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ハサミで切って煮るだけの手間なし調理。保存もできる旨味たっぷり「オイルさんま」

ハサミで切って煮るだけの手間なし調理。保存もできる旨味たっぷり「オイルさんま」
Photo: 大崎えりや

いよいよ本格的な秋の訪れを感じるようになってきました。食欲の秋と言われるように、心地よい気候で食欲が増す季節です。

また、多くの食材が旬を迎えますが、今回取り上げるのはさんま(サンマ・秋刀魚)です。脂がのって味も濃厚。塩焼きにすれば、ご飯なんて何杯でも食べられそう。

でも、今回使用するのは干物。そして、調理法はオイル漬けです。

オイル漬けというと、イワシなどの小魚を使ったオイルサーディンがよく知られていますが、さんまを使うことで魚の身のおいしさがたっぷり味わえます。

それに干物とはいえ、旬のさんまを干物にしているので、生のものに引けを取らないおいしさ。また、オイル漬けにすることで、保存ができて、長く楽しめます。さらにパスタサンドイッチ応用することも可能です。

干物を使えば下処理なしですぐ調理できる

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Photo: 大崎えりや

より手軽に作るためのポイントは、食材選びです。最初から塩気がある干物を使うことで、本来ならば必要な塩漬けの工程を省略することができます。

また、乾燥スライスにんにくを使えば、にんにくの皮をむいたり切ったりする手間も省けます。すると包丁もまな板も使う必要がなく、洗いものも減ります。

これらの要素を押さえることで、かなりの手間なし調理が実現。普段料理をしない方や忙しい方にも作りやすいレシピになっています。

オイルさんまの作り方

▼材料

さんまの干物(一夜干しなど)……2尾

乾燥スライスにんにく……大さじ2

鷹の爪 ……1本

ローリエ ……1枚

オリーブオイル……1カップ

塩……ふたつまみ

▼作り方

STEP1:切る

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Photo: 大崎えりや

キッチンバサミでさんまの頭を切り落とし、3センチ幅に切って片手鍋に入れる。切ったさんまの骨に並行にハサミを入れて、さらに半分にしてもいいです。

は煮込めば食べられるので付いたままでかまいませんが、子どもやお年寄りなど、骨が気になる方が食べるようなら取っておいてください。

さんまを切るのにキッチンバサミを使用することで、包丁やまな板を使わずに済みます。切ったものをそのまま鍋に入れれば、洗い物も増えません

使用するは、雪平鍋などの薄いものではなく、底の厚いものにしましょう。

STEP2:鍋に入れる

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Photo: 大崎えりや

1にスライスにんにく、鷹の爪、ローリエを入れて、オリーブオイルを注ぐ。さんまが上に出てしまうようなら、オリーブオイルを足してください。

STEP3:弱火にかける

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Photo: 大崎えりや

火にかけて、さんまから泡が出てきたら、ごく弱火にする。箸などで触ると身が崩れるので、触らないでください。

STEP4:煮込む

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Photo: 大崎えりや

そのまま25分ほど煮込む。鍋底にさんまがくっつくのを防ぐため、途中で箸を使い、様子を見る。

STEP5:塩を入れて味を決める

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Photo: 大崎えりや

火を止めてを加えて、オイルに塩気をきかせる。こうすることで、オイルだけをパンにつけておいしく食べられます

できあがり

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Photo: 大崎えりや

すぐに食べる場合は耐熱容器に入れ、保存する場合は冷まして瓶に入れて、できあがり。

瓶は冷蔵庫で保存します。日が経ったオイルさんまも、オリーブオイルがなじんでおいしいです。オイルでコーティングされたさんまのツヤ。見ただけで食欲をかきたてられますよね。

オイルまでおいしいから、パンもご飯もパスタにも合う

オイルさんまはご飯にもパンにもよく合い、オイルにはさんまとにんにくの風味が溶け出しています

この旨味たっぷりのオイルだけでも、パンやワインにぴったり。パスタソースに使えば、深い香りと味わいが加わります。

また、さんまは低温でコトコト煮込んであるので骨まで食べることができ、その香ばしさも楽しめます。

これからますます秋は深まっていきます。せわしない日々を送られている方も、たまにはこういう料理を食べながら穏やかなひとときを過ごし、物思いに耽ってみてはいかがでしょうか。

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レシピ・文オガワチエコ

料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。

Photo: 大崎えりや

オガワチエコ

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