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子どもの楽器レッスン、親はいつ「やめてもいい」と言うべきか?

子どもの楽器レッスン、親はいつ「やめてもいい」と言うべきか?
Image: Dmytro Vietrov/Shutterstock.com

身に覚えがある親御さんは多いでしょう。

楽器の演奏を見たわが子が、その楽器に興味を持ちます。「お願い、買って」「習いたい」とせがみ、「毎日練習するから」と約束して習い始めます。

でも、3カ月が経ち、数百ドルが注ぎ込まれたころには、練習のたびにケンカになり、子どもが、前は大好きだったその楽器を「大嫌い」「もうやめたい」と言うようになってしまいます。

ほかの楽器が向いていることもあると理解する

私はここ15年間で、40人前後の生徒に、バイオリンとビオラを教えてきました。そして、子どもに「レッスンをやめてもいいよ」と言うかどうか、言うならいつ言うかについての考え方は、その15年の間で明らかに変わりました。

以前は、子どもが自分でやると決めた以上、最後までやり通させなければという考えでした。子どもに才能があるなら、子どもがやりたくないと言おうと、親はやらせるのが当然だとさえ思っていました。

でもその後、子どもの性格によっては、ほかの楽器のほうが向いている場合もあるということがわかりました。例えばバイオリンは、かなりの集中力が必要な楽器で、左手と右手の強調した動きが求められます。飲みこみの速い子どもでも、いわゆる「きれいな音」というのは数カ月練習しないと出せません。管楽器も同様です。

一方、ピアノは、器用さと集中力が求められますが、調律されていれば、でたらめに鍵盤を叩かない限り、耐え難い音を出すのは難しいものです。ギターにも同じことが言えます。バイオリンと違って、ギターには指をどこに置くかを示す「フレット」があります。コード譜に従って音を鳴らせば演奏できるのです。

私の息子は、バイオリンをやめてすぐに、ギターに転向しました。どうなったと思いますか? ギターが上手で大好きになったのです。

次のようなときは「やめどき」

  • 練習のたびにケンカになる。
  • 先生のことは好きなのに、レッスンに行きたがらない。
  • 子どもが「やめたい」と言う。

単純なことですね。基本的には、お子さんが楽しんでいないのが明らかなら、無理やりやらせても無駄です。ふくれっ面の子どもを引きずっていき、先生をげんなりさせる必要はありません。私たち教える側も、お子さんと同じくらいおもしろくないのです。

とはいえ、「発表会が終わったらやめていい」とか「払った分のレッスンは受けなさい」などの最終目標を設定して、それをやり遂げるよう励ますのは、至極もっともなことです。

たいていの子どもは、終わりが見えていれば頑張るでしょう。

対策:別の楽器をやらせてみる

地元の楽器店で、楽器をレンタルできることはよくあります。あるいは、先生を先に見つけることができれば、Facebookマーケットプレイスなどで手ごろな価格の楽器を一緒に探してくれて、レッスンを始められるようにしてくれるかもしれません。

そういうやり方であれば、その楽器がお子さんに合わないということになったら、気持ちを切り替えて、買った値段で売ればいいのです。バイオリンは自分に合わないと言ってきた何人かの私の生徒は、こうした方法を取っていました。

前払いで1学期分の高額な授業料を要求されるところではなく、レッスンごと、あるいは月ごとに支払いができる先生を見つけるのも1つの方法です。お子さんが続けられるかどうかわからないという人は、こうすれば、お金を無駄にせずにやめることができます。

お子さんが、単に音楽が好きではないという場合もあるでしょう。それでもいいのです。スポーツやアート系のレッスンを試して、そちらのほうがお子さんに向いているかどうか見てみましょう。

大事なのは、「親がやらせたいから」「わが子に向いていると思うから」という理由だけで、子どもが嫌がっていることを押しつけるのは、双方にとって健全ではないし、良い結果も生まれないということです。

そうした無理強いが、自分に本当に合っているものを見つけようとしているお子さんの邪魔になっている場合もあるのです。

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Image: Dmytro Vietrov/Shutterstock.com

Kristen Mae - Lifehacker US[原文

訳:浅野美抄子/ガリレオ

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