コクヨの新たな提案。「引き出してカットするノート」が制限を取っ払う
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こう見えても「ノート」です。
ノート、思い返せば学生の頃から、そして社会人になっても、未だにお世話になっています。長い付き合いになるので、ノートって進化や変化を終えたものだと思っていました。
やがてその媒体を紙からデジタルへ変えていくでしょうが、紙のノートのA4やB5など決められたサイズを開いて〜書いて〜また開いて〜終わったら閉じて〜といったスタイルは未来永劫変わらないのではないかと。だって、便利ですし。
でも、それが本当に便利だったのか? と考え直させる提案がコクヨより発信されたのです。
コクヨが提案する新しいノートの形がこのロール型。その名も「ペーパーラップノート」です。
一見するとキッチン用品、クッキングペーパーのようなスタイルですが、これでもれっきとしたノートなのです。使い方は…そうですね。皆さんが想像したとおりでいいでしょう。
これからノートは「引き出してカット」

そうです、食品用ラップのように引き出してカットします。
ちょっとしたアイデアを書き留めるには少なめにカット、長い問題を解くには長めにカット、歴史の年表を書き留めるにはさらに長〜く。
グループで問題に取り組みたい時は、テーブルいっぱいに。ページをめくる煩わしさや、大きすぎたメモをカットする手間もありません。
そう、一般的なノートだと憚られる「切り取って使う」という行為が逆に正しい使い方。
これによって定形のノートの制限を取っ払い、使いたい大きさのキャンバスを自由に作り出すことができるため、書き留めることへの姿勢や頻度、モチベーションもきっと変わることでしょう。
引き出すノート。なんとアイデアは一般公募から

ノートの常識を覆す「ペーパーラップノート」、このアイデアはどこから?というと、なんと一般公募。
優れた商品デザインを一般ユーザーから広く集めて商品化を目指すコンペティション「コクヨデザインアワード2011」にて、コクヨ賞を受賞した作品「Makino」がその源流となります。
コクヨデザインアワードでは、過去の受賞作品から計16点の商品化を実現していますが、これは17点目というわけですね。いわば、7年の月日を経て商品化された秘蔵っ子です。
この自由なサイズの出力先、「ペーパーラップノート」は2月14日からコクヨ公式オンラインショップ「 コクヨショーケース」にて販売されます。
また、オンラインショップ販売を前にして、東京・千駄ヶ谷にある「THINK OF THINGS(シンク オブ シングス)」では1月30日から販売が開始されています。

THINK OF THINGSは「 ワークとライフの境界線を超える」をコン セプトとして、暮らしと仕事の双方に刺激や発見がある道具を提案するスペース。まさにこうしたアイテムにはうってつけのデビュー場所だと言えるでしょう。
他にも期間限定となりますが、2月26日まで「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」で開催されるKOKUYO DESIGN AWARDの展示・販売イベントでも期間限定で販売されています。
「開く」から「引き出す」へ。
書くことへの新しい発見を期待したくなるノートに出会ってみましょう。
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Image: コクヨ
Source: コクヨ, コクヨデザインアワード2011, THINK OF THINGS
小暮ひさのり
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