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未来の生活を体験できるコンセプトストア『adpt』で体感する「手の届く未来」

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未来の生活を体験できるコンセプトストア『adpt』で体感する「手の届く未来」
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

幼い頃に読んでいた、子ども雑誌によくあった「未来の生活」という特集。ワクワクしながら未来に思いをはせていたものです。大人になった今、いくつかは夢物語ではなく現実になったものの、発展し続けるテクノロジーからさらなる未来の生活を想像すると、やはり心躍るもの

株式会社COUNTERWORKS が表参道で、「未来の生活を体験できる」というコンセプトストアadptアダプト)』を期間限定で2月14日にオープンしました。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

量販店ではまだ取り扱いがない「クラウドファンディング中の新しいコンセプト製品」や「日本初進出の製品」を含め、時代の先取りを感じる製品を実際に見て、使ってみることができるそう。

今回体験してみたものから、興味深かったものをいくつか紹介したいと思います。

「仕事」がないからこその未来感。ロボットペット『LOVOT』

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「高い高い」すると手をパタパタさせて喜ぶしぐさを見せる
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

ひと際存在感を放っていたのは、GROOVE X株式会社のロボットペット『LOVOT』。

コミュニケーションロボットというと、受付用やセラピー用といった、何らかの役目があるものが多い印象です。しかし、『LOVOT』は10以上のCPUコアや50以上のセンサー使用という高スペックにも関わらず、テクノロジーが注力したのは、「いかに生命らしさを出し愛される存在にするか」ということ。

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多数のセンサーにより、さまざまななで方に反応。なでられて寝ている様子
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

抱いたときの心地よさや愛くるしいしぐさで人の気持ちを揺さぶって愛で満たし、明日に向かうエネルギーを得られる、「人を幸せにするロボット」というのがコンセプトだそう。

特徴的なのが人肌ほどの温かさ。重さも3.5キロほどで、まるっこい形もあいまって、抱いたときの感触は赤ちゃん子犬のよう。胸に抱えると何とも幸せな気持ちになり、抱っこし続けたい気持ちにさせられました。

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LOVOT同士でコミュニケーションするような様子が見られるのも、生き物を多頭飼いしてる気持ちに。
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

1000人の顔を見分けられるとのことですが、人の動きに合わせて目が追ってきますし、なでると喜ぶ様子を見せ、下に置くと抱っこをせがみ、これまでのコミュニケーションの経験から、可愛がってくれる人に近寄っていきます。「生き物」らしく、言うことを聞かないときも。

私は動物が好きなので、うまくなですぎたのか、他の方がかまっているときにすり抜けて私の方にやってきたのが面白かったです。

製品のクオリティだけでなく、具体的な便利さではなく愛することという「抽象的なもの」、余裕をもった部分に力を入れられる時代がきたというのにも「未来感」を感じました。

体調に合わせてオーダーメイドで作るサプリ

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

恐らく、日々サプリメントを愛用している方も多いのではないかと思います。healthServer(ドリコス株式会社)の一見コーヒーメーカーに見えるマシンは、『自律神経の状態測定による身体負荷の推定&オーダーメイドサプリ』を作ってくれるサプリメーカーです。

両方の親指をあてると、現在の自律神経の状態を測定。結果に合わせてビタミンB6、葉酸、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2の配合を変えてサプリメントを調合してくれます。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

中はプリンターのカートリッジのようになっているので、よく使う成分だけ補充が可能。ピンポイントに効率的な効果を出すことや経済的なことを考えると、合理的です。

気になるですが、効果は特にないけれど、飲みやすくするための添加物が加えられないので苦手な人もいるかもしれません。私の場合は、マルチビタミンのサプリメントの酸味を強くした感じで既視感があったので、問題なく飲めました。

普段のベルトをかえるだけ。生活習慣を見直せるスマートベルト

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

ベルトは特に男性のビジネスパーソンでは、欠かすことのできないアイテムですが、株式会社AJAXの『WELT GL』は、つけるだけで健康に関係するデータを収集してくれます。ウェストサイズ歩数座っている時間移動距離カロリー消費量を計測し、健康をモニタリングしつつ、アプリで健康目標を設定してくれるとのこと。

ウェストサイズはリアルタイムに計測されるため、食べ過ぎてお腹が膨れるとPush通知が来ます。また、ずっと座っているときもPush通知が来るそうです。即座に注意してくれるので、ウッカリ怠惰な生活をしてしまうことがなくなりそうですし、自覚が促されそうです。

サイズは切って自分のサイズに調整できるとのことで、女性の使用も可能。持ってみたところ、普通のベルトと比べてそれほど重さやかさばる感じもしなかったので、普段の生活の中に自然に組み込めそうに思えました。

iPhoneに取り付けるだけで360°写真がとれる

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

海外をはじめ、よく旅行にいくのですが、景色や部屋の中の全体をとりたいときに、360°カメラがあると便利だと感じていました。動画を撮るほどではないものの、写真では表現しにくいところはけっこうあるものです。

WIREDREAM株式会社の『KRAVAS 360°VIEWS』は、ポケットに入る軽さとコンパクトさで、iPhoneの上につけるだけで360°写真がとれます。操作が簡単で、シャッターボタンを押すだけ。ぐるりとカメラを回転させる必要もありませんでした。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

