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大事な場面でベストな決断をするためのコツ

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大事な場面でベストな決断をするためのコツ
Image: Getty Images

日々の買い物から、仕事、恋愛、その他人間関係まで、人生には決断を迫られるシーンがたくさんあります。

そして決断の大きさも、間違った決断をしてもやり直せるレベルのものから、人生を大きく左右するものまでさまざまです。大事な場面でベストな決断をするために必要なコツはあるのでしょうか。

選択肢を一度に並べて比較する

学術誌『Organizational Behavior and Human Decision Processes(組織行動学と人の意思決定プロセス)』に発表された研究「Choosing one at a time? Presenting options simultaneously helps people make more optimal decisions than presenting options sequentially(一度に選択する?選択肢を同時に提示する場合、順次提示するよりもより最適な決断ができる)」によると、このタイトル通り、

選択肢を順番に見るよりも、ずらっと並べた状態で比較するとよいそうです。

本研究では、これまであまり注目されてこなかったチョイス・アーキテクチャの要素、つまり選択肢が同時に提示されるのか、それとも順次提示されるのかということを調査した。被験者らは、選択肢が同時に提示された場合に、順次に選択肢を提示された場合よりも優位な選択肢を選ぶ傾向にあった。

Science Direct 」より翻訳引用

チョイス・アーキテクチャとは、選択肢を提示するためのいろいろな形式のことで、その要素が変わると消費者などの決断に影響を及ぼします。

何かの決断に迷ったときは、選択肢の特徴を項目別にできるだけ詳しく紙に書きだして、自作の比較表を作ってみるとよさそうです。

自分の「ベスト」は精神的? 物質的?

ところで、何をもって「ベストな決断」というのかは、じつは人それぞれではないでしょうか。

自分の性格に合った「ベスト」を探すためには、精神的満足を大切にしたいタイプなのか、目に見える物質的満足を重視するタイプなのか見極めることも大切なようです。

心理学では、あらゆる選択肢をかき集めてそのなかから厳選する「Maximizer(マキシマイザー、最大化する人)」タイプと、ある程度の基準を満たしていれば満足する「Satisficer(サティスファイサー、満足する人)」タイプに分類されています。

そして、これまでは「足るを知る」サティスファイサーのタイプが幸福度が高いと言われてきました。

しかし、個人差に関する学術誌『Journal of Individual Differences(ジャーナル・オブ・インディビジュアル・ディファレンス)』に発表された最近の研究「Is Maximizing a Bad Thing? Linking Maximizing Tendency to Positive Outcomes Through Future-Oriented Thinking(最大化は悪いことなのか? 最大化傾向と未来志向によるポジティブな成果との関係)」によると、マキシマイザーにも以下のような優れた点があることが明らかに。

当初は、この形式(最大化傾向)は、人生におけるネガティブな結果(決断の後悔、人生への不満、憂うつ等)と関連付けられてきた。しかし、最近の研究では、反対の結果を示しはじめた。

(中略)

マキシマイザーは、より多く貯金をしようとし、そして実際により多くの貯金を有し、次世代を導くことに多大な関心を示し、「時間選考(注: 将来のためにお金を貯めておくより今使ってしまう)」型の行動をあまりとらない傾向にある。

hogrefe」より翻訳引用

つまり、マキシマイザーは貯金が得意。財布のヒモが固い傾向にあるようです。今この瞬間の幸せ気分を重視するのか、それとも忍耐と苦労の果てにある豊かさを尊ぶのか...。

「ベストな決断」をして有意義な人生を送るためには、まず自分を知ることが大切かもしれませんね。

Image: Getty Images

Source: Science Direct, hogrefe

カフェグローブより転載(2018.07.19 )

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