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おかしいなと思ったら。 Macがウイルス感染したサインと、すぐ使える3つのスキャンツール

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おかしいなと思ったら。 Macがウイルス感染したサインと、すぐ使える3つのスキャンツール
Image: fizkes/Shutterstock.com

かつては安全地帯と呼ばれたMacですが、残念ながら今ではそうではありません。

Windowsマシンに比べれば感染の危険は少ないものの、皆無ではなくなってしまったのです。

なぜか広告が表示される、意味もなくシステムが遅いなど、Macの動作がおかしいと感じたら、マルウェアが原因かもしれません。

そこで、ウイルスの兆候に気づく方法と、感染時のシステムスキャンの方法をお伝えします。

Macのマルウェアやウイルスの一例

Macのマルウェアは、さまざまな形で存在しています。下記は、最近ヘッドラインをにぎわせたマルウェアの一例です。

  • OSX/Doxマルウェア非常に危険なMacウイルスの1つです。メール添付のZIPファイルとして拡散し、「AppStore」のログイン項目を書き換え、システム起動時に立ち上がるようになります。次に、Adminパスワードを要求し、システムの管理者権限を獲得。最終的には、ウェブトラフィックをプロキシサーバーに経由させ、サイトのなりすましを行ないます。
  • MeltdownとSpectre:2018年にインテル製チップに見つかった脆弱性「Meltdown」と「Spectre」。Macコンピュータは依然としてその危険にさらされています。ハッカーはこのバグを利用して、不正なキャッシュアクセスによってデータを盗むことができます。
  • OSX/MaMi:2018年は、OSX/MaMiが登場した年でもありました。これを使うと、新しいルート証明書がインストールされ、DNSサーバーをハイジャックすることで、「中間者攻撃」が可能になります。
  • OSX/Pirrit:Microsoft OfficeとAdobe Photoshopの海賊版に隠されていたものが、2016年に発見されました。ルート特権にアクセスすることで、自動的にソフトウェアをインストールします。

ウイルスに感染した時の兆候

これらのマルウェアには、共通点が1つあります。

それは、AppStoreでないプロセスで感染していること。一部の例では海賊版ソフトウェアが犯人ですが、それ以外の例では信頼してはいけないソースからのソフトウェアが原因となっています。

言い換えると、Macの公式AppStore以外からソフトウェアをインストールしなければ心配無用ということです。

もちろん、ブラウザからの侵入は存在しますし、Javaには相変わらずの不安材料があります。それでも、macOSとブラウザを最新の状態にしておけば、そのような感染は極めて可能性が低いといえるでしょう。

Macの公式AppStore以外からのソフトウェアをインストールするのであれば、事前に入念なリサーチ(レビューをググる、公式ダウンロードを見つける)をしておけば問題ありません。

しかし、Macソフトウェアを海賊版にした、映画の海賊版サイトのリクエストでプラグインをダウンロードしたなどの経歴がある場合、問題が発生しているかもしれません。

汚染されたUSBドライブを使いませんでしたか? あやしい添付ファイルをダウンロードしませんでしたか? ウイルスは、意外なところからやってくるのです。

そこで、自分のMacが感染しているかどうかを知るための手がかりを知っておきましょう。

1. 予期せぬ広告やポップアップが表示される

Macプラットフォームでは、アドウェアの問題が増えています。これまでに見たことがない場所で広告が表示されるようになったなら、入れてはいけない何かをインストールした可能性があります。

特に、インターネット閲覧中でないにもかかわらずポップアップ広告が出る場合は、ほぼ確実です。

2. 理由もなく動作が遅い

Macのマルウェアには、あなたのMacをボットネットの1つにするケースがあります。

ボットネットとはコンピューターの国際ネットワークで、さまざまな目的に使われます。これに感染すると、ウェブサイトの集団攻撃やビットコインのマイニングなど、CPUパワーが必要な行為にあなたのMacが加担している可能性があります。

なんのプログラムも開いていないのにMacの動作が遅いときは、これが原因かもしれません。そうでなければ、Macのスピードアップ方法について学びましょう。

3. マルウェアスキャナーを使う

感染が疑われるときに役立つ無料プログラムを紹介します。

  • BitDefender Virus Scannerアプリが直接駆除してくれるわけではありませんが、Finderを使って削除すべき場所を教えてくれます。
  • Malwarebytes for MacMalwarebytesは、アンチマルウェアの世界で長年トップを走り続けているプログラムです。Mac版アプリは、わずか30秒でシステム全体をスキャンし、アドウェアや不要と思われるプログラムを削除します。
  • ClamXAV人気のオープンソースマルウェア検知ツール「ClamAV」のMac版です。試してみる価値があります。

これらのツールを実行して何も出なければ、感染の可能性は極めて低いです。いずれにしても、判断を下すときはAppStoreのレビューをよく読むようにしてください。

ここに紹介したのはほんの一例です。

Mac組み込みのセキュリティツール

もともとMacにはマルウェア対策が施されていますが、他のこのような対策と同様、完ぺきではありません。それでも、そんなに心配しなくていい理由を紹介します。

Gatekeeper

Gatekeeperは、知識のないユーザーが安全でない可能性があるソフトウェアをインストールするのを、未然に防いでくれます。

デフォルトではMac AppStore以外からのソフトウェアはすべてブロックしますが、未知のデベロッパーからのアプリをブロックするように設定することも可能です。

自由にソフトウェアを実行するために多くのユーザーがGatekeeperを無効にしていますが、そうする場合は、必ずインストール前のリサーチを入念に行ってください。

サンドボックス

Mac AppStoreでインストールしたアプリは、システムへのアクセスが限定されています。これは、1つのアプリがシステム全体を破壊することを防ぐための対策です。

XProtect

ほとんど知られていませんが、あなたのMacにも入っているはずです。

2009年からOS Xに標準装備されており、Windowsのアンチウイルスとは異なり、ユーザーからは見えないようになっています。

つまり、ユーザーがXProtectを開いたり、自分でスキャンしたりはできません。アップデートの手動インストールも不可能です。しかし、既知のウイルスに感染すると、このプログラムがあなたに通知をしてくれます。また、感染したファイルを開こうとすると、それを止めてくれます。

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Image: fizkes/Shutterstock.com

Source: Apple, Malwarebytes, ClamXVA

Original Article: 3 Signs Your Mac Has a Virus (And How to Scan for Them) by MakeUseOf

訳:掘込泰三

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