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出会い系アプリ「Coffee Meets Bagel」が、今アメリカで大人気な理由

出会い系アプリ「Coffee Meets Bagel」が、今アメリカで大人気な理由
Image: Lifehacker US

敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。今回は、今アメリカで大人気の出会い系アプリ「Coffee Meets Bagel」を創業したダウーン・カング(Dawoon Kang)さんの仕事術です。

出会い系アプリと聞くと、うさんくさいイメージがなきにしもあらずですが、ダウーン・カングさんは、安全で親しみやすい出会い系サービスを提供する「Coffee Meets Bage」(以下CMB)を創設しました。

カングさんは、どのようにして男女の出会いを提供するサービスが持つ根本的な問題を解決しているのでしょうか。さらに、どのようにしてCMBの価値基準からぶれずに会社を経営しているのでしょうか。アプリではわからないデートのコツと一緒にシェアしてもらいました。

現在の職業:Coffee Meets BagelのCEO

居住地:サンフランシスコ

現在のPC:MacBook Air

現在の携帯端末:iPhone 8

仕事の一言を一言で言うと:猛烈に

── まず、略歴と現在の仕事に至るまでの経緯を教えていただけますか?

私は韓国出身で、起業家気質の家庭で育ちました。父は、韓国で弟と一緒に金属をリサイクルするビジネスを始めました。母は自分の小さな店を経営していました。

私は3姉妹で、ビジネスに希望や夢や情熱をたっぷりと注ぎ込む両親を見て育ちました。我が家の両親も、失望や自己不信や不安に苛まれることもありましたが、とても打たれ強いタイプでした。財産を残したかったのだと思います。

2012年に私の双子の妹がビジネススクールを卒業しました。当時の私はJPモルガンで働いていたのですが、2人で何かを始めるには完璧なタイミングだと思いました。姉妹でたくさんのアイデアを出し合い、出会い系ビジネスもその1つでした。友人たちの間でずっと「あればいいのに」と言われ続けてきたサービスでした。

おもしろそうだし、有意義なビジネスだと思ったので、私たちは出会い系アプリの業界を調査して、あることを発見しました。それは、出会い系アプリを使っていると、必ずと言っていいほど不愉快な体験をすることです。私たちはあらゆるアプリを試してみましたが、どれを使ってもそうでした。

男女をマッチングさせる出会い系アプリは、ユーザーの男女比が常に大変偏っています。男性が女性より圧倒的に多く、さらに男性は女性の2倍も積極的です。

そのため、男性はフラストレーションを感じて、女性をますます遠ざけるような行動を取ってしまう、という悪循環に陥っています。ですから、私たちはどんな人もすばらしい体験ができるようなプラットフォームを作り、特に女性にとって魅力的な体験を提供したいと思いました。安全性と品質にこだわった結果、Coffee Meets Bagelが誕生しました。

デスクの上にあるもの
Image: Lifehacker US

──最近の1日の流れを教えてください

午前7時起床。10分間瞑想してから暖かいシャワーを浴びました(1日の中で大好きな時間です)。その後、ヨガとストレッチをして、朝のコーヒーを作り、出勤しました。

職場では、カレンダーを開き、宗教のようにカレンダーに従います。最初の1、2時間は、長期的戦略プロジェクトに集中し、リーダー向けのオフサイトの準備をしました。その後は、会議に次ぐ会議で、チームと協力し合って多くの決定を下しました。

立っている複数の男女
Image: Lifehacker US

── 仕事場はどんな感じですか?

大きいモニターとラップトップ、人間工学に基づいて設計されたキーボードとマウスがあります。

右側には、小さな多肉植物が置いてあり、この四半期に会社が最優先すべきことが書いてあるビジョンボードもあります。

それから、最近読んでいる本(Jake Knapp著『Sprint: How to Solve Big Problems and Test New Ideas in Just Five Days』)もあります。あとは、いつもお茶を飲むので、お茶が置いてあります。

── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?

私が実践している一番の時短術は、重要なことは全部カレンダーに入れて、その通りに行動することです。いったんカレンダーに入れたら、予定を変更することはめったにありません。そうすれば、その日の優先順位を決める手間がほとんどなくなりますし、先延ばしする余地も少なくなります。

── CMBに取り入れたライフハックを教えてください

自動化することです。CMBをスタートした頃は何でも手作業でしていました。男女のマッチングも承認も手作業でしていたのです。

その後、マッチングはすぐに自動化しました。手動でマッチングすると、かなりの時間がかかります。プールされている人たち全員に目を通す必要があるので、あまりにも大変でした。

それでも、50人の友人でテストしていたときは、「この人にはこの人かな」というふうに推測しながら選んでいました。よく知っている自分の友だちばかりなので、マッチングできたのです。そしてマッチングした人たちにメールを送り、電話をして「ねえ、今日紹介した人のこと、どう思った?」と聞いていました。

マッチングした男女が連絡を取り合うことを承認する作業はかなり長い間、手動でしていましたが、本当に大変でした。私たち3姉妹で全員に目を配り、安全性を確認していたからです。

──仕事場で採用しているプロセスで、興味深いもの、珍しいもの、こだわりがあるものがあれば教えてください

CMBはとても透明性が高い会社です。

財政状況に至るまで、すべてがオープンに共有されています。CMBのほとんどの人は、何が行われていて、それはなぜなのか、正確に把握しています。必ずしも仕事で密に関わっているチームと関係があることに限りません。CMBでは、このオープンなカルチャーが、チームの充実感と生産性の基になっていると思います。

── どんな人たちからどのように仕事を助けてもらっていますか?

