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ロン毛の大手外資系IT企業執行役員が教える、オンリーワン人材になる方法

ロン毛の大手外資系IT企業執行役員が教える、オンリーワン人材になる方法
Image: 佐坂和也

ロン毛といって思い浮かぶのは、ミュージシャンくらいでしょうか。街中でもめったに見かけないし、少なくとも私の周りにはいません。

しかしここでは、そのロン毛の大人が就活生にカツをいれるイベント、そんな一風変わった「ロン毛×就活セミナー」から、これからの時代を生きる人たちに役立つ、誰もが知っておいて損はない考え方をシェアしたいと思います。

イベントのキャッチコピーは「譲れない思いを髪にこめて」

セミナーの対象は主に就職を控えた大学生たちですが、就活生どころか全人類に聞いてほしいと思うような名言の数々が連発しました。

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左から、ヘアサロンササキ店長; 佐々木岳史さん、外資系IT企業執行役員: 澤円さん
Image: 佐坂和也
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左から、フリー編集者; 木下拓海さん、司会進行: 田汲洋(インフォバーン 新卒採用担当)
Image: 佐坂和也

それではこの怪しげで斬新なネーミングのイベント登壇者を紹介します。

フリー編集者の木下拓海(きのしたたくみ)さん、銀座で老舗理容室ヘアサロンササキの店長を務める佐々木岳史(ささきたけし)さん、そして今回の主役である、澤円(さわまどか)さんは大手外資系IT企業で執行役員を務めています。

残念ながら、現役のロン毛さんは澤さんのみ。やはりロン毛は絶滅危惧種です…。ですが、木下さんは、ロン毛出身者。雑誌でロン毛特集を組んだこともあり、佐々木さんは仕事でロン毛を扱う人。そのため、お三方のロン毛トークも随分と盛り上がりました(?)

しかし、ロン毛トークから就活にどう繋げるのか? 会場には徐々に妙なドキドキ感が漂い始めます。

度々訪れるこの空気感を、ビシッとまとめてくれるのが、澤さんでした。

エラーのない人間が一番迷惑

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大手外資系IT企業執行役員の澤円さん
Image: 佐坂和也

企業の最終面接官を担当している澤さん。

無難にまとめてくるヤツ=エラーが起きないヤツ」がもっとも困るのだと言います。何百人といる面接者。

このうちの多くが、ブラックスーツに個性のない髪型で興味のそそられない経歴を語る。

このような人たちは印象にも残らず、もはや迷惑なのだとか…

澤さん:自分ならこうしてこの会社をよくするといった具体的な提案がほしい。過去ではなく未来の話をしよう。もちろん、提案するためには、徹底的に考えなければいけない。

サークルの会長とかゼミ長をやっていたとか正直どうでもいい、とバッサリ。自分が入ったら何を変えられるか。それを徹底的に考えてきてほしいのだそうです。

みんな"普通"を疑わない

このように、無難に"普通"でいることへの慣れ、普通であること=安心できるという世の中に対して、

こんな一幕がありました。

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フリー編集者の木下拓海さん
Image: 佐坂和也

フリー編集者の木下さん:なんでみんないまだに通勤してるんですかね?

澤さん:考えてないんだよ。ルールとしてそうなっていること、書いてあることを日本人は疑わない。ルールは自分で作っていけばいいというのが僕の持論。

澤さん自身、出社するという決まりはなく、結果を残すことにフォーカスするという働き方をしています。

「ルールは自分で作る。」インパクトのある言葉です。

また澤さんは会場へこう投げかけます。

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Image: 佐坂和也

「これって、やる意味ありますか?」「やめませんか?」と言える人になろう。

そんなことを言える人はなかなかいないですよね。

普通を疑うこと。普通ってなんだ? 何を持って普通というのか。頭がこんがらがる問いですが、これを掘り下げていく必要があると言います。

また、理容師の佐々木さんも「普通」に困ることがあるんだとか…。

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ヘアサロンササキ店長の佐々木岳史さん
Image: 佐坂和也

理容師の佐々木さん:「もみあげの長さを聞いた時に、『普通でお願いします』って一番困る! 答えになってない。『おまかせで』ならいいんだけど。」

これ言っちゃってる人、多そうです。

オンリーワンになるために「タグ」を3つ持て

じゃあどうすればいいんだ!

