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子どもの学校や担任教師との上手な付き合い方|伝えたいこと、伝えなくて良いこと

子どもの学校や担任教師との上手な付き合い方|伝えたいこと、伝えなくて良いこと
Image: Gettyimages

親は我が子の一番の理解者であり、子どもの長所、短所、才能はもちろん、何が引き金になるかもわかっています。

スケジュールをちょっと調整したり、方針を教えたりサポートするだけで、子どもが学校生活をうまく送れるようになることも。

そう、我が子を擁護するのは、親の役目なのです。でも、「擁護」と「ごり押し」の境界線は微妙なところ。

親が、でしゃばり過ぎず、強引にならずに、子どもの学校と関わるにはどうしたら良いのでしょうか?

1.家庭環境の変化や、子どもへの影響を伝える

机で学習をする子ども
Image: Gettyimages

私の息子は、学校ではいつも行儀よく振る舞っていますが、長い休暇明けの9月と1月だけは違うようです。

それから、息子はクラスで一番きれいな字を書きますが、書き取りの授業が退屈になると(読書は大好きなのですが)、時々乱暴になるようです。

算数の新しいとき方は簡単に覚えます。学年の始めに、私は先生にこういうことを全部伝えるべきでしょうか?いいえ。こういう細かいことは先生が自分で気づいていくはずです。

新年度の始まりに私が先生に伝えたのは、息子の心理状態や行動に影響を及ぼす可能性があることです。

我が家は2年間里親をしていたので、長いこと預かっていた里子が去り、別の子が来たときは、それを先生に伝えました。

息子の行いを大目に見てもらうためではなくて、我が家で起こっていたことを知らせるためです。私が知らせないと、先生は知りようがなかったから。

私の経験から言うと、先生方は生徒が何で苦労しているかわかると、子どもの心をつかみやすくなるので、ありがたいようです。

Facebookの子育てグループOffspringのメンバーであるK.Sさんも、娘に同じ作戦を使っているそう。彼女の娘は、深刻な不安症で、失敗を極度に恐れていました。

「私の目的は、娘の過去から現在に至るまでの苦しみを先生に知らせることであり、娘と勉強の話をするとき特別な配慮をしてくれるようお願いすることでした」とK.Sさんは言います。

「学校の新年度が始まって2カ月経った頃、PTAの会合があり、先生は娘がどんなことで不安になるか、ずっと詳しく話せるようになっていました。

たとえば、娘はノートを取る速度がとても遅いことを心配していると先生は気づいていました。同時に、先生は、娘にもクラス全体にも、間違いを犯しても構わないのだと力説していることも教えてくれました。

2.まず担任の先生と話し合う

机と椅子が並ぶ学校の教室
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担任の先生を飛び越えて、子どもの宿題や素行の問題を校長に直訴するのは手っ取り早いやり方ですが、それをすると、その先は敵対的な関係が生じます。

先生と協力するというより争う気があるように見えるからです。

また、メールなどのデジタルでコミュニケーションを取るより、直接会って話す方が詳しく話せるので、まずは学校で先生と面談して、こちらの懸念を話してみましょう。

学校に面談に来るときは、宿題に関する研究をたくさんリサーチして理論武装したり、幼稚園児は何も食べずに長時間いられないので、ランチの時間を早めて欲しいと議論する気満々にならないでください。

先生は、すでにあなたと同じ考えで、学校全体の規則を持ち出さなくても、あなたの子ども個人のニーズに対応する方法を思いついているかもしれません。

素行に関する問題がある場合は、学校の生活カウンセラーにも同席してもらえるか、先生に聞いてみましょう。

ときには、外部の人間の意見が助けになることもありますし、カウンセラーが解決策を提案してくれるかもしれません。

(はっきりさせておきますが、ここではいじめのような特殊な問題や安全問題については論じていません。子どもの安全が懸念される場合や、子どもが法的に権利として得られるはずの対応をされていないなら、学校と地域の上層部に直接相談してください)

3.自分の意見を持つ

教室の黒板を掃除する子ども
Image: Gettyimages

私は、生まれつき心配性で、今起こっていること、これから起こりそうなこと、多分起こらないこと(でも、起こる可能性はゼロではありません)を心配してしまいます。

会議に遅刻しそう、などの気がかりがあり、特にイライラしているときは、「それが問題になるのは、1週間後?それとも1か月後?5年後?」と自問します。

たいていは、永久に問題にならないという答えです。

息子のジミーが学校代表のバスケットボールチームの二軍に配属され、親として学校に口出しするか決めるときも、同じ問いかけを自分にしてみましょう。

ジミーは嘆き悲しんでいますし、一軍に入る資格が十分ある子です。でも、1年間2軍にいることで、ジミーは選手としてもチームメートとしても成長の機会を逸することになるでしょうか。

大人になって成功する機会も台無しになるのでしょうか。逆に、二軍チームのリーダーになるチャンスかもしれません。

ニューヨークで中高生の先生をしているキャリー・バウアーさんは、Slate誌の子育て相談の欄で、適切に子どもを擁護することと学校から「厄介な親」として目をつけられるような親になることの違いを書いています。

ほとんどの高校には、「優秀な生徒枠」があり、資格基準と生徒の性格に関する教師の所見を反映させる選抜システムになっていますが、毎年、入学できなかった生徒の親たちが、選考のやり直しを求めてきます。

確かに、親が主張すると効果があることが多いです。私の経験では、特に親がしつこく自分の主張の正当性を主張すると、その生徒は、再選考され、入学できる可能性が高くなります。しかし、親のこのような介入は適切でしょうか。私はそうは思いません。

結局のところ、子どもは合格してもしなくても大丈夫でしょうから、介入すべきではないでしょう。結果が公平ではなかったということを合理的に主張できるのかもしれませんが、そんなときは、私が子どもの頃に、父が好んで口にしていた言葉を思い出します。「人生は公平ではないんだよ。」

4.すべての子どもの幸せのためにエネルギーを使う

通学路を示す看板
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自分も我が子も教育に関して既に恵まれている点があるなら、それを忘れないようにしましょう。

子育てグループOffspringのメンバーであるミシェルさんは、『Despite the Best Intentions: How Racial Inequality Thrives in Good Schools』という本を読んでから、子どもを学校で擁護することに関して、考え方が大きく変わりました。

「社会的に力のある白人の親が我が子を擁護するときは、『機会を求めること』と『特別なものや通常のプロセス以外のものを求めること』のバランスを取る必要があります」とミシェルさんは言います。

「私の場合は、たいてい、質問して通常の作法に従うことから始めます。それでもまだ自分が望むものが手に入らないときは、なぜ子どもがまだそれを必要としていると思うのか自問してみた方が良いと思います」

バウアーさんいわく、常に「もっと、もっと」と強引に求め続けるのは「エネルギーの無駄遣い」です。

学校の内外で既に多くを享受しているのに、もっと多く確保しようとしてやっきになる家庭には、同情できません。我が子にできる限り多くを与えようとする気持ちはわからなくもないですが、個人主義もここまで行くと、公的教育の主旨から外れてしまうと思います。

親たるもの、我が子がクラスや学校で一番恵まれた立場になることばかり追求せず、資金調達、プログラミング、テクノロジーへのアクセスなど、すべての子どもの役立つことに時間と労力を注いで欲しいと思います。

「子どもが必要とすること」「子どもに当然与えられるべきこと」「親が望むこと」の3つのバランスを心の中で保つことが大切ですね。

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Source: Facebook子育てグループ,slate.com

Meghan Moravcik Walbert – Lifehacker US[原文

Image: Gettyimages

訳:春野ユリ

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