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共感力・思いやりのある子どもに育つ声かけアイデア

共感力・思いやりのある子どもに育つ声かけアイデア
Photo: Pixabay/Pexels

昨晩私が書き物をしていると、息子から「明日はどんな記事を書くの?」と聞かれました。

私は、ちょうど「思いやりのある子に育てるにはどうしたらいいか」という内容のニューヨークタイムズの記事を読んで、共感を覚えていたところでした。

私は、息子が困っている人を見たら手を差し伸べられる人間に育って欲しいと切に願っています。でも、そのために親はどうしたらいいのでしょうか。

「親はどうしたら子どもを思いやりのある子に育てられるかということについて書くつもりよ」と私は答えました。

『思いやり』という言葉の意味がわかる?

息子はわからなかったので、「思いやりがある人は、他人の気持ちを理解して気にかけてあげられるのよ」と説明しました。

「思いやりがあると、みんなで助け合いたくなるの」

「わあ、じゃあ、僕のことを書くんだね。僕は思いやりがあるもの」と息子は言いました。

8歳の息子は、養護施設にいる子どもたちの願いを叶えるNPOの「ジュニアボード」に参加したばかりです。先週、放課後に車で往復3時間かけて、初めて「会議」に参加して、クリスマスパーティの靴下やプレゼントの袋をボードメンバーの仲間と一緒に飾り付けました。このパーティは、里親制度で離ればなれになった肉親たちと会えるように企画されたものです。

さらに、先週、息子は養護施設の子どもの願いを叶えるために、自分のお金をかなり使いましたし、学校におもちゃも寄付しました。

息子は気持ちが繊細な子で、もともと物事をとても深く感じるタイプです。そして、我が家では、定期的に他人に施す行いを実践することを優先事項にしています。

我が家も里親になったことがあるので、息子は、こうした子どもたちが抱えるトラウマを早い時期から見ています。

毎年私と一緒に困っている子どもたちのためにおもちゃを買っていますし、救世軍の募金鍋にお金を出し、缶詰を寄付や自分がもう遊ばなくなったおもちゃを寄付しています。

それでも、「この子は生まれつき思いやりのある子なのかしら。それとも、これは後天的に習得したことなのかしら」と私は疑問に思ってます。

子育ての多くの場面のご多分に漏れず、私も「ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる」を実践しています。

共感力を身につけるには、本来の性格と教育的アプローチが必要

思いやりのある人間になるには、持って生まれた性格と後天的な教育の両方が必要なことが科学的研究により分かっています。だったら、親にできることもあるはずです。

ヘレン・リエス博士が共同研究者たちと行った研究により、人間は、誰でも思いやりのある反応に関与する神経細胞を一定数持って生まれていることがわかっています。

しかし、仲間を適切に気遣うこの潜在能力が生かされるか、損なわれるかは、誕生から幼少期を通しての生活体験によって大きく左右されます。

それでは、健全なレベルの共感力を子どもに植え付けるにはどうしたら良いのでしょうか。

共感力は可変性のある特性なので、後天的に教えることができます。誰でも生まれつき一定の素質を備えていますが、環境的要因により、その素質の定着レベルが高くなるか低くなるかは、劇的に左右されます」とリエス博士は語り、子どもの世話をする人からの影響が特に強いと言います。

だからと言って、無理して里親になろうとする必要はありません(なれるなら素晴らしいですが)。

子どもの感情に寄り添い、気にかけている態度を示し、コミュニティの中でお手本になるような行動をすれば、十分です。

ハーバード大学医学部精神科准教授であり、『The Empathy Effect』の著者でもあるリエス博士は、病気の隣人に食事を差し入れたり友だちや兄弟が膝をすりむいたらバンドエイドを差し出すぐらいで十分だと言います。

同氏のこの書籍は、子どもの発達段階に応じた「共感力のお手本」の手引きを提供しています。

もう少し年長の子どもの場合は、親が、貧しい人たちのための無料食堂や介護施設に連れて行くことをエリス博士は提案しており、「他人の気持ちを大事にするように子どもを導くのに遅すぎることはありません」と書いています。

それと同じぐらい大切なのは、親が我が子の不安や感情に寄り添い、子どもが安全でいるために必要なことを認識し、子どもに対する共感を示すことです。


たとえば、「子どもが犬を怖がっているときは、『怖がっちゃダメ。この犬は噛まないから』と言わずに『この犬が怖いの?どういうところが怖いの?』と言いましょう。

そうすれば、子どもの恐怖心を否定せずに、認めてあげることになります。

ただし、リエス博士は行き過ぎにならないようにと警告もしています。

生活の中で子どもが少しでも気に入らないことがあると、それを放っておけないというのは、親の過剰反応であり、そうした間違った共感を子どもに向けると、人生の成功に不可欠なガッツや忍耐力、精神的回復力の発達を阻害してしまいます。

子どもは甘やかさず、心で寄り添うことが大切ということなんでしょうね。

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Source: The Empathy Effect

Meghan Moravcik Walbert – Lifehacker US[原文

Photo: Pixabay (Pexels)

訳:春野ユリ

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