もちろん、チーム全員です!チームと協働しない日はほとんどありません。

私は、自分が苦手なことや好きでないことは、どんどんアウトソースするようになりました。職場のアシスタント、パーソナルアシスタント、自宅を掃除してくれる人などに助けてもらっています。おかげで時間を効率的に集中して使えるようになりました。

両手で壁の絵を指す女性
Image: Lifehacker US

── デートを成功させるコツはありますか?

すごくたくさんあります。大好きな話題です!

デートに関してアドバイスするとしたら、まず自分自身を見つめ直してみることです。自分が何を求めているかわからなければ、どんなマッチングアプリも、たとえCMBであっても、時間をかけずに「自分に相応しい相手」を見つける助けにはなれません。自分と相性が良くない人たちに無駄な時間を費やすことになります。

まっ白な紙に、自分にとって素晴らしい恋愛関係とはどのようなものか、できるだけ詳しく書き出しましょう。私の場合は、「私が1日中仕事をしても謝らなくていいこと」か「四半期に1度一緒に新しい活動に挑戦できること」です。思い浮かんだことをすべて書き出したら、その中でパートナーに一番求めたいことを選んでください

そして、自分がその資質を身に着けるように努力してください。「え?パートナーに望むことだから、それは逆じゃないの?」と思うかもしれませんが、「類は友を呼ぶ」と言われるように、自分と似たような人が寄ってきますよ。

さらに、コミュニケーションの取り方を学びましょう。これは、たいていの人は、わざわざ教えてもらっていないので、両親のコミュニケーションのスタイルを見習うに留まっています。

でも、コミュニケーションはとても重要です。私は、Marshall Rosenberg著『Nonviolent Communication』を読んで、パートナーとわかりやすく、相手に敬意を表しながら、共感に溢れたコミュニケーションを取ることができるようになりました。

たとえば、怒りは決して他人の発言や行為の結果ではないことをこの本は教えてくれました。自分の中に満たされていないことがあり、そのせいで、他人を非難したり善悪を決めつけたりするから腹が立つのです。それがわかってから、パートナーを責める代わりに、パートナーに求めることを表現できるようになりました。

──ToDoはどうやってトラッキングしていますか?

カレンダーを使っています。以前はToDoリストも作っていましたが、リストがどんどん山積みになっていき、認知空間を占領していくだけだと気づきました。

──どのように充電したり休憩していますか?

エクササイズ、瞑想、旅行、四半期に一度の休暇です。

──仕事の合間に何をするのが好きですか?

ポールダンスです。CMBを始めた頃の私は、毎日24時間働いていました。正気を保つために、エクササイズやスポーツをルーティンに入れた方が良いと思いましたが、ジムに行くのは単調で嫌でした。その後、衣装を着てポールダンスを踊る友人の写真をFacebookで見て、 身体がとても引き締まって素敵だと思いました(3歳児の母ですよ)!

それで、「私もこれをやらなくちゃ」と思いました。初めてポールダンスのクラスに出たら、すっかり夢中になりました。

──今、何を読んでいますか? おすすめの本はありますか?

Patrick Lencioni著『The Five Dysfunctions of a Team』を読み終わったところです。 リーダーシップについて書かれた素晴らしい本です。今度は、Eli J. Finkel著『The All-or-Nothing Marriage』を読み始めました。Finkelさんがナショナル・パブリック・ラジオで話しているのを聞いて、彼の理論に心から魅了されました。

最近の人たちは、結婚に「不可能な」期待をするので、結婚の観念は破たんする運命にあると思っていました。でも、この本は、素晴らしい結婚をすることは、昔より困難になってはいても、不可能ではないと主張しています。現代は「生存するためのニーズ」がすべて満たされていることが多いので、自己実現のような「より高いニーズ」を満たそうとして、結婚に目を向けるようです。

──今日あなたがされたのと同じ質問をしてみたい相手はいますか?

友人のJessica Mahさん(インディネロの創設者です)。彼女はライフハックの達人で、信じられないぐらい多くのことを短い時間で片づけてしまうんです。人生において、本質的でないことは、どんどんアウトソースした方が良いことを教えてくれた人です。

──これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

日々、有言実行を心がけると、発言した通りの結果が得られるでしょう。

──挑戦中の課題はありますか?

相変わらず、世の中のすべてのシングルの人たちに、実りある出会いと人とのつながりを体験させてあげたいと思っています。

人とつながりを持つと、自分の殻を破ることができます。それは、成長や発見をすることであり、学ぶことであり、予想以上の自分になることです。そのときの素晴らしい感覚を、すべての人に体験して欲しいと思っています。

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Image: Lifehacker US

Source: Coffee Meets Bage

Nick Douglas – Lifehacker US[原文

訳:春野ユリ

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