ビル・ゲイツと世界を変えた友人の存在「彼がいなければマイクロソフトはなかった」
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10月15日、マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏が亡くなりました。
マイクロソフトがあるのはポール・アレンのおかげ
「マイクロソフト=ビル・ゲイツ」のイメージが強いのですが、ビルに最大の影響を与えたのがポールだったのです。
ビル・ゲイツは、「The Atlantic」に掲載された追悼文の中で、「彼との出会いが自分の人生を変えた」「彼がいなければマイクロソフトはなかった」と断言しています。
ビルがハーバード大中退を決めたポールの一言
1974年12月、ハーバード大の学生だったビル・ゲイツが中退を決意したいきさつにも触れられていました。
ある日、ポールにせかされてニューススタンドへ同行した。
そして『Popular Electronics』誌の1月号を見せられた。表紙には、強力な新しいチップで動作するAltair 8800という新しいコンピューターが載っていた。
ポールに「ぼくらのいないところでこれが起こっているんだよ!」と言われた。
それが、ぼくの大学生活の終わりと、新しい会社マイクロソフトの始まりの瞬間だった。マイクロソフトはポールがいたから生まれたんだ。
人生が変わったという出会いがある幸せ
日本でも転職が当たり前になってきた今では、職場で長年の友情を築くのはなかなか難しい。プライベートでも結婚や転勤や出産など、多忙なうえにいろいろあって、学生時代の友人と関係を保ち続けることも簡単ではなくなっています。
13、14歳のときに2歳年上のポールと出会い、すぐに彼を尊敬するようになったというビル・ゲイツ。ふたりは仕事のパートナーとしてまた友人として時間をともにしてきました。
意見の食い違いなどももちろんあったはずですが、ポールの与えた影響を振り返って、ビルだけではなく、私たちにも驚嘆と賞賛の念があらためて浮かんできます。
この簡潔な追悼文を読んで、「この人に出会わなければ、いまの自分はなかった」と言える出会いがあるというのは、どんなに幸せなことかと思いをめぐらせました。
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Source: The Atlantic
Image: Gettyimages
ぬえよしこ
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