普通から抜け出すヒントに、澤さんがこんな例をあげます。

金星と木星、どっちが上にある?

そんなものは無い。下も上も無い。

みんな二次元で競っているから、「あの人より上だとか下だ」という話になってしまう。

自分のポジションについて、三次元的に考えよう。

三次元的に存在し、自分がなぜそこにいるのかを説明できるようにする。それがアイデンティティとなるのだそうです。

そして三次元的に存在し、オンリーワンになるために欠かせないのが「タグ」です

タグとはどういうことか。例えば澤さんのタグの一つはまさに「ロン毛」。話が上手い人やプレゼンが上手な人、お金持ちな人など、「◯◯な人=タグ」。このタグを3つ持つことで、それぞれが世界一でなくても、特別でユニークな人になれるのだと、澤さんは語ります。

興味ある事柄を持ち、インプット→発信のサイクルを作る

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Image: 佐坂和也

会場からの質疑応答でも、ためになる言葉をいただきました。

── 「疑問を持つためには、どうしたら良いでしょうか? 」

澤さん:「まずは、何かに興味を持つこと。あるいは人に教えたいことを持って、質問に答えられるようにする。そしてそのためには発信しなければならない。発信して自分を枯渇させて、インプットする。このサイクルを繰り返しているうちに、疑問なんていくらでも出てくる。」

もしSNSで鍵をつけているなら、今すぐ外すべき。そうすることで、今までよりも発信に勇気が必要になるけど、それが発信力になっていくのだと語ります。

続いての質問は、大学生らしい質問でしたが、澤さんからは厳しい言葉が…。

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Image: 佐坂和也

── 「 就活する上で勉強するといいことなどありますか? 」

澤さん:「そもそも、就活のためにやるという考えを捨てよう。就活のためのスキルなんて使い捨てに過ぎない。大切なのは、これなら続けられそうだ、情熱を燃やせそうだというものを見つけて、それについて毎日考える。毎日続けることで、一分一秒が大事になり、一生右肩上がりに成長して行ける。そしてそれが『タグ』になっていく。」

就活のためなんて考えても苦しくなるだけ。人生を楽しむためにやるということですね。

でもこれって難しい。大学生である自分の周りにも、TOEICや資格取得などを、就活にとらわれているやっている人がほとんど。人生のためにやっている人ってどれくらいいるのかな…と話を聞きながら思いました。

学生だけでなく社会人の人たちにも「グサッ」と刺さるものがあるのではないでしょうか。個人的には、金星と木星の例え話が興味深かった。二次元で考えるから、他人と競ってしまう。オンリーワンになるためには三次元で考える。なるほどなあ、と納得です。

一方で、良くも悪くも我々は「協調性」を重んじる日本にいます。多くの人は、型にはまることが良しとされる中で育ってきました。「タグ」を持ち、オンリーワンになるためには、この協調性という逆風に立ち向かっていくことになるかもしれません。

しかし、質問の回答にもあったように、”一生右肩上がりに成長”していくうえで、何かのためにやるというのはナンセンス、これなら情熱を燃やせるということに注力していくという考え方は、毎日意識していきたいポイントです。他人は他人。協調性にとらわれず、自分はどうしたいのか、主体性が非常に大事な要素となりそうです。

一生涯成長し続けるオンリーワンへ。まずは身の回りの”普通”を疑うことから始めようと思います。

Image: 佐坂和也

Source: インフォバーンが「 ロン毛×就活セミナー」を開催

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