やる気ある? 自分の覚悟を確かめる2つの質問
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壮大な夢。
「やりたい」と「やっている」では大きく違います。そのギャップを埋めるために、自分の覚悟を知ることができる2つの質問があります。
両方の質問にYesと答えられないなら、それは今のあなたが挑戦すべきことではないのかもしれません。コーチのPeter Bregman氏は、Harvard Business Reviewの記事で、10歳の息子が陸上競技会で「ありふれた」結果に終わったときのエピソードをつづっています。
覚悟を確かめる2つの質問
落ち込んでいた息子に対し、Bregman氏はこんな言葉をかけました。
「質問が2つある。1つ目。もっとうまくなりたいか?」
答えがNoなら、そもそもコーチするだけムダである(私は過去にその過ちを犯したことがある)。
「なりたい」と息子。
「じゃあ、2つ目だ。努力する不快感を感じながら、これまでと違って心地よくない、しかもすぐに結果が出ない新しいことに挑戦する覚悟はあるか?」
Bregman氏は、上の2つの質問にYesと答えられないのであれば、変わることはできないと言います。
速く走る、新しい仕事を見つける、友達を作るなど、目標が何であれ、上達したいという「意欲」と、これまでに経験したことのない不快なことにも取り組む「覚悟」の両方が必要なのです。
Bregman氏のご子息は、2つ目の質問にYesと答えられなかったため、少し時間を置くことに決めたそうです。10歳にしては非常に成熟した対応ではないでしょうか。
このエピソードからは、私たち大人も多くを学ぶことができます。果たして自分は成長に向けた心の準備ができているのか、自らに問いかけることが重要なのです。
新しいことを学ぶには、退化していた筋肉を、身体的に、知的に、感情的に動かす必要があります。それは、不安や困惑をもたらす可能性があります。リスクをとることは怖いもの。
特に、いま現在のレベルや立ち位置で成功していた場合はなおさらです。Bregman氏は、新しいことを始めるとはどういうことか、今一度自らと向き合い、本当に自分がそれを望んでいるかをじっくり考えることを説いているのです。
答えがYesだからといって、成功が約束されるわけではありません。でも、苦しいときにはその気持ちを思い出し、やり遂げる勇気へとつながることでしょう。
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Image: KieferPix/Shutterstock.com
Source: Harvard Business Review
Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]
訳:掘込泰三
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