
11月に入り、秋も深まってきました。今はちょうど、1年でもっとも夜が長く感じる時期です。秋の夜長のお供といえば、やっぱりお酒ではないでしょうか。
仕事から帰ってからの軽い晩酌を、楽しみにしている方も多いかと思います。そこに気の利いたおつまみがあれば、心も弾む夜のひとときが過ごせるでしょう。
とはいえ、仕事のあとで料理をするのはおっくうなもの。でも、スーパーやコンビニで売っているお惣菜では、ちょっと物足りないですよね。そこで、ぱっと作れてお酒がすすむ、お惣菜のアレンジ5品をご紹介します。
ポテトサラダ+ふりかけ

しっとりしたポテトサラダに、ふりかけのサクサクとした食感が楽しい一品。
ふりかけに入っている海苔の磯の香りや、ごまの香ばしさなども加わって、いつものポテトサラダとは一味違ったおつまみになります。
ふりかけには種類がたくさんあるので、使うものによって簡単に味を変えられます。いろいろ試せば飽きずに楽しめそう。ビールやハイボールで、さっぱりと流し込みたくなりますね。
きんぴらごぼう+マヨネーズ

きんぴらごぼうにマヨネーズを合わせると、いわゆるごぼうサラダになります。
ごぼうサラダ自体、お惣菜として売っていますが、それを買ってしまうのは気が早いです。まずはきんぴらごぼうをお弁当などに入れて、そのままの状態で楽しみます。そして夜は、マヨネーズと合わせてごぼうサラダに。こうすることで、一品で二種類の味が楽しめます。
こちらも、ビールやハイボールはもちろん、フルーツ系のサワーにもよく合います。
ごぼうサラダ+山椒

さきほどの、きんぴらにマヨネーズを混ぜたごぼうサラダを使っても構いません。
山椒はたっぷりかけたほうが、おいしいです。鼻に抜けていく香りがとても爽やかで、ごぼうのシャキシャキとした食感も心地良いです。マヨネーズの油分によって山椒の刺激が和らぎ、上品な味わいになります。
山椒の風味が加わると、日本酒にも合うようになります。
ひじきの煮物+クリームチーズ/切り干し大根の煮物+クリームチーズ

どちらの煮物も、甘じょっぱい味付けが濃厚なクリームチーズとよく合います。
ご飯のおかずになるお惣菜ですが、クリームチーズを合わせれば、ロゼや軽めの赤ワインにもぴったりなおつまみに変身します。
特にひじきとクリームチーズの組み合わせは、女性に出しても喜ばれそう。ワイン片手にちょっとおしゃれなお部屋デートのお供になります。
時短で作れて、ゆったりと晩酌を楽しめる
どのアレンジも、1分とかからず簡単にできてしまいます。疲れて帰ってきた夜の晩酌にも、ふさわしいメニューといえるでしょう。
せっかくの秋の夜長ですから、お酒はガブガブ飲んで酔って寝てしまうのではなく、おいしいおつまみと一緒にたしなむ程度にして、ゆっくりと時間をお過ごしください。
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レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
Photo: 大崎えりや
オガワチエコ
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