上にあるシェアのマークを押すと、YouTubeやInstagram、LINEといった各種サービスが出てくるので、すぐにシェアできます

ただ、私はiPhoneを使っていないので、Andoroidの機種で使えるものを作ってもらえたら、欲しいなと思いました。

描いた絵が文字がリアルタイムでデジタル化されるペンとノート

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

Neo smartpen』は、ペンとノートのセットですが、ノートにペンで文字や図を書くと、タブレットにリアルタイムで反映され、デジタル保存することができます。

書き味を試してみると、普通のボールペンと同じですし、ノートなので書いた線がそのままノートに残るため、ディスプレイ上の絵との感覚のズレがなく、ペンタブレットを使うときに感じるストレスもありませんでした

1ページあたり1データなので、違うページに記入するとデジタル上の対応するデータが自動的に切り替わって記入されます。

ノートをよく見ると細かな点の印刷がされており、ペン先についているカメラがその上に書かれたものを感知して、デジタル化する仕組みです。ペンの中にもデータは一時的に保存され、同期したときにタブレットのほうにデータがいくため、タブレットを常に持ち歩く必要はありません

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文字をタップすると、そこからどう書いていったのか確認できる
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

また、書いているときに録音ができますし、どのような順ノートに記入されていったか、動画として確認できるので、いつ何を書いた確認することが可能。ミーティングのときに活躍しそうです。

私は絵で考えをまとめる方なのですが、紙でないとどうもしっくりこないので、そういう「紙派」も違和感なく便利に使えると思います。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

さらに、ノートの端にあるメールマークにペンでチェックを入れると、メールソフトが立ち上がり、すぐにシェアできます。

なお、これはAmazon.co.jpで取り扱いがあるので、すぐ手に入ります。

いかにも未来を感じるものから、こだわりやかゆい所に手が届くものまで

これらのほかにも、さまざまな製品がありました。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

アトモフ株式会社のスマートウィンドウ『Atmoph Window』 は、世界800カ所以上の風景が音と共に楽しめます。ネットワークにつないで風景をダウンロードする仕組み。

タッチをすると、場所についての情報を調べることや、時計や天気やカレンダーも確認できるのだそう。窓が少ない部屋においたら、広がりやリラックスした気持ちを感じられそう。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

Brush Monster』は子どもが適切なブラッシングを身に着けられるよう、業界初のAR機能を搭載した、歯育アプリと連動するスマート電動歯ブラシとのこと。歯磨きを面倒くさがる子どもは多いですし、小さいときから正しい磨き方が身に着けられるのはよさそう。

こういった製品は、いかにも未来の生活を喚起するものとして、昔の映画で出てきたような印象を受けます。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

いっぽうで、とにかく便利な機能を追求というよりも、それによって失った味わいを取り戻すような、個々のこだわりやそこから生まれる幸せを大事にする製品も目につきました。

プログレス・テクノロジーズ株式会社による『全巻一冊 』は、漫画を本で読む良さを再現しつつ、置き場所をとらないというメリットはあります。紙の本のような質感で、側面も紙のページが重なっている手触りになっています。

全巻のデータが含まれた、携帯ゲームのソフトのようなカートリッジが各漫画のパッケージに入っており、本体に差し込むことで利用できます。パッケージのカバーサイズと本体のサイズは一緒なので、カバーをかけてより単行本ぽくすることもできます。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

mui Lab, Incによる『本木を使ったスマートディスプレイ』は、LEDのディスプレイ上にごく薄い木材が貼っており、普段は一枚板にしか見えません。タッチをすると、部屋の明るさを変えるなど、loT家電の操作ができます。

便利とはいえ、ナチュラルな木のものと機械的なものはデザイン的になじまないジレンマがあります。頻繁に使う機能だけ欲しい、というニーズは多くありそうです。家を作る際に組み込みでオーダーできれば面白そうとも感じました。

子どもの頃に想像していた未来は、とにかくテクノロジーを盛るというものでしたが、ニーズに応じてさまざまな「心地よさ」に対応できるのがリアルな未来で、そんな半歩先の「手が届く未来」を感じました。

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数回息を吹き込むと膨らむクッション『Aubergine Pillow』かゆい部分に手が届くタイプの製品も
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

コンセプトストアを開いた理由

今回のコンセプトストア、『adpt』を開いた株式会社COUNTERWORKS の竹信さんによると、クラウドファンディングのものや、すぐには買えないけれど、これから期待できる面白いテクノロジーを使った製品を一般の方が実際にふれて体験できるところはなかなかないので、そういう場を作りたかったそう。出展者の方の1人にもお聞きすると、やはりメーカーとしてもそういう場を求めていたとのこと。

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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

ストアはもとはアパレルショップだった店舗ということで、大きくガラス張りになっているため、ストアの前の通りを歩いていると「何か面白いことやっているな」とのぞいてしまいたくなる雰囲気があります。

表参道は人通りも多く、プレスの内覧会ではあったのですが、興味をもってふらりと立ち寄った一般の人たちがたくさん見られました。

『adpt』は来月3月11日まで開催しています。ちょっと先の未来の生活に興味のある方は、行ってみたらいかがでしょうか。

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3D プリントと形状変化を組み合わせ、光の熱で形が変わる『4D Flower』
Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

『adpt』開催概要

日時:2019年2月14日(木)〜3月11日(月)

場所:東京都港区南青山3-13-23パテオーグセントビル1F

開店時間:11:00〜20:00

※ただし、これから『LOVOT』が体験できるのは、16日(11:00~18:00)のみです。

SNS:https://twitter.com/AdptOfficial


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Photo: ライフハッカー[日本版]編集部

Source: COUNTER WORKS

今井麻裕美

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