃんと子どもの話を聞き、気持ちを肯定してあげてからにしてください)。それは、子どもと一緒になって、可能な解決策をいくつか考え出すというものです。

もし、子どもが友達と仲違いしているのなら、心からの謝罪といった簡単なことで解決するかもしれません。あるいは、休み時間にキックボールの仲間に入れてもらえない、という話なら、学校のグラウンドの反対側で別の友達とプレイする、というのでも良いでしょう。

ここで大事なのは、親が自分のアイデアを子どもに押しつけないことです。ブレインストーミングで解決策を考えてみようと提案するにとどめ、子どもに主導権を握らせましょう。

何より、親はあくまで子どもがつらい体験を乗り切るためのサポート役であることを、肝に銘じておきましょう。あらゆるもめ事を解決することは、親の役割ではないのです。

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Image: Picjumbo/Pexels, Rido/Shutterstock.com

Source: Child Mood Institute, Washington Post

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文

訳:長谷 睦/ガリレオ

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