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いもづる式に文字が上達する「感じのいい字」を最短でマスターするコツ

author 鈴木拓也
いもづる式に文字が上達する「感じのいい字」を最短でマスターするコツ
Image: Gettyimages

「年賀状は手書き派」の方も、「印刷したものに一言加えるだけ派」の方も、一筆書くたびに自分の字に恥ずかしさを感じることもあるかと思います。

でも、大丈夫!ちょっとの練習で字は上手くなる

今回紹介する書籍『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』(エムディエヌコーポレーション)で練習すれば、ペン字を最速でワンランク上達させることができます。

「ペン字の練習」と聞くと、たくさんの種類がある仮名・漢字を、お手本をなぞりながらひたすら書く、時間と根気を要する修業のイメージがあると思います。

しかし、本書の著者で書家の鈴木栖鳥さんは「文字にはある程度パターンがあり、特徴ごとにグルーピングが可能」なものが多いと述べています。「ひとつの文字のコツを押さえれば、同じグループの文字のコツがいもづるのように連鎖的につかめる」とも。

例えば、ひらがなの「は」をマスターすると、「た」、「な」、「か」、「せ」、「き」も上達するそうです。

本書はこれを踏まえた構成になっているため、従来のしらみつぶし的なペン字練習に比べ、格段に速習できるというわけ。もう「時期的に間に合わないよ!」って方も本書を全部練習する必要はありません。

例えば、苦手なひらがなだけ、とか、縦書きのコツを頭に入れておくだけ、とかでも十分印象アップになるんです。

まずは、ひらがなからマスター

ひらがなは、文章に占める割合が多いため、最初にこれをマスターしておくと、全体的な印象アップが早いそうです。

鈴木さんによれば、ひらがなに共通する基本事項は以下の3つ。 最初に、これらの基本を頭に留め置きましょう。

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ひながなに共通する3つの基本事項の例
Image:『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』

曲線で構成する:

ひらがなはほとんどが曲線で構成されています。そこに直線が混じると一気に硬い印象に。やわらかい線を意識します。

流れを意識する:

ひらがなの線1本1本にはつながりがあります。一連の流れをなぞるように書くことで、自然と丸みを帯びた字に。

センターに合わせる:

中心を合わせていくことで、バランスがとれた字になります。ただし縦画が必ず中心とは限らないため、注意が必要です。

ひらがなは「10のグループ」に分かれる

ひらがなは、「は」、「い」、「つ」、「の」、「る」、「わ」、「ゆ」、「え」、「さ」、「を」の10グループに分かれ、これら各文字を書くコツを把握することで、ひらがな全部がうまくなります。

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「は」のグループは縦の突き出しを長めに突き出す
Image:『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』

例として「は」のグループの場合、コツは縦の突き出しを「上に長く突き出す」。こうすると、「全体的に重心が下がり、文字が引き締まった印象」になるそうです。

交差する横画をやや下げて書くと、自然に突き出しが長くなります。

これは、「は」のグループに属する「た」、「な」、「か」、「せ」、「き」も同様。本書では、同じグループをまとめて練習して、効率的にマスターできるようになっています。

漢字も共通する基本事項がある

常用漢字だけで2千を超える日本の漢字ですが、やはり共通の基本事項と少数のグループを押さえておくことで、素早く上達できます。

本書では、漢字に共通する基本事項として4つが挙げられています。

例えば、「縦画は打ち込みで垂直に」

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縦画は45度に「打ち込み」、下に垂直に引く
『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』

最初に小さな点を打ち、そのまま引き下ろして書くと、真っ直ぐ垂直に安定した線になります。

漢字は「7文字」でコツをつかむ

鈴木さんは、漢字をうまく見せるコツの多くは、「月」、「火」、「水」、「木」、「金」、「土」、「日」の7つの漢字に含まれていると言います。つまり、曜日の書き方を会得すれば、他の多くの漢字もうまくなるのです。

例えば「火」。この漢字の特徴は、左払いと右払いがあること。このグループには、「大」や「久」などありますが、払いが主役に見えるよう大きく広げるのがよいそうです。このために、上部は幅を狭くし、末広がりを意識するよう、鈴木さんはアドバイスします。

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「火」のグループは上部を小さく末広がりを意識
Image:『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』

カタカナを「感じのいい字」に見せる基本

カタカナについては、「直線でシャープに書く」と「形が似ている字をはっきり書きわける」のが基本的なコツ。

ひらがなよりもシンプルな線で構成されるカタカナは、「ア」と「マ」、「ソ」と「ン」、「ツ」と「シ」が特に似通っています。

そこで、これら6文字の書き方をしっかりマスターしておきます。

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「ツ」と「シ」を書き分けるコツ
Image:『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』

ほんの一週間の練習でここまで変わる

下のファンレターは、実際に本書の内容を実践する前・後の変化です。ほんの1週間の練習で驚くほど向上しているのが分かります。

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いもづる式のビフォーアフター(上が実践前、下が1週間ほど実践した後)
Image:『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳』

本書の中で鈴木さんは、「あえてお手本通りの美文字は目指しません」と述べています。もし、本格的に悪筆を直して美文字を書こうとするなら、かなりの時間がかかる上に、自分らしくないお手本通りの字になってしまうからだそうです。

そこで、鈴木さんが目指したのは「自分の個性は残しつつ、『感じが良いね』と言ってもらえる」字。書くのが楽しくなるし、人にも褒めてもらえて、年賀状が億劫ということもなくなるでしょう。

最後に、著者の鈴木さんからライフハッカー読者へのワンポイントアドバイス。

「文字は書かなくなればなるほど指の機能が退化して上手に書けなくなっていきます。

ですので、普段、手書きをほとんどしない人は年賀状を書く前に、少しウオーミングアップのつもりで練習してから年賀状を書くといいと思います」

さあ、年賀状は、いもづる式をマスターしてからトライしてみませんか?

Source: 『いもづる式だからすぐ上達! 感じのいい字になる ペン字レッスン帳

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