iPhoneやiPadをテレビにミラーリングする3つの方法
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せっかくの動画やゲーム、iPhoneやiPadなどの小さな画面ではなく、大画面で楽しみたくないですか?
iOSデバイスのコンテンツを、テレビ、プロジェクター、その他のHDMIディスプレイで見る方法はいくつかあります。
それに、ミラーリングは単なる画面の出力ではありません。iPhoneやiPadを使って、動画や音楽を鑑賞しながら、同時にSNSやウェブを楽しむことができるのです。
以下に、その方法を紹介します。
1. AirPlayで動画を送信またはミラーリング

Appleのワイヤレスディスプレイテクノロジー「AirPlay」を使うと、AirPlayレシーバーにワイヤレスで画像を送信できます。
AirPlayを使うには、対応のレシーバーが必要です。中でも一般的なものは、Apple TVでしょう。
Apple TVは、HDMI経由でディスプレイに接続します。セットトップボックスとして機能し、App Storeに専用アプリがあります。
iPhoneで最近撮った写真を表示したり、iTunesやAppleミュージックから音楽を流したりといったいかした機能もあります。
Apple TVのセットアップと使用法については、こちらの記事をご覧ください。
MacまたはWindows PCに出力するには、『AirServer』というアプリ(20ドル)を使います。また、AirPlay対応のオーディオ機器を買えば、音楽のストリーミングも可能です。
ミラーリングと出力の違い
ディスプレイのミラーリングでは、デバイスのアスペクト比(たとえばiPadなら4:3)を維持します。
これに対し、動画やその他のメディアを出力するとは、音楽、動画、ゲームをテレビに送ることを意味します。たいていの場合、後者ができればいいはずです。
AirPlayレシーバーにiPhoneやiPadの画面をミラーリングする方法
- デバイスのコントロールセンターを開く
- 「画面ミラーリング」ボタンをタップ
- 希望のAirPlayレシーバーを選択する

再生中の動画をミラーリングではなく出力する方法
- デバイスのコントロールセンターを開く
- メディアコントロールを長押しまたは3Dタッチ
- 右側のAirPlayボタン(円3つと三角形)をタップ
- 希望のAirPlayレシーバーを選択する

コントロールセンターのアクセス方法
- iPhone X以降の場合、画面右上の角から下向きにスワイプ
- iPhone 8以前の場合、画面下から上向きにスワイプ
- iPadユーザーは、ホームボタンをダブルタップしてAppスイッチャーを開く
AirPlayはワイヤレス接続のため、干渉、Wi-Fiの遅さ、Bluetoothデバイスの古さなどによる悪影響を受けます。ゲームをプレイする場合、入力と画面の間にタイムラグを感じるでしょう。
でも、動画を見る、音楽を聴く、家族と写真のスライドショーを見る、ウェブサイトを見るなどの目的であれば、何の問題もありません。
2. 有線アダプターを利用する

有線アダプターにはいくつかのデメリットがありますが、最新モデルはだいぶよくなっています。
問題の根源は、そもそもiPhoneやiPadのLightningポートが、動画信号を出力するために作られていないことにあります。
Appleの論拠は何であれ(おそらくデバイス小型のためでしょう)、その機能性がアダプターにも引き継がれています。
初期のLightning-to-HDMIアダプターは、解像度が最高900pでした。現在では1080pを公言しているものの、評判はよくありません。
どうやら、頻繁に画面が黒くなったり、ハードウェア故障が発生したりしているようです。
49ドルという価格とこれらの問題を考慮すると、Apple TVのほうが賢明な選択かもしれません。
Lightning-to-HDMIアダプターを使ってiPhone画面をミラーリングする方法
- アダプターをiPhoneやiPadのLightningポートにつなぐ
- HDMIケーブルでディスプレイまたはプロジェクターをつなぐ
- ディスプレイで入力を切り替える
Lightning-to-VGAアダプターも売られていますが、同様の問題があるようです。また、HDCPをサポートしていません。
3. Google Chromecastを使う
ちょっと原理は異なりますが、Googleのワイヤレス「キャスティング」テクノロジーを使えば、iPhoneやiPadのコンテンツをワイヤレスで見ることができます。
35ドル(4k対応のChromecast Ultraは69ドル)で買えるChromecastは、Apple TVに対するGoogleのアンサーで、モバイルデバイスからテレビにコンテンツをストリーミングできます。
Appleによる制限のため、Chromecastを使ってiPhoneやiPadの画面全体をミラーリングすることはできません。
しかし、YouTube、Netflix、Spotifyなど、多くのiOSアプリがChromecastをサポートしています。
Wikipediaに、Chromecast対応アプリが一覧になっているので参考にしてください。
Chromecastの実装方法はアプリごとに多少違うため、iOSアプリから動画などのメディアをストリーミングする方法は1つではありません。
とにかく、使用しているアプリでキャストボタンを探してみてください。
Chromecastに関しては、ChromecastとApple TVの比較記事や、Chromecast Ultraの設定方法の記事なども参考にしてください。
まとめ
離れたディスプレイやオーディオ機器にメディアをミラーリングまたは送信するには、AirPlayがベストですが、お値段も高くなります。
有線のソリューションはあまり洗練されておらず、Lightning規格の設計を考慮すると問題が消えることはないでしょう。
だからこそAppleは、ワイヤレスによるストリーミングを推しているともいえます。
すでにChromecastを持っている、あるいは本当のミラーリングにこだわりがなく、アプリごとの操作方法の違いが苦でないなら、Chromecastもいいかもしれません。
Chromecastの価格でAirPlayの接続性がほしいというわがままなあなたは、Apple TVより安価なAirPlayレシーバーを探してみてはいかがでしょう。
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Image: Denys Prykhodov/Shutterstock.com
Source: YouTube, Apple(1, 2, 3), Google(1, 2), Wikipedia
Original Article: How to Mirror an iPhone or iPad to Your TV by MakeUseOf
訳:掘込泰